海外FX初心者

海外FX業者スプレッドはズバリ損失!
FX取引におけるスプレッドとは「買値と売値の差」のことです。市場では常に買値と売値の2つの価格が並行して動いていており、注文時と決済時の買値・売値の価格差がコストとなります。
FX取引をするには必要最低限のコストが発生し、それはトレーダーにとって「損失」となります。最低でもスプレッド以上の利幅を取らないとトレーダーに利益は発生しません。
国内FX業者よりも選択肢が多い分、取引コストをできるだけ少なくすることが、利益を出せるトレーダーになるための最初の一歩なのです。これは、トレードスタイルや利用する海外FX業者によって大きく左右されます。
海外FXのスプレッドを気にする必要がある理由
海外FX業者の取引コストには、スプレッドはもちろん、その他にも取引手数料やスリッページなども取引コストに含まれます。
特にデイトレード中心であれば、ロット数が大きくなるほど取引コストも必然的に大きくなってきます。スキャルピングトレーダーであれば、なおさら取引コストの重要性は高いでしょう。
一般的には、スキャルピングのような利確の目標とする値幅が少ないトレードスタイルほど、取引コストを気にするべきです。
ここで、スプレッドと利益について具体的に考えていきます。ドル円のスプレッドを1ロット(10万通貨)当たりの金額で考えてみましょう。
スプレッドと金額の比較
FX業者 | スプレッド | 金額 |
A社 | 1.0Pips | 約1,000円 |
B社 | 1.5Pips | 約1,500円 |
スプレッドが1.0PipsのA社と1.5PipsのB社では、1回の同じ取引でも金額に500円の差が出ます。
仮に、毎日1回ずつ取引したとすると、月に20日トレード(土日除く)したとして、1ヶ月で1万円の違いが発生します。1年間続けると、12万円もの差が出てしまうのです。
一方で、数日に1回スイングトレードでポジションを取り、数百pipsの獲得を目指すといったトレードスタイルの場合、取引コストが数pips高くなってもあまり大きな影響はありませんが、数pips~の小さい値幅を狙って一日に何度もポジションを取るスキャルピングトレードの場合、取引コストが成績に影響してきます。
「スプレッド」+「取引手数料」が基本的な海外FXの取引コスト
海外FX業者には、スプレッドが広い代わりに取引手数料が無料の口座タイプや、スプレッドが狭い代わりに取引手数料が発生する口座タイプなど、様々な種類の口座タイプがあります。
取引手数料ありの口座タイプは、スプレッドが低く設定されていますが、厳密にゼロではないことがほとんどで、0.1Pips~のスプレッドが発生する時間帯が多いです。そのため、取引手数料ありの口座タイプでは、「スプレッド」+「取引手数料」が基本的な取引コストになります。
その他にも、日をまたいでポジションを持った場合のスワップポイントがマイナスであった場合や、休眠口座の手数料、スリッページなどが取引コストになります。
海外FX業者の「FX通貨ペア」スプレッド比較
厳選した海外FX業者のFX通貨ペア平均スプレッド(取引手数料込み)を「メジャー通貨ペア」、「クロス円通貨ペア」、「エキゾチック通貨ペア」に分けてご紹介します。口座タイプは、そのブローカーで最も狭いスプレッドを提供している口座タイプです。
各通貨ペアの平均スプレッドを確認して、自分のトレードする通貨ペアを最も有利なスプレッドで取引しましょう。
海外FXのスプレッド比較| メジャー通貨ペア
外国為替市場の中でも特に取引量が多い通貨で構成されているメジャー通貨ペアは、流動性が高く狭いスプレッドで取引可能な銘柄です。メジャー通貨ペアのスプレッドは以下の通りです。
メジャー通貨ペア平均スプレッド一覧(pips表記)
ブローカー名 | EURUSD | USDJPY | GBPUSD | AUDUSD | USDCAD |
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メジャー通貨ペアの中でも特に狭いスプレッドを提供しているのは、ThreeTrader(スリートレーダー)のRawゼロ口座でした。Exness(エクスネス)のプロ口座やHF Markets(エイチエフ マーケッツ)プロ口座も非常に狭いスプレッドとなっています。
海外FXのスプレッド比較| クロス円通貨ペア
クロス円通貨ペアは、米ドル以外の通貨と日本円の通貨ペアです。各国の通貨ペアと日本円の動きに注目して取引できるため、日本人トレーダーから人気があります。ただしドルストレートの通貨ペアと比べて流動性が低く、スプレッドが広がりやすいことがデメリットです。
クロス円通貨ペア平均スプレッド一覧(pips表記)
ブローカー名 | EURJPY | GBPJPY | AUDJPY | CADJPY | NZDJPY |
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クロス円通貨ペアに関しても、ThreeTrader(スリートレーダー)のRaw ゼロ口座が最も狭いスプレッドを提供しているブローカーでした。
XS.com(エックスエス)のプロ口座、Axi(アクシ)のプレミアム口座も総合的に狭いスプレッドを提供しています。
クロス円通貨ペアは合成通貨ペア
クロス円通貨ペアは、通貨間でドルを介して取引が行われる「合成通貨ペア」です。クロス円通貨ペアの値動きは、米ドルを介した2つの通貨ペアの影響を受けるため、値動きの幅が大きくなることがあります。
海外FXのスプレッド比較|エキゾチック通貨ペア
エキゾチック通貨ペアは、流動性の低い新興国通貨などが含まれる通貨ペアです。その流動性の低さから、メジャー通貨ペアよりもスプレッドが安定しなかったりスプレッドが広いなどのデメリットがありますが、大きなプラススワップや高いボラティリティなどによるリターンを狙えることが魅力です。
エキゾチック通貨ペア平均スプレッド一覧(pips表記)
ブローカー名 | USDMXN | USDTRY | USDZAR | USDSEK | USDCNH |
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エキゾチック通貨ペアのスプレッドは、ブローカーによる差が非常に大きいことが分かります。得意とする銘柄や取扱いにも差があるので、目的とする通貨ペアのスプレッドを確認して選びましょう。
全体としてスプレッドが狭かったのは、Axi(アクシ)のプレミアム口座、Exness(エクスネス)のロースプレッド口座、Vantage Trading(ヴァンテージ)のRAW ECN口座でした。
メジャー通貨ペアやクロス円通貨ペアは、基本的には低スプレッド口座タイプが狭いスプレッドを提供しています。一方、エキゾチック通貨ペアは、低スプレッド口座よりもスタンダード口座の方が狭くなるケースが多く見られます。そのため、エキゾチック通貨ペアを取引する際には、低スプレッド口座からスタンダード口座への切り替えを検討してもよいでしょう。
海外FX業者の「CFD銘柄」スプレッド比較
海外FX業者の平均スプレッドを「株価指数CFD」、「貴金属CFD」、「仮想通貨CFD」、「エネルギーCFD」に分けてご紹介します。口座タイプは、そのブローカーで最も狭いスプレッドを提供している口座タイプです。
各通貨ペアの平均スプレッド(取引手数料込み)を確認して、自分のトレードする通貨ペアを最も有利なスプレッドで取引しましょう。
海外FXのスプレッド比較|株価指数CFD
株価指数CFDは国や取引所など特定のグループの株価を指数化した株価指数のCFD銘柄です。各国の経済の状況やその国の通貨状況、金利に強い影響を受ける傾向があります。株価指数CFDのスプレッド一覧は以下の通りです。
株価指数CFD平均スプレッド一覧(pips表記)
ブローカー名 | JP225 | US30 | US100 | US500 |
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全てがトップというブローカーはありませんが、全体としてMilton Markets(ミルトンマーケッツ)のエリート口座、HF Markets(エイチエフ マーケッツ)のプロ口座のスプレッドが優れています。
海外FXのスプレッド比較|貴金属CFD
貴金属CFDは、金、銀、プラチナなどの価格を参照して取引を行う商品です。海外FX業者のハイレバレッジと貴金属価格のボラティリティの高さを活かして短期間で大きな利益を狙うことができるため、多くのトレーダーから人気です。貴金属CFD(ゴールド・シルバー)のスプレッド一覧は以下の通りです。
貴金属CFD平均スプレッド一覧(ドル表記)
ゴールドのスプレッドが最も狭かったのはThreeTrader(スリートレーダー)のRawゼロ口座です。その値は0.8pipsと他社と比較しても圧倒的に狭いスプレッドを提示しています。
Exness(エクスネス)のプロ口座や、Titan FX(タイタン FX)のブレード口座も狭いスプレッドで取引可能です。
シルバーのスプレッドに関しても、ThreeTraderのRawゼロ口座が最も狭くなっています。ただし、シルバーはゴールドほどスプレッドに差はありません。
海外FXのスプレッド比較|仮想通貨CFD
仮想通貨CFDではビットコインをはじめとする仮想通貨の中でもメジャーな通貨を取引できます。仮想通貨専門の取引所や交換業者よりも高いレバレッジや狭いスプレッドで取引できることが魅力です。仮想通貨CFDのスプレッド一覧は以下の通りです。
仮想通貨CFD平均スプレッド一覧(ドル表記)
ビットコイン・イーサリアム共にExness(エクスネス)のプロ口座が最狭いスプレッドでした。その他、Vantage Trading(ヴァンテージ)RAW ECN口座、Axiプレミアム口座も非常に狭いスプレッドで取引可能です。
海外FXのスプレッド比較|エネルギーCFD
エネルギーCFDは、WTI原油や天然ガスといったエネルギー資源を取り扱うCFD銘柄です。海外FX業者の取り扱い銘柄として定番のエネルギーCFDは、資源国や経済指標などの影響を受けます。エネルギーCFDのスプレッド一覧は以下の通りです。
エネルギーCFD平均スプレッド一覧(pips表記)
WTI原油を最も狭いスプレッドで取引できるのはExness(エクスネス)でした。他のブローカーよりも圧倒的に狭いスプレッドで取引できます。
ブレント原油は、XS.com(エックスエス)のプロ口座、XMTrading(エックス エム)のKIWAMI極口座が他社と比べて狭いスプレッドを提供しています。
銘柄別低スプレッド海外FX業者を紹介
この章では、代表的な取引銘柄別におすすめの業者を紹介します。
FX通貨ペア・貴金属の取引が多い方には「ThreeTrader」がおすすめ!
ThreeTrader(スリートレーダー)は業界でも屈指の低スプレッド業者として知られています。最小限の取引ペアのみのシンプルな経営スタイルにもかかわらず、中上級者から絶大な人気を集める業者です。
ThreeTrader取引の多いメジャー通貨ペアやクロス円通貨ペアなどのスプレッドが圧倒的に狭く、王道のトレードスタイルを得意とする方におすすめです。さらに、ボラティリティが高く人気のゴールドやシルバーといった貴金属のスプレッドも最狭クラスとなっています。
株価指数の取引が多い方には「Milton Markets」がおすすめ!
株価指数で全体的にスプレッドが優れているのはMilton Markets(ミルトンマーケッツ)エリート口座です。Milton Marketsのエリート口座では、多くの株価指数銘柄で優れたスプレッドを提供しています。
日経225に関しては他社平均の半分ほど、他の株価指数銘柄も他社より30%ほど狭いスプレッドで取引可能です。また、Milton Marketsは独自のスリッページ補償(スリッページ1pips以上、約定時間が500ms以上の場合に適用)を採用しており、相場変動が多い時にも安心して取引できます。
仮想通貨の取引が多い方には「Exness」がおすすめ!
ビットコインを取引するのであれば、世界最大の取引量を誇るExness(エクスネス)一択です。スプレッドが20ドルを下回る数少ないブローカーで、短期トレードに向いたブローカーといえます。
また、MetaTrader5で取引可能なことや、スワップフリーで長期保有が可能なこと、さらにレバレッジ無制限で取引可能な点を鑑みると、Exnessより優れたパフォーマンスを発揮する業者はありません。
ただし、指標前後は最大レバレッジが200倍に制限されてしまうため気を付けなければなりません。その他XS.com(エックスエス)も比較的狭いスプレッドで仮想通貨を取引できます。
海外FXトレードのスプレッドを抑えるためには?
ここまでスプレッド重視で解説していきましたが、スプレッドが狭く見えても約定力が低く実際に狭いスプレッドの恩恵が受けられないといった場合もあります。最後に、本当に有利な取引コストで取引できる低スプレッドな海外FX業者の見分け方を詳しく見てみましょう。
取引手数料込みの平均スプレッドを海外FX業者別に確認する
海外FX業者公式では最小スプレッドを掲示することが多いですが、最小で取引できるタイミングは限られています。実際に取引するために確認しておきたいのは、取引手数料を含めた平均スプレッドです。
計測サイトでの平均スプレッドを参考にすることで「その口座では大体このぐらいのスプレッドで取引できる」といった数値を理解できます。平均スプレッドを提示しているブローカーはあまり多くないので、ぜひ当記事で平均スプレッドをご確認ください。
時間帯を選ぶことで海外FXトレードのスプレッドを削減できる
取引の時間帯を選ぶことは取引コストを減らす方法の1つとなります。トレードにおすすめなのが夕方のロンドン市場から深夜のニューヨーク市場にかけての時間帯です。取引量が増えるので、スリッページも発生しにくくなります。
つまり、時間帯を選ぶことによって、余分な取引コストが発生する可能性を抑えられるのです。
逆に、早朝は普段よりも高い取引コストが発生してしまう可能性があります。
国内FX業者と同様、早朝の時間帯は海外FX業者もスプレッドが大きく開きます。XMTrading(エックス エム)やTitan FX(タイタンFX)でも、通常よりも10Pips以上スプレッドが開いていることが多いです。
これは、海外FX業者に原因があるのではなく、取引量の減少に起因しています。「ニューヨーククローズ」と呼ばれる、ニューヨーク市場の閉まる時間にあたる日本時間の早朝(夏時間適用時は日本時間午前6時、冬時間適用時は日本時間午前7時)は、資金の流動性も極端に低くなります。このような時間帯はスプレッドが大きく開いてしまいますので、注意しましょう。
スワップ狙いのトレードというのもありますが、基本的には手出しをしない方が良い時間帯です。
海外FXのスプレッドが広がるタイミングを知っておく
日本時間早朝以外にも「スプレッドが広がりやすいタイミング」があります。一般的にスプレッドが広がりやすいと知られているタイミングは以下の通りです。
スプレッドの広がりやすいタイミング
- 経済指標の発表前後
- 要人発言の前後
- 突発的な市場に関わるイベントの発生前後
- 市場の休場時
経済指標発表や要人発言が行われるタイミングでは、市場参加者の様々な思惑から関連する通貨の注文が増えます。その後、注文が買い・売りどちらか一方的になりスプレッドが拡大しやすくなるのが特徴です。
また、突発的なイベントの発生も注文がどちらか一方的に進みやすく、スプレッドが広がりやすい傾向があります。したがって、相場が急変動しそうな場面では決済指値・決済逆指値注文を使う・ポジションは予め決済しておく・無理に取引しないといったことも大切です。また、各国の市場の休場時にも取引量が減り、スプレッドが広がりやすくなります。
海外FX業者ごとに通貨ペア・銘柄別のスプレッドを確認する
通貨ペアや銘柄によって、優位性のあるブローカーが変わります。例えば、メジャー通貨ペアのスプレッドは広いが、クロス円の通貨ペアのスプレッドが狭い業者、日経平均株価のスプレッドが他社よりも狭い業者といったケースが挙げられます。
自分の取引したい銘柄のスプレッドを重視して、ブローカーのスプレッドを比較しましょう。特定の銘柄を取引する際に、口座やブローカーを使い分けるのも手です。
海外FXの隠れた取引コストにご用心
スプレッドと取引手数料について説明してきましたが、ここからは「隠れた取引コスト」について解説していきます。
海外FXでは恐怖のストップ狩りがある?
外付け手数料なしでスプレッドも狭いFX業者があります。とりわけ、国内FX業者はスプレッド競争になっていると私は感じています。
私にも経験があるのですが、スプレッドが狭いFX業者の中には意図的にレートを改変させて、ストップロス注文を誘発させる「意図的なストップ狩り」をする業者も存在していました。
ローソク足のヒゲが瞬間的に伸びて、ストップロス注文が約定される現象ですが、トレーダーにとっては恐怖でしかありません。一瞬で全てのポジションがなくなってしまいます。
他社のレートには現れない急激な価格変動が現れた場合、FX業者によるストップ狩りの可能性があります。
海外FX業者でも早朝の時間帯にスプレッドが広くなることはありますが、取引量が増えるにつれてスプレッドも正常値に戻っていきます。海外FX業者でも、ストップ狩りが疑われるようなレートを出す業者もありますが、私が数年トレードを行っているXMTradingやTitan FXでは、数百Pips動くようなストップ狩りを疑わせるレートは見たことがありません。
ストップ狩りとフラッシュクラッシュの違い
よく似たような現象として、ストップ狩りとフラッシュクラッシュがありますが、相場の変動の仕組みが異なっています。FX業者がストップ狩りをする理由というのは、顧客の注文をインターバンクに流さず、顧客の損失がFX業者の利益になるDD取引をしていることが原因です。ですので、ある業者ではレートが急変動しているのに、別の業者では全く何も起こっていないという状況になっています。
一方、フラッシュクラッシュというのは、インターバンク市場のレートも急変動しているので、全ての業者で価格変動が発生します。もちろん、海外FX業者でも発生します。
見えにくいスリッページもチェック
注文した時点の価格と実際に約定された価格注文が異なる「スリッページ」も、隠れた取引コストとなります。
例えば、ドル円の売りを注文したときのレートが110.10で、実際には110.05で約定された場合、0.5Pipsのスリッページが発生したことになります。
スリッページは、トレーダーがPC・スマホ等で注文を送信してからその注文がFX業者のサーバーに到達するまでの間に価格が動いた場合や、FX業者側で注文時の価格で約定できなかった場合に発生します。
FX業者のサーバーに注文を送信する間に価格が動いた部分のスリッページは仕方がないですが、FX業者に注文情報が到達した後、なるべく注文時の価格に近い価格で約定できるか(約定力)は業者によって異なります。
約定力を正確に把握することは難しいですが、注文時の価格を覚えておき、決済レートと比較したり、指値・逆指値注文の場合は注文した価格と約定時の価格と比較したりすることで、おおまかな約定力を知ることができます。
また、注文がFX業者のサーバーに到達するまでの時間である「レイテンシー」は目に見える重要な指標です。レイテンシーが大きいほど注文が遅れて約定するため、注文価格と約定価格にずれが生じ、精密な取引が困難になります。海外FX業者の中でレイテンシーが小さいのは、Exness(エクスネス)やTraders Trust(トレーダーズ トラスト)、Focus Markets(フォーカス マーケット)などです。詳しくは以下の記事をご覧ください。
スリッページは不利になるばかりではありません。スリッページは、価格がトレーダーの損失になる方向・利益になる方向の両方に発生する場合があり、損失になるスリッページを「マイナススリッページ」、利益になるスリッページを「プラススリッページ」と呼びます。
国内FXの「追証」の可能性もコスト
海外FX業者は、国内FX業者よりもスプレッドや取引手数料といった取引コストが高いです。しかし、その分ボーナスやゼロカットといった国内FX業者にはないメリットがあります。
特に、私があえて海外FX業者を利用する理由の1つが、ゼロカットシステムです。私は、ゼロカットシステムがトレーダーにとって一番大切だと思っています。
FX取引で怖いのが、突然予測もつかないような値幅で相場が変動する場合があることです。スイスフランショックやフラッシュクラッシュなど、回数は少ないですが実際に発生しています。国内FX業者を利用していれば、サーバートラブルなどで強制ロスカットができなかった場合でも、追証を負ってしまうリスクがあります。
追証はトレーダーにとって一番の取引コスト/リスクになるのです。海外FX業者のほとんどはゼロカットシステムを導入していますので、幾分、広めのスプレッドであるとしても海外FX業者を使う価値があります。
「追証」という取引コストをなくすことができるのです。
海外FXトレードで損切りは必要コスト
裁量トレーダーを悩ますのが、そう、「損切り(ストップロス)」だと思います。どれだけ取引コストを減らしたとしても、損切りができないと「元の木阿弥(もくあみ)」です。つまり、努力が無駄になってしまいます。
自動売買トレードと違って、トレーダー自身でエントリーから決済までしなければいけません。損益がマイナスになってしまったら、どこかで区切りをつけて、仕切り直す必要があります。
「言うは易く行うは難し」で、「きっと元に戻る」と思ってしまうことがあります。こんな時に私が実践しているのは、「損切りは必要コスト」という考え方です。
「損」という言葉をできるだけ使わないようにします。「損」と考えると、決済したくないという気持ちに筆者は負けてしまいます。汗水たらして得た大切なお金ですから・・・。どんなビジネスであっても、経費が発生します。トレードでも同じです。そう考えると、少し気持ちが楽になると思います。
損切りしなければならない場面で損切りをためらうよりも、普段から減らせる取引コストをなるべく減らすことを意識しましょう。
両建てはコストの2重払い?
海外FXには、両建てに関するルールがたくさんありますが、同一口座であれば両建てしても問題ありません。ですが、取引コストを考えると、おすすめはしにくいです。スプレッドや取引手数料などのコストを2倍払うことになり、スワップポイントもマイナスになるというダブルパンチになります。
海外FXのスプレッドを制する者は利益を制する
近年日本向けサービスを提供する海外FX業者は増加傾向にあり、競争激化によりスプレッドはますます狭まってきています。トレーダーにとっては、よりスプレッドの狭い業者を選ぶことで利益が出しやすくなるため、とても良い傾向といえるでしょう。
なお、ブローカーによってスプレッドが狭い分野は異なるため、自分の取引したい銘柄のスプレッドを比較して、最も狭いスプレッドで取引できる口座を選ぶことが重要になります。
また、スプレッドや取引手数料が利益に直結するのですが、それ以外のスワップポイントやスリッページといった取引コストも無視はできません。
取引コストを理解してどれだけ少なくできるかが利益を増やす重要なポイントです。別の記事では、通貨ペアの選び方やレバレッジ、ゼロカットシステムについても解説しています。他の記事もぜひご覧になってみてください。