織り込み済みとは、相場が好材料・悪材料の影響を既に反映している状態のことです。その材料が出現したときに相場が反応するのではなく、前もって周知されたときから相場に反映されていき、材料出現時にはその影響力がほとんどなくなっている様子を指します。
例えば、好調な経済成長率の数値が発表されたり、逆に悪化した失業率の数値が発表されたりしても、それが事前に予想されている場合は、あまり相場に影響を与えません。織り込み済みのことに対して、市場参加者は特別な反応をしないのです。反対に、予想値と大きく乖離のある数値が発表される「サプライズ」があると、市場参加者は動揺し相場が大きく反応することがあります。
相場は常にファンダメンタルズなどの情報を織り込みながら作られていきます。多くの相場参加者に共有されているコンセンサスを知ることは、非常に重要なことだといえます。
チャールズ・ダウ氏が相場の値動きについて定義したダウ理論では、第一原則として「価格は全ての事象を織り込む」としています。これは、市場で形成される価格には、あらゆるファンダメンタルズやテクニカルの情報が反映されるということです。全ての情報が値動きに織り込まれていることを前提に考え、そのためチャート分析が有効であるとしています。
読み方
おりこみずみ