期待利得とは、1回の取引で期待できる利益のことです。純利益を取引回数で割って求めます。自動売買やシステムトレード、売買戦略などを評価する際に用いられ、期待利得の数値が大きいほど、スプレッドや取引手数料などの取引コストの影響を受けにくくなるため、安定して利益を上げることができます。
例えば、取引回数が5回で総利益が10万円、総損失が8万円だった場合、純利益2万円を取引回数5回で割るため、期待利得は4,000円となります。
期待利得 =
純利益 ÷ 取引回数
期待利得は、純利益を取引回数で割るため、利益が出たトレードだけではなく、損失となったトレードも含めて1回あたりの取引で期待できる利益金額を算出します。このため、勝率が低い戦略ほど期待利得は低くなります。また、利益確定幅が狭い戦略ほど数値が低くなる傾向もあるため、スキャルピングなどの短期のトレードスタイルよりは、デイトレードやスイングトレードなどで数値が高くなりやすいです。
MetaTrader4(MT4)/MetaTrader5(MT5)のバックテスト機能などで期待利得を算出する際は、ロット(取引量)の設定で数値が変動することに注意が必要です。総利益と総損失の比率で計算されるプロフィットファクターなどは、ロット設定を変更しても数値に影響はありませんが、純利益を取引回数で割る期待利得は、1回あたりの取引量が増えるほど純利益が大きくなり、数値が変動します。異なる戦略同士の期待利得を比較したい場合は、ロット設定を揃える必要があります。
読み方
きたいりとく