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国内FXと海外FXの違い「レバレッジ」

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UPDATE2018.08.28

海外FXに関する基本知識

国内FXと海外FXの違い「レバレッジ」

日本国内のFXブローカーを利用してFX取引を行う場合、現在は最大のレバレッジでも25倍(証拠金が取引額の4%以上)となっています。この数字は海外と比較してみるとどうなのでしょうか。今回は日本と海外の「レバレッジ」の違いについてご説明します。

日本でもレバレッジ最大400倍という時代があった

実は、2010年までは、国内のFXブローカーでも、レバレッジが最大100倍、200倍というのは当たり前。なかにはレバレッジ最大400倍というFXブローカーも存在していました。

その理由は日本におけるレバレッジの上限が定められてなかったから。

そのハイレバレッジのおかげで、10万円の元手をわずか3カ月間で6億円に増やした男性や"4億円脱税主婦"といった、FXトレードで大儲けした話が多数生まれました。

とくに、億単位の利益を上げるトレーダー主婦に対しては海外メディアからも注目され、「ミセス・ワタナベ」とか「キモノ・トレーダー」とかの造語まで生まれたのです。

しかし大儲けしたFXトレーダーの裏には大負けしたFXトレーダーの数も膨大でした。数百万円、数千万円の資金を溶かしたという話は日常茶飯事で、なかには「消費者金融から300万円を借りてトレードしていたが、その300万円を全部溶かした...」とか、「老後の資金がゼロになってしまった...」とかいった話も珍しくはありませんでした。

キモノ・トレーダー

国内FXではレバレッジ最大25倍規制を導入

このような状況が一変させたのは、金融庁のレバレッジ規制です。

FXトレードにおける問題点が社会的にクローズアップされたことがきっかけで、それは始まりました。

そこで2010年頃からレバレッジを規制する話が浮上し始め、二段階に分けてレバレッジ規制を行うことが決まりました。

2010年8月1日からはレバレッジ最大50倍まで(証拠金が取引額の2%以上)という規制がかかり、2011年8月1日からはレバレッジ最大25倍まで(証拠金が取引額の4%以上)という規制がかかり現在に至るわけです。

ではなぜ、このレバレッジ規制が行われたのでしょうか。

その主な理由は、個人投資家を保護するという観点からです。

レバレッジが高いと少ない資金で大きな投資ができるため、短期間で資産を一気に増やすことができる反面、自身の予想と反した値動きをしたときに、「一瞬で大損する可能性もあるから」というわけです。

いわば、「ハイリスク・ハイリターン」な投資が規制されたわけです。

レバレッジ規制が機能していない側面も...

金融庁によるレバレッジ規制によって、FXトレードのリスクを大きく下げられたのかどうかについては評価が分かれています。

そもそもFXトレードにおいて、そのトレードが「ハイリスク状態にあるかどうか」を判断するのは、利用しているレバレッジよりも、証拠金維持率と取引ポジションのロット数などで決まります。

そのことを考えていくと、金融庁が定めたレバレッジ規制が本当に機能しているとは言いがたい側面もあります。

金融庁

海外におけるレバレッジ事情

では海外におけるFXのレバレッジ事情はどうでしょうか。

金融庁のレバレッジ規制がかかるのは日本国内のFXブローカーに対してだけです。そこで、国内から海外FXブローカーのFXトレードをしていれば、そのFXブローカーのレバレッジでトレードができるので事情も大きく異なります。

海外では基本的に、FXトレードに対するレバレッジ規制はありません。

しかし国によって規制状況も変わってきますので、国ごとによる事情を見ていきましょう。

まずアメリカですが、意外なことに日本以上にレバレッジ規制が厳しいのです。

2009年からレバレッジ規制がかかっており、メジャー通貨10種類はレバレッジ最大100倍、それ以外の通貨では最大25倍となりました。その後、さらにレバレッジ規制が強化され、メジャー通貨10種類はレバレッジ最大50倍、それ以外の通貨はレバレッジ最大20倍となりました。

そして現在では、安全性が低いロシア・ルーブルがレバレッジ最大5倍に抑えられたほか、もっともレバレッジ規制が緩い日本円や豪ドルでもレバレッジ最大33倍に抑えられています。このように、レバレッジ5倍~33倍でしかFXトレードできないのが現在のアメリカにおける状況です。

また、韓国や香港、シンガポールでも、FXトレードにおけるレバレッジ規制は厳しくなっています。とくに韓国や香港ではレバレッジ最大20倍までと、日本よりもレバレッジ規制を強めています。

ヨーロッパやオーストラリアにはレバレッジ規制がない!?

これらの国々とは逆に、レバレッジ規制がまったく無いのはロシアを含むヨーロッパとオーストラリアです。その中でもヨーロッパを拠点にしているFXブローカーが多く見受けられ、とくにマルタやモナコ、キプロスといったTタックスヘイブン(租税回避地)に拠点を置いているFXブローカーが多いのが特徴です。

これらの国々を拠点としている場合、レバレッジ規制がないことから最大レバレッジが400倍、500倍といったFXブローカーはざらに存在し、なかには最大レバレッジが1000倍といったFXブローカーも存在します。

しかしハイレバレッジのFXブローカーの中には日本語サポートをしておらず、怪しげな会社も存在します。そこで日本語サポートがあるしっかりとしたハイレバレッジのFXブローカーというと、レバレッジ最大888倍という「XM (エックス エム)」が挙げられます。

そのほかには、「FXDD (エフエックス DD)」「FxPro (エフエックス プロ)」「Traders Trust (トレーダーズ トラスト)」「AXIORY (アキシオリー)」といったFXブローカーもレバレッジが最大500倍となっています。これらのブローカーは、日本語サポートもあることから日本人FXトレーダーに人気となっています。

もちろん、レバレッジが888倍や、500倍という値は最大のものですから、自身のFXトレードでは証拠金の額や取引ポジションのロット数などによってレバレッジをコントロールすればOKです。

「ハイレバレッジ=ハイリスク」は間違い

国内FXブローカーでしか取引をしたことがない人の場合、「ハイレバレッジでトレードしていると、相場が急変したときに投資した金額以上の損失を被る可能性があるのではないか?」と考えるかもしれません。

「ハイレバレッジ=ハイリスク」は間違い

しかし海外FXブローカーでは基本的に、追証なしのゼロカットシステムを採用しています。例えば、2015年1月に発生した、スイスフランショックのような相場の急変の際に、保有しているポジションとは逆の方向に動いたとしてもFX口座の残高をゼロで手仕舞いしてくれるのです。

そのため、海外FXブローカーを使ってハイレバレッジのトレードを行った場合、相場が思惑の逆へと急変したとしても失われるのは証拠金だけです。

ハイレバレッジになればなるほど、トレードの際の証拠金の金額は少なくなります。例えば、レバレッジ500倍でドルを10万通貨トレードしても必要な証拠金は2万円(1ドル=100円と想定して)です。

ひるがえって、国内FXブローカーを利用してドルを10万通貨トレードした場合、レバレッジは25倍ですから必要な証拠金は40万円が必要になります。

相場急変の際に、どちらが大きな損失を被るでしょうか?

「ハイレバレッジ=ハイリスク」ではなく、損失のリスクは限定されているのです。「ハイレバレッジは危険」という一般的な認識は、大きな間違えと言ってもいいでしょう。

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EDITOR制作/編集 FXplus編集部

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