海外FX初心者

当記事は執筆時点の最新情報に基づいて発信しています。現在の最新情報とは異なる場合がありますので、最新情報はこちらよりご確認下さい。
XMTrading(エックスエム)のVPSは、取引サーバーに近いBeeks社から提供されているため、約定スピードの向上が期待できます。さらにXMでは、規定の条件を満たすことで無料VPSを利用できるメリットもあるため、VPSを利用しやすい海外FX業者でしょう。
しかし、XMのVPSを利用する際には、十分なスペックがあるのかや、国内VPS業者と比較して使いやすいのかなど、不安や疑問も感じるのではないでしょうか。
この記事では、XMのVPSについて、スペックや国内業者との比較、さらに利用開始までの手順などを分かりやすく解説します。

この記事の目次
XMのVPSとは
最初は、仮想専用サーバー(VPS)の概要や、XMTrading(エックスエム)で利用できるVPSについて解説していきます。
VPSとは
VPSとは「バーチャル・プライベート・サーバー」の略称で、1台の物理サーバーを仮想化技術によって分割し、個別に使える仮想的なサーバー環境が提供されるサービスのことです。ユーザーはVPS業者からサーバーをレンタルし、リモート接続によって利用することで、異なるPCやスマホなどから「ネット上にある仮想のPC」として使うことができます。
FX取引でVPSを利用する場合、VPSにMT4 / MT5をインストールし、そのプラットフォームを通じてブローカーのサーバーにアクセスして取引する、という使い方が一般的です。
VPSを利用する大きなメリットに、自宅PCを常時稼働させなくても、24時間休みなくMT4 / MT5を動かし続けられることがあります。さらに、一般的にVPSではWindowsOSを搭載しているため、MacやスマホなどのWindows以外のデバイスからでも、Windows版のMT4 / MT5にリモート接続して操作できる点も魅力です。
XMはBeeks社のVPSを提供
XMは自社でVPSを提供しているわけではなく、 ユーザーはXMを通してBeeks社のVPSを利用する形になります。
Beeks社はイギリス・スコットランドに本社を置き、2011年からサービスを開始しているFX専用VPSの大手業者です。Beeks社では通常のVPSとは異なり、以下のようにFXトレードに最適な環境が整えられています。
Beeks社 FX専用VPSの主な特徴
- サーバーの稼働率が99.99%以上
- エクイニクス内にサーバーを設置
- RAID10による強固なバックアップ
一般的なVPSなら、もし1日に10分の停止時間があったとしても、大きな問題ではないかも知れません。しかし、FX取引では稼働率の低さは取引での損益に直結するリスクがあります。
また一般的には、接続速度を多少犠牲にしても、なるべく地価の安いロケーションにVPSサーバーを設置したほうが、低価格で提供できます。しかしFX取引の場合、約定力の低下はスリッページなどのリスクにつながってしまうでしょう。
Beeks社のFX専用VPSでは、取引チャンスを逃さないためにVPSの稼働率は99.99%以上となっています。また、世界中の金融機関も使用するエクイニクスデータセンター内にVPSサーバーを設置することで、極めて遅延の少ない約定環境を提供しています。
Beeks社では、高品質の環境に実績に裏付けられた、FX専用VPSが提供されているといえるでしょう。
RAID10(レイドテン など)とは、VPSなどにおいてデータの保護と高速化を両立させる構成のことです。RAID1(ミラーリング:バックアップ性)と、RAID0(ストライピング:速い書き込み速度)の組み合わせとなっており、最低でも4台のディスクを使用してデータ保護と高速化を実現しています。安定したEA運用などに最適ですが、その反面コストは高めというデメリットがあります。Beeksでは、RAID10による強固なバックアップにより、安定した環境が提供されています。
「1,000ドル+5ロット」以上で、無料VPSを利用可能
XMTrading(エックスエム)では、基本的に月額28ドルでVPSを利用できます。
しかし、一定の取引量と残高の条件を同時に満たすことで、Beeks社のVPSを無料で利用することが可能です。
以下は、XMで無料VPSを利用するための条件です。
XMの無料VPS利用条件
- 口座残高が1,000ドル以上
- 月に往復5ロット(50万通貨)以上の取引
口座残高は、1つの取引口座ではなく、アカウント内にある残高の合計です。また取引量はスタンダード口座等では往復5ロットですが、取引規模が100分の1に設定されているマイクロ口座では、500ロットに相当する点にご注意下さい。
VPSの申請時に残高と取引量に関する条件を2つとも満たしていれば、無料VPSを利用できます。
また無料VPSを利用中の場合は、毎月1日の更新日に条件を満たすことで、無料利用を継続できます。
XMのVPSと国内VPSを比較
VPSを選ぶ際、XMTrading(エックスエム)のVPSだけでなく国内VPS業者のプランも、選択肢として候補に挙がるのではないでしょうか。
ここからは、XMのVPSと国内VPSを比較し、特徴や乗り換え時の注意点などを解説していきます。
XMのVPSと国内VPS【スペック比較】
まずは、XMのVPSと国内VPS(お名前.com FX自動売買専用VPS)について、主要なスペックや条件を比較してみましょう。
XMのVPSと国内VPS(お名前.com)の比較(※1)
項目 | XM VPS | お名前.com FX自動売買専用VPS |
1ヶ月契約時の価格 | 28ドル(約4,000円) |
2GBプラン:2,640円
3GBプラン:3,630円 4GBプラン:4,620円 5GBプラン:5,610円 (※2) |
容量 | HDD 30GB | 全プラン SSD150GB |
vCPU | 1vCPU |
2GB・3GBプランは2コア
4GB・5GBプランは3コア |
OS | Windows Server 2022 | Windows Server 2019 |
ロケーション | エクイニクス・ロンドン データセンター内 |
非公開 |
日本語サポート | あり | あり |
1ヶ月契約時の価格 | |
XM VPS | 28ドル |
お名前.com FX自動売買 専用VPS |
2GBプラン:2,640円
3GBプラン:3,630円 4GBプラン:4,620円 5GBプラン:5,610円 (※2) |
容量 | |
XM VPS | HDD 30GB |
お名前.com FX自動売買 専用VPS |
全プラン SSD150GB |
vCPU | |
XM VPS | 1vCPU |
お名前.com FX自動売買 専用VPS |
2GB・3GBプランは2コア
4GB・5GBプランは3コア |
OS | |
XM VPS | Windows Server 2022 |
お名前.com FX自動売買 専用VPS |
Windows Server 2019 |
ロケーション | |
XM VPS | エクイニクス・ロンドン データセンター内 |
お名前.com FX自動売買 専用VPS |
非公開 |
日本語サポート | |
XM VPS | あり |
お名前.com FX自動売買 専用VPS |
あり |
- 2025年6月20日時点の情報です。
- このほか、8GBプランと9GBプランも提供されています。
XMのVPSは約定力を重視している反面、スペックとしては控えめです。一方で国内VPS(お名前.com)は低価格とスペックの高さが目を引く反面、サーバーのロケーションは非公開とされています。
トレーダーの考え方やトレードスタイルによって、どちらも十分な選択肢になります。例えば、スキャルピングやブレイクアウトを狙う自動売買プログラム(EA)であれば、高い約定力が期待できるXMのVPSがおすすめです。反対に、デイトレードやスイングトレードのEAであれば、約定力よりもコストなどを重視して国内VPSを選択する、などの方法もあるでしょう。
海外FXの取引で主に使用されるMT4 / MT5では、EA(エキスパート・アドバイザー)と呼ばれる専用プログラムを使用して、自動売買を行うことができます。EAには多種多様の戦略があり、性質の異なる複数のEAを組み合わせてポートフォリオを組むことが可能です。
国内VPSからXM VPSへ乗り換えは可能?
「国内VPSを使ってきたけど、XMの無料VPSの条件が達成できたので、VPSを乗り換えたい」のようなシーンは珍しくないでしょう。
ここからは、そんなときに使えるVPSの乗り換え方法について解説します。VPSの乗り換えにはいくつかの方法がありますが、以下はその基本的な手順です。
XM VPSへの乗り換え手順
- XMのVPSに申し込み、利用開始
- XM VPSにMT4 / MT5をインストール
- 新しいMT4 / MT5に取引環境を構築
- 使用中のVPSを解約
この中で分かりにくいのが、3番目の「新しいMT4 / MT5に取引環境を構築」ではないでしょうか。
基本的には、使用中の旧VPSにあるMT4 / MT5の「データフォルダ」を開いて各所の内容をコピーし、XMの新しいVPSにあるMT4 / MT5のデータフォルダに適宜ペーストしていくことで可能です。
しかし、この作業はMT4 / MT5への知識が必要なので、使用しているEAが少ない場合などは、新しいMT4 / MT5に最初から再構築していく方法もおすすめです。
XMのVPSを使うメリット
ここからは、XMTrading(エックスエム)のVPSを使うメリットを解説していきます。
XMのサーバーに近く、通信速度の高速化が可能
約定速度の向上が期待できることは、VPSを使用するメリットです。しかし、FX業者の取引サーバーとVPSのサーバーが地理的に近くなければ、約定力は向上しません。
XMのVPSでは、XMの取引サーバーとBeeks社VPSのサーバーがどちらもロンドンにあるため、高速の約定力を活用した取引が可能です。
ここで、日本にある自宅PCからXMのサーバーに接続した場合と、Beeks社のVPSから接続した場合でスピードを比較してみましょう。
通信スピードは、MT4 / MT5の右下の「接続状況」にある「応答速度(Ping値)」で比較できます。Ping値とは通信の往復にかかる時間で、単位のms(ミリセカンド)は、「1ms = 1/1000秒」になります。
この計測の場合、日本のPCからだと「233.56ms」、VPSからだと「6.57ms」であり、応答速度は約227ms(約0.2秒)と大幅な短縮が実現できました。約定速度の違いが損益の違いにつながることもあるので、XMのVPSを使用することで、より安定した取引環境を手に入れられるでしょう。
RAMは2.5GBあり十分なスペック
XMのVPSは以下のようなスペックとなっています。
XM VPSのスペック
RAM | 2.5GB |
HDD | 30GB |
CPU | 1vCPU |
OS | Windows Server 2022 |
上記スペックのVPSでは、MT4 / MT5の推奨起動数は3つまで、稼働させるEAは1つのMetaTraderにつき3つまで(合計最大9つ)とされています。
自動売買の経験豊富なトレーダーにとっては物足りないスペックかも知れませんが、EA初心者や一般的なトレーダーにとっては十分な仕様です。もちろん、裁量トレードとしてVPSを活用する場合でも、不足のないスペックでしょう。
自宅PCを使わなくてもMT4 / MT5を稼働できる
VPSでは、自宅PCやスマホなどからリモート接続し、VPSにインストールしたMT4 / MT5を操作します。自宅PCを使わず、VPSにあるMT4 / MT5で取引することで、以下のようなメリットを得られます。
VPSを使用するメリット
- 通信不良などの問題が起きにくい
- 停電などのトラブルや、災害などによる障害に強い
- 自宅PCを使わなくても、VPS上でMT4 / MT5を稼働させられる
- 異なるデバイス・OSからでも、同じMT4 / MT5を利用できる
VPSユーザーにとっては、メンテナンスフリーで安定したネット接続環境を使い続けられるメリットがあります。停電や予期しない再起動など、自宅PCで起こり得る機器トラブルに強いことは、VPSのメリットでしょう。
また、VPSを使用することで、デバイスやOSの違いを超えて、MT4 / MT5による取引環境を構築できます。
VPS特有のメリットがおすすめのトレーダーについては、本記事の「XMのVPSがおすすめのトレーダーとは」で詳しく解説しています。
日本語サポートに対応
XM公式サイトには「VPSサービス申請後のサポートは、VPS提供会社であるBeeksFXより直接提供されます。」と記載されており、VPSに関してXMのカスタマーサポートは利用できません。
しかし、Beeks社には日本法人があり、カスタマーサポートへの問い合わせは日本語で行えます。また公式サイトは十分に日本語対応されているので、英語が苦手な方でも利用しやすいでしょう。
ただし、Beeks社でVPSを契約した後に送られるメール(IPアドレスやパスワードの連絡など)は、英語で記載されています。完全に日本語対応されているわけではないので、ご注意下さい。
XMのVPSを使うデメリット・注意点
続いて、XMTrading(エックスエム)でVPSを利用する際のデメリット・注意点を解説します。
無料条件を満たさないと有料に切り替わる
XMのVPSには特に大きなデメリットはありませんが、無料VPSを利用する場合は注意が必要です。
無料VPSを継続して利用するには、「口座残高が1,000ドル以上」「月に往復5ロット(50万通貨)以上の取引」という2つの条件を、同時に満たす必要があります。
しかし、毎月1日の更新日にどちらかでも条件を満たしていない場合は、自動的に有料契約に切り替わり、月額料金である28ドルが口座から自動的に引き落とされます。また、口座に十分な資金がない場合は、VPSは自動解約となります。
必要な条件を満たせば、再び無料VPSを利用できますが、無料VPSを利用中は、条件の達成状況を把握しながら取引したほうが良いでしょう。
XMで口座開設しないと使えない
XMのVPSは、口座開設済みのユーザーのみが利用できます。「XMの取引条件やVPSに興味があるけど、まだ口座開設していない」という方は、新規口座開設を完了した後で、VPSを申し込みましょう。
FXplusではXMとのタイアップ企画として、当サイトから口座開設されたユーザーに対して、15,000円の口座開設ボーナスと、ゴールドステータスをプレゼントするキャンペーンを行っています。通常の口座開設よりも良い条件で取引開始できるチャンスですので、ぜひこの機会をご活用下さい。
XMのVPSがおすすめのトレーダー【4タイプ】
ここからは、どんなトレーダーにとってXMTrading(エックスエム)のVPSがおすすめなのか、4つのタイプごとに解説していきます。
XMのVPSがおすすめのトレーダー【4タイプ】
- 海外FXの無料VPSを使ってみたい
- 24時間休みなく自動売買を行いたい
- スマホでもEAを操作したい
- MacでWindows版MT4 / MT5を使いたい
タイプ1:海外FXの無料VPSを使ってみたい
海外FXの中には無料VPSを提供している業者がいくつかありますが、その中でもXMは無料条件を達成しやすい業者です。
ここでいくつかの海外FX業者について、無料VPSの条件を比較してみましょう。
海外FX各社の無料VPS条件
今回比較した中では、XMとTitanFX(タイタン FX)の無料VPS条件が同等となっており、達成しやすいことが分かりました。
無料VPSの条件になっている口座残高と取引を満たせるトレーダーにとって、XMの無料VPSは利用しやすくおすすめです。
タイプ2:24時間休みなく自動売買を行いたい
自動売買のパフォーマンスを最大限に発揮するには、相場が動いている間はEAを休みなく稼働させなければいけません。しかし自宅PCで、EAをインストールしたMT4 / MT5を24時間休みなく走らせるには、PCをつけっぱなしにする必要があります。
自宅PCで24時間休みなく自動売買を行う際は、以下のような問題が生じます。
自宅PCで自動売買を行うデメリット
- PCや周辺機器の消耗
- 突然のシャットダウンなどのPCトラブル
- 通信状況が常に安定しているとは限らない
- 電気代の増加
上記の問題のうち、PCの消耗や通信のトラブルは、VPSを使用することで解決可能です。VPSでは、業者が機器や通信のメンテナンスを行うので、EAをインストールしたMT4 / MT5を、24時間休みなく安定して稼働させられます。
もちろん、VPSを利用する際はレンタル料がかかるので、自動売買による収入とのバランスは考慮しなければいけません。VPSのコスト対策としては、XMの無料VPSを利用したり、確定申告時に経費として計上したりする方法があります。
タイプ3:スマホでもEAを操作したい
MetaTraderでは、iOSやAndroidに対応したスマホなどで使える「MT4アプリ / MT5アプリ」がリリースされています。
スマホアプリ版MT4 / MT5は便利なトレードツールですが、EAやカスタムインジケーターをインストールには対応していません。そのため、スマホで行えるEAの操作は、現在保有中のポジションを決済することに限られ、稼働の停止・開始などの操作は行えません。
もし外出先でEAの管理をしたい場合は、VPSの使用がおすすめです。スマホからVPS上のMT4 / MT5にアクセスすることで、EAに対応したWindows版MT4 / MT5を操作できます。
タイプ4:MacでWindows版MT4 / MT5を使いたい
PC版のMT4 / MT5は、Windowsの他にMacやLinuxなどのOSでも利用できます。
しかし、PC版MT4 / MT5は基本的にWindows用のアプリケーションなので、MacやLinuxで使用する場合は、Wineというツールを介して稼働させなければいけません。
Wineによって動かしているMac / Linux版のMetaTraderは、文字化けや動作不良が発生することがあるほか、特にEAを使った自動売買は行いにくい場合があります。
そのため、MacやLinuxで安定した自動売買環境を手に入れるには、リモートでWindows版MT4 / MT5を使用できるVPSが最適です。
Wineとは、MacやLinuxでWindows専用アプリを動かすための仲介役となるツールです。海外FX業者などからMac / Linux版のMetaTraderをダウンロードした場合、Wineも同梱される形になっています。アプリなどの別途インストールは不要で、MacやLinuxでWindows版のMT4 / MT5を利用できます。
XM VPSの申込方法
ここからは、XMTrading(エックスエム)会員ページから、VPSを申し込む手順を解説します。
大まかに分けて、以下2つの手順で申込みは可能です。
XMのVPSを申し込む手順
- XM会員ページからVPSを申込む
- VPSの情報が記載されたメールを受け取る
XM会員ページからVPSを申込む
XMのVPSは、会員ページ内にあるVPSページから申し込めます。
XM会員ページにログインしたら、画面左のメニューから「さらに表示する」→「取引ツール」と進み、「VPS」を選択します。
「仮想専用サーバー(VPS)」というページが開くので、各種条件について確認した上で、「VPSをリクエストする」を選択しましょう。
確認画面が表示されるので、「確定」を選択して申込みを完了させます。
確定ボタンをクリックしたら、申請完了の確認画面が表示されるので「OK」を選択しましょう。
VPSの情報が記載されたメールを受け取る
XM会員ページからVPSをリクエストしたら、提供元となるBeeks社から申込み完了を知らせるメールが届きます。メールは、登録アドレスまで24時間以内に送信されるので、ご確認下さい。
Beeks社からのメールにはVPS接続に必要な情報が記載されているので、大切に保管しましょう。
XM VPSの接続方法
続いて、VPSの接続方法を解説します。
XMのVPSを接続する基本的な手順は、以下の通りです。
- メール内のリンクからRDPファイルをダウンロード
- 「リモートデスクトップ接続」でVPSに接続する
メール内のリンクからRDPファイルをダウンロード
Beeks社から送られるVPS申込み完了のメールには、VPS接続に必要な情報として、以下の内容が含まれています。
VPS接続に必要な情報
- IPアドレス
- ユーザーネーム
- パスワード
- RDPファイルのダウンロードリンク
上記リストのうち、最初に行うことはRDPファイルのダウンロードです。メール内にリンクがあるので、そこからダウンロードしましょう。
RDPファイルとは、VPSに接続するために必要な情報をあらかじめ設定したファイルのことです。
「リモートデスクトップ接続」でVPSに接続する
VPSのサーバーに接続するには、「リモートデスクトップ接続」という機能を使用します。Windows PCをご利用の場合は、タスクバーにある検索ボックスから 「リモートデスクトップ接続」と入力し、検索結果にあるリモートデスクトップ接続を開きます。
リモートデスクトップ接続のウィンドウが開いたら、「コンピューター(C):」の欄に、メールに記載されているIPアドレスを入力して先に進みます。
MacやスマホからVPSに接続するには?
MacやスマホからVPSに接続する方法はいくつかありますが、Microsoft社がリリースしている「Windows App」の利用がおすすめです。Windows Appは、無料で利用できるだけでなく、Windowsサーバーを搭載したVPSに最適化されており、海外FXトレードで使いやすい特徴があります。
VPSのログイン画面が開いたら、メールに記載されている「ユーザーネーム」と「パスワード」を入力します。初回ログイン時はパスワードの変更を求められるため、設定した上でログインしましょう。
XM VPSの解約方法と注意点
XMのVPSは、会員ページ内にある「VPS」からいつでも解約できます。ただし、解約申請を行った時点で解約となり、支払い済みの月額料金について日割り計算は行われない点にご注意下さい。
XMのVPSを活用し、取引環境を強化しよう
今回は、XMTrading(エックスエム)のVPSについて、詳しく解説してきました。
XMでは、サーバー間の距離が極めて近いBeeks社のVPSを利用できます。VPSを利用することで、FX取引において重要である約定力の向上が期待できるでしょう。
さらにXMのVPSは、「1,000ドル以上の残高 + 5ロット以上の取引」を月ごとに達成することで、高品質VPSを無料で利用可能です。無料条件に達していなくても、XMユーザーであれば誰でも、28ドルの月額料金で使用できます。
特に、EAによる自動売買を本格的に行う場合は、VPSは必須ともいえるツールです。XMの無料VPS条件は海外FX業者の中でも低めなので、興味のある方はぜひ活用してみて下さい。
編集部の
コメント
使用中のVPSを解約してから、XMのVPSへの移行作業をしてしまうと、既存の取引環境のバックアップが取れない恐れや、取引の空白期間ができてしまうリスクがあります。そのため、基本的に新しいVPS環境を整えてから、古いVPS環境を解約するほうが良いでしょう。