海外FX初心者

仮想通貨専用のクレジットカード「SlashCard(スラッシュカード)」のリリースが発表されました。
仮想通貨のクレジットカードは日本初の試みということもあり、多くの投資家から大きな注目を集めています。SlashCardが普及すれば、これまで必要だった法定通貨への両替の手間やコストをかけることなく、仮想通貨での支払いが直接可能になります。
これは、仮想通貨がより身近な決済手段となる一つのきっかけになるかもしれません。
この記事では、このSlashCardの詳しい特徴や利用上の注意点、そしてリリースまでに準備しておくべき手続きなどについて、詳しく解説していきます。

この記事の目次
SlashCardは日本初の仮想通貨クレジットカード
SlashCard(スラッシュカード)は、日本国内では初となる、仮想通貨で直接決済が可能なクレジットカードです。
これまでも、一部の店舗やサービスでは仮想通貨での支払いが可能でしたが、その利用は限定的でした。SlashCardの登場により、これまで仮想通貨決済を導入していなかった多くの店舗においても、実質的に仮想通貨での支払いが可能となり、利用の幅が大きく広がることが期待されています。
SlashCardの概要
SlashCard(スラッシュカード)の概要は以下のとおりです。
SlashCardの概要
項目 | 内容 |
カード種別 | チャージ型クレジットカード |
カードタイプ | 物理カード・バーチャルカード |
決済仮想通貨 | USDC |
法定通貨での入出金 | 不可 |
対象ユーザー | 18歳以上の日本在住者 |
アカウント開設費用 | 無料 |
カード発行手数料 | 有料(金額未発表) |
リリース予定日 | 2025年10月頃 |
カード種別 | チャージ型 クレジットカード |
カードタイプ | 物理カード バーチャルカード |
決済仮想通貨 | USDC |
法定通貨での入出金 | 不可 |
対象ユーザー | 18歳以上の 日本在住者 |
アカウント開設費用 | 無料 |
カード発行手数料 | 有料(金額未発表) |
リリース予定日 | 2025年10月頃 |
SlashCardの全貌はまだ明らかにされていませんが、USDCで決済可能なチャージ型のクレジットカードであるということがわかっています。
常に米ドル(USD)とほぼ同じ価値(1 USDC ≒ 1ドル)として連動するように設計された仮想通貨、ステーブルコインです。発行元のCircle社やCoinbase社が米ドルや米国債など安全性の高い資産を準備金として保有しています。
SlashCardの登場は、単に決済手段が増えるというだけでなく、ブロックチェーン技術を基盤とした次世代のインターネットである「Web3」が、より日常生活に身近になるという点でも重要です。
Web3の世界では、取引の記録がブロックチェーン上に透明性の高い形で記録されるため、不正利用などのリスクが低減されると言われています。SlashCardの登場により、安全に資産を管理する手段の選択肢が増えていくことが期待されます。
仮想通貨を日本円に両替せずにクレカとして利用できる
SlashCard(スラッシュカード)は、仮想通貨での決済に特化したクレジットカードです。
私たちが普段利用している一般的なクレジットカードは、日本円や米ドルといった法定通貨で決済が行われます。そのため、実質的に仮想通貨をカード決済に利用する場合、一度取引所などで仮想通貨を法定通貨へ両替するという工程が必要でした。
SlashCardは、この両替プロセスを介さず、直接仮想通貨(USDC)で決済が完了する仕組みです。これにより、これまでかかっていた両替の手間や手数料といったコストを大幅に削減できるというメリットがあります。
オリコが提携する企業が運営
SlashCard(スラッシュカード)には、クレジットカード大手のオリエントコーポレーション(オリコ)が大きく関わっています。
SlashCard自体は、シンガポールを拠点とする「SLASH VISION PTE. LTD.」が開発・運営していますが、日本国内でのサービス提供にあたり、オリコがVISAとの連携を担当しています。
誰もが知る大手企業がプロジェクトに関わっていることは、サービスの信頼性を裏付ける大きな安心材料と言えるでしょう。
現在は事前登録受付のみで10月リリース予定
現在、SlashCard(スラッシュカード)はサービスの開始に先駆けて、公式サイトでメールアドレスだけで簡単にできる事前登録を受け付けています。
2025年10月には、事前登録者などを対象とした限定的なテスト版である「クローズドβ版」がリリースされる予定です。
ただし、カード発行にかかる具体的な手数料や、詳細なサービス内容についても未公開の情報が多いため、まずは事前登録を済ませて、公式からの続報を待つのがおすすめです。新しい情報が発表され次第、本サイトFXplusでも速やかにお伝えしていく予定です。
現在、本サイト経由で対象海外FXブローカーの口座を新規開設された方を対象に、現金10,000円をキャッシュバックするキャンペーンを提供しています。
SlashCardの発行を待つ間に、こうしたキャンペーンを活用して仮想通貨を運用してみてはいかがでしょうか?キャンペーンの詳細は、以下の記事でご確認いただけます。
SlashCardの特徴
SlashCard(スラッシュカード)の詳しい特徴について解説します。一般的な法定通貨のクレジットカードとは異なる特徴があるため、登録する前に把握しておきましょう。
プリペイドタイプのVISAカードがベース
SlashCard(スラッシュカード)は、あらかじめ資金をチャージしておく、プリペイド方式のクレジットカード(デビットカード)です。一般的なクレジットカードのように、利用額が後日銀行口座から引き落とされる仕組みとは異なります。
利用者は、SlashCard内のウォレットに仮想通貨(USDC)をチャージし、そのチャージ残高の範囲内で決済を行うことができます。このため、意図せず使い過ぎてしまうといった心配がなく、計画的に利用しやすいという利点があります。
なお、カードの国際ブランドにはVISAが採用されており、世界中のVISA加盟店で利用できる見込みです。
物理カードとバーチャルカードに対応
SlashCard(スラッシュカード)は、利用シーンに合わせて、2種類のカードタイプから選択できます。
SlashCardのカードタイプ
物理カード |
|
バーチャルカード |
|
物理カード |
|
バーチャルカード |
|
類似するサービスでは、物理カードを発行すると銀行ATMで出金可能なものが多く、Slashカードも同様にATMを利用した法定通貨の出金機能の実装が期待されます。
一方で、バーチャルカードはATMでの出金機能が利用できない見込みで、インターネット上の決済が主な機能となるため、その利用用途は非常に限られたものになるでしょう。
各種仮想通貨に対応したウォレットで管理
SlashCard(スラッシュカード)は、MetaMaskなどのような、自分自身で秘密鍵を管理する「セルフカストディウォレット」を接続して利用します。
銀行や取引所に資産を預けるのではなく、常に自分の管理下にあるお財布から直接利用する形なので、ハッキングなどのリスクが低く、高いセキュリティが保たれます。
チャージにはUSDCが使われますが、ウォレットに入っているイーサリアムなど、他の様々な仮想通貨からもチャージが可能です。
MetaMask(メタマスク)は、イーサリアム系のブロックチェーン上で利用できるデジタル資産(仮想通貨やNFTなど)を管理するためのウォレットです。ブラウザの拡張機能やスマホアプリとして提供されており、ウェブサイトや分散型アプリケーション(DApps)に安全に接続するために利用されます。Web3の世界に入るための入り口として、あなたのお金やデジタルな証明書を入れておく「お財布」のような役割を果たします。
複数枚の発行が可能
一般的なクレジットカードは原則として1人1枚しか発行できませんが、SlashCard(スラッシュカード)は用途に応じて複数枚のカードを発行できます。
現時点で発行可能な具体的な枚数は公表されていませんが、物理・バーチャルカードの両方において、複数枚の発行に対応することが発表されています。
仮想通貨を有利に取引できる海外FXブローカーは以下をご参照ください。
SlashCardの事前登録手順
ここでは、SlashCard(スラッシュカード)の事前登録を行う手順について解説します。
なお、事前登録の段階で必要となるのはメールアドレスのみで、現時点では本人確認書類の提出などは求められません。
メールアドレスを登録する
最初にSlashCard(スラッシュカード)の公式WEBサイトへアクセスしてください。
「事前登録する」をクリックしてください。
登録するEメールアドレスを入力して「Submit」をクリックしてください。
登録したEメールアドレス宛に、認証コードが送信されます。
メールアドレスの受信ボックスを確認し、6桁の認証コードを入力してください。
認証コードの入力が完了すると、自動で画面が切り替わります。
上記の画面が表示されたら、Eメールアドレスの認証が完了しています。
LINE公式アカウントに登録する
自動で画面が切り替わります。
表示されているメールアドレスが正しいことを確認し、「LINE@を追加する」をクリックしてください。
画面の指示に従い、SlashCardの公式LINEの登録を完了してください。
「LINE@を追加しました」のチェックボックスにチェックを入れてください。
最後に「事前登録する」をクリックしてください。
以上で、事前登録が完了します。
SlashCardの公式WEBサイトのトップの表示が「事前登録する」から「登録完了!友達に紹介しよう!」へと変わります。
今後の流れ
事前登録が完了すると、以下のような流れでサービスが開始されます。
SlashCard利用開始までの流れ
登録者限定の招待制でクローズドβ版(テスト版)の案内が届きます。
事前登録をした方から優先的に、本申し込み(サインアップ)手続きの詳細が連絡されます。この段階で、本人確認などの手続きが必要になる見込みです。
物理カードの発送がおこなわれます。バーチャルカードは即日利用可能になる予定です。
もっと見る
SlashCardの注意点
SlashCard(スラッシュカード)を登録するにあたって、注意すべき点について解説します。
カードの発行は有料
SlashCard(スラッシュカード)の事前登録は無料ですが、実際のカード発行時には、手数料が発生することが公式にアナウンスされています。
現時点で、金額や支払い通貨などの詳細は公表されていません。実際に本登録を行う際には、必ず事前に公式からのアナウンスを確認するようにしましょう。
チャージや出金は仮想通貨限定
SlashCard(スラッシュカード)は、仮想通貨での利用に特化したクレジットカードです。そのため、カードへのチャージや払い戻し(出金)において、日本円や米ドルといった法定通貨は利用できません。
なお、決済はUSDCで行われますが、カードへのチャージについては、USDCだけでなく、イーサリアムをはじめとした多様な仮想通貨に対応する予定とされています。
プリペイド方式のみに対応
SlashCard(スラッシュカード)は、あらかじめチャージした金額までしか利用できない「プリペイド方式」のような仕組みです。あとから設定した銀行口座から引き落とされる「後払い方式」には対応していません。
大きな買い物をしたい場合は、事前にその金額分のUSDCをチャージしておく必要があります。
税金対策は自分で行う必要がある
SlashCard(スラッシュカード)には税金計算を自動でおこなう機能は含まれていません。仮想通貨が課税対象となるタイミングは、法定通貨とは異なります。
例えばウォレットに入っているイーサリアムをチャージ用のUSDCに交換したときや、そのUSDCを使って商品やサービスを購入したときが、課税対象となります。
事前に仮想通貨の税制についての仕組みをしっかりと把握しておきましょう。
SlashCardの事前登録をして公式リリースを待とう!
SlashCard(スラッシュカード)は、仮想通貨の使い方を劇的に変える可能性を秘めた、まさに次世代の決済サービスです。SlashCardのリリースをきっかけに、今後仮想通貨の決済サービスの幅が大きく広がっていくかもしれません。
まずは公式サイトから事前登録を行い、10月に予定されているクローズドβ版のリリースを楽しみに待ちましょう。
仮想通貨を取引に力を入れている海外FXブローカーは以下をご参照ください。