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2025年3月、海外FXブローカーのVantage Trading(ヴァンテージ)が新たに「仮想通貨×金」ペアの取り扱いをスタートしました。今回導入されたのは、BTCXAU(ビットコイン / 金)とETHXAU(イーサリアム / 金)の2銘柄です。
これまでの「仮想通貨×USD」では見えにくかった価格の相対性や市場の動きが、「金」を基軸にすることで全く異なる視点で捉えられるようになります。
本記事では、この新銘柄の基本仕様から、仮想通貨トレーダーにとってのメリット、リスク面まで詳しく解説します。
特に、「金との合成ペアってどういうこと?」「どのくらいの資金で始められる?」という疑問を持つ方に向けて、FX感覚での取引のヒントをお届けします。
Vantage Tradingが「仮想通貨 × 金」の新規銘柄を導入
今回Vantage Tradingが導入したBTCXAUおよびETHXAUは、それぞれビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)と金(XAU)の合成ペアです。まずは基本的な仕様について確認しましょう。
新規導入されたのはBTCXAUとETHXAUの二銘柄
2025年3月、海外FXブローカーのVantage Tradingは、仮想通貨と金の組み合わせによる合成ペア「BTCXAU(ビットコイン / 金)」「ETHXAU(イーサリアム / 金)」の提供を開始しました。ビットコインやイーサリアムの価値を、これまで一般的だった「米ドル」ではなく「金(XAU)」で評価するという、まさに新しい発想のトレードが可能になりました。
今回導入が行われたBTCXAUとETHXAUの基本的な仕様は以下の通りです。
新規銘柄の基本仕様
金建てペアの取引はUSD建てのペアと同じように行えますが、価格が金価格との相対で表示される点が最大の特徴です。つまり、ビットコインやイーサリアムの価値を「米ドル」ではなく「金」で測ることになります。
BTCXAUとETHXAUがもたらすメリットは?
仮想通貨と金を組み合わせたこの新しいペアで、トレードの幅がぐっと広がります。今まで当たり前だったドル建ての見方とは違う角度から相場を眺められるようになるので、新たな取引チャンスも見つけやすくなるでしょう。
BTCXAUとETHXAUがもたらす主なメリットを解説していきます。
「金建て」は金融政策による影響を避けられる
米ドル建てでは、FRBの利下げやインフレデータなどにより価格が乱高下する場面も多いですが、「金建て」の場合はドルの動きに対して相対的に中立になります。そのため、中央銀行の政策に左右されにくいトレードが可能です。
ただし、現実には金の取引の大部分が米ドル建てで行われていることから、米ドルの変動が金価格に影響を及ぼす可能性も否定できません。
さらに、マーケットがリスクオフの状態では、金と仮想通貨が対照的な値動きを示すことがあるため、ボラティリティの増大には注意が必要です。
金という別の資産軸で仮想通貨の価値を測れる
一般的に、仮想通貨の価格は米ドル建てでチェックされることがほとんどです。米ドルの価値は、米国の経済指標やFRB(連邦準備制度)の利上げ・利下げといった政策が大きく影響しています。
一方で、金(XAU)は何千年もの間、実物資産として人類の信頼を得てきた「価値の象徴」です。国家による通貨発行とは異なり、普遍的かつ独立した価値の裏付けを持っている点が特徴です。
ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)を「金建て」で評価する、つまりBTCXAUやETHXAUといったペアでトレードするということは、仮想通貨の価値を「ドルの価値を通じて見る」のではなく、金という絶対的な価値基準を用いて測るということになります。
金利動向やインフレといったマクロ経済の影響をノイズとして除外し、より純粋に仮想通貨そのものの価値変動を把握できる点が、金建てチャート最大の魅力です。
ポートフォリオのリスク分散にも有効
FXON(エフエックスオン)のBTCXAUやETHXAUは、金(XAU)と仮想通貨を組み合わせたハイブリッドなペアです。このような合成通貨ペアをポートフォリオに加えることで、従来のUSD建て銘柄とは異なるリスク・リターン特性を持つポジションを構築することが可能になります。
以下のような状況ではリスク分散の効果が一層高まることが期待できます。
リスク分散に効果的な場面
- 米ドルが不安定な時期(金とドルの逆相関により、金建てがより安定)
- 仮想通貨市場の急騰・急落時(片方の資産がヘッジ的に機能する可能性)
- 長期で保有する資産のヘッジ先を探している時
たとえば、通常のBTCUSDポジションと同時にBTCXAUを保有すれば、仮想通貨におけるドルリスクと金リスクを分散させられます。また、ETHUSDとETHXAUを併用することで、金利・インフレの局面に応じて資産の影響度合いを調整することも可能です。
特に中長期目線のトレーダーや、ボラティリティを抑えたい投資スタイルにとっては、有効なリスクコントロール手段となり得るでしょう。
金の急激な変動に注意が必要
BTCXAUはビットコインの価格が一定でも、金価格が変動することでチャートが上下に動くということがあり得ます。金は「戦争・地政学リスク・金利政策」などで急騰・急落することもあるため、仮想通貨と違う相場の読みが必要になる点も心得ておくべきです。
Vantage Tradingは仮想通貨CFDの拡充に積極的
Vantage Trading(ヴァンテージ)は、仮想通貨取引に特に力を入れており、ラインナップ拡充を積極的に進めています。今回登場したBTCXAU・ETHXAUといった「金建て仮想通貨ペア」は、その流れの一環です。
SUIやAvalancheなどクリプトトレーダーも納得のラインナップ
Vantage Trading(ヴァンテージ)では、ビットコインやイーサリアムといった主要銘柄に加え、SUI・Avalanche(AVAX)・Polkadot(DOT)・Chainlink(LINK)など、次世代ブロックチェーンを支える注目トークンも積極的に取り扱っています。
これらのトークンの中には、まだ国内取引所で取り扱われていないものも含まれており、海外FXブローカーならではの充実したラインナップといえるでしょう。
また、仮想通貨CFDの魅力は、現物を保有する必要がなく、差金決済によってシンプルに価格の上下動だけを狙える点にあります。ウォレットの管理や資産の送金といった煩雑な手続きが不要で、相場の動きに集中できるのも大きな利点です。
今後はシンセティックペアの導入にも期待
今回の「仮想通貨×金(XAU)」ペアの導入は、Vantage Trading(ヴァンテージ)がシンセティック(合成)通貨ペアの開発に本格的に取り組み始めたサインとも受け取れます。
今後は、仮想通貨と株価指数を組み合わせたペアや、原油や銀などのコモディティとの組み合わせ、さらにクロス仮想通貨のように、法定通貨に依存しない新たな視点からのペア開発が進む可能性も考えられるでしょう。
金建てペアで新しい仮想通貨トレード
金という資産は、通貨のように政策で操作されるものではなく、長年にわたって「価値そのもの」として信頼されてきました。その金とビットコイン、イーサリアムを組み合わせることで、今まで見えていなかった価格の裏側や、本当の相場の力関係が見えてくるでしょう。
たとえば、ドル建てでビットコインが上がっているときでも、金建てでは横ばい、あるいは下がっているという場面もあり得えます。それはつまり、仮想通貨が本当に買われているのか、それともドルが売られているだけなのか、その違いを見極めるヒントになるということです。
つまり、今回導入されたBTCXAUとETHXAUは単なるトレードの選択肢というよりも、仮想通貨という資産を深く理解するための道具に近いかもしれません。価格の先にある構造を読み取ることができれば、相場を見る目も戦略も、一歩先に進むはずです。