中央銀行とは、国家や地域の金融機関に対する監督行政と、物価や雇用など定められた指標の安定を目的として金融政策の立案・実行を行う機関です。紙幣として流通する銀行券の発行や、金融システムを守るための特別融資(特融)なども行います。日本の中央銀行は「日本銀行」です。
中央銀行は、金融政策の立案・実行を通じて「物価の安定」の責任を負っています。国によっては物価以外の使命を帯びている中央銀行もあり、米国の中央銀行である連邦準備制度理事会(FRB)は「物価の安定と、雇用の最大化」という二つの使命を与えられています。
物価安定については、目標とする水準を明示して民間経済に期待を醸成するために「インフレ目標」を設定している中央銀行が少なくありません。日本銀行は「物価安定の目標」を2%としています。目標については政府と共有していますが、それを実現する手段は中央銀行に委ねられており、これを「手段の独立性」といいます。
中央銀行の金融政策は、外国為替市場に強い影響力を持っています。金利変動によって高金利を享受したい市場参加者、為替変動をヘッジしたい実需筋など、さまざまな投資家の判断に影響が及びます。
中央銀行が金融政策を決定する会合を開催する際には、その内容によって為替レートが大きく変動するため、日程を把握しておくべきです。日銀の金融政策決定会合は前年に公表される開催日程に従って年8回、FRBの連邦公開市場委員会(FOMC)は6週間ごとの火曜日に年8回開催されます。
読み方
ちゅうおうぎんこう