MQL5クラウドネットワークとは、エキスパートアドバイザ(EA)の最適化にかかる時間を短縮するため、MetaTrader5(MT5)が使用するマシンリソースを、ネットワークに接続されている他人のコンピュータから借り受けることができるネットワークのことです。
MetaTrader5がMetaTrader4(MT4)から進化した点として、エキスパートアドバイザ(EA)の最適化の際に、コンピュータの複数のスレッドを利用する並列処理が可能になったことがあります。最適化では、パラメータの組み合わせごとにバックテストを行いますが、並列処理では、複数のスレッドにこの作業を割り当てることができます。MQL5クラウドネットワークはこの並列処理をさらに活用するための仕組みで、同一コンピュータ内のスレッドではなく、他のコンピュータのスレッドを利用することができます。
MetaTrader5の最適化で他人のコンピュータが持つ処理リソースを一時的に利用したい人は、MQL5クラウドネットワークを用いて有償で借り受けることができます。他方、有効利用できていないコンピュータの処理リソースを有償で貸し出すことも可能です。MetaTrader5の最適化を効率的かつ高速に行いたい人と、自宅で使われていないパソコン等の処理能力を貸し出すことで収入が得られる人のそれぞれにメリットがあるネットワークシステムです。
なお、MetaTrader5では、他人のコンピュータをつなぐだけでなく、自宅の別のパソコンなど、同一のネットワークに接続されているコンピュータをつないで最適化処理に割り振ることも可能です。
MQL5クラウドネットワークは、最適化に他人のコンピュータを利用するものですが、最適化を行ったエキスパートアドバイザ(EA)の情報や取引履歴は送信されないため、情報漏洩は発生しません。最適化の際に使用したチャートやティック履歴は送信されますが、バイナリ形式で送信されるため、受け取った側でそのデータを利用することはできません。
読み方
えむきゅーえるふぁいぶくらうどねっとわーく