なでしこ銘柄とは、女性人材の活用を積極的に推進した上場企業(銘柄)群のことで、名称の由来はサッカーの日本女子代表チーム「なでしこジャパン」です。2012年より毎年、経済産業省と東京証券取引所が共同で選定・発表しています。中長期の企業価値向上を重視する投資家に、女性活躍推進に優れた上場企業を魅力ある銘柄として紹介することで、そのような企業への投資を促すことを目的としています。
東京証券取引所に上場している約3,600社のうち、一定のスクリーニング要件を満たした企業について、女性活躍度調査のスコアリング結果に財務指標(ROE)による加点を行い、業種毎にスコアが上位の企業が「なでしこ銘柄」として、なでしこ銘柄に準ずる企業が「準なでしこ」として選定されます。
2020年の選定ポイントを具体的に挙げると、なでしこ銘柄は各業種のスコア1位企業(相対的に企業数が多い業種は2位企業まで)に加え、各業種における1位企業のスコアの85%以上かつ全体順位上位15%程度以上のスコアの企業が選定されました。一方、準なでしこは全体順位上位15%程度以上のスコアの企業のうち、なでしこ銘柄として選定されなかった企業から業種を問わず選ばれています。
女性の活躍は企業の多様性につながることから、なでしこ銘柄は長期的な成長が期待できると考えられます。また、なでしこ銘柄に選定されるとメディアへの露出が増えて投資家の注目度が高まるので、短期的に株価が上昇する可能性があり、発表直後は特に狙い目となります。ただし、なでしこ銘柄に選定されたからといって、それが必ずしも業績の拡大に直結するとは限りません。すぐに業績が上向くような特効薬ではなく、利益を得るまでにそれなりに時間がかかる場合もある点を理解しておく必要があります。
読み方
なでしこめいがら