オーバーナイトとは、FXのポジションを当日のうちに決済せず、翌日以降に持ち越すトレードのことです。オーバーナイトだけだと「夜を越す」という意味なので、より正確に表現すると「オーバーナイト取引」「オーバーナイトトレード」となります。FXは主に短期トレードをする投資家が多いため、その日のうちにポジションを決済するデイトレードと対比する意味で、オーバーナイトという語句が用いられています。
FX初心者向けの本やサイトなどでは、「オーバーナイトは危険なのであまり推奨しない」といった論調が目立ちます。特にオーバーナイト自体が危険ではないのですが、日本人の投資家が就寝する日本時間深夜に、欧米での要人発言や経済指標などが発表され、それによってもたらされる変動により大損をしてしまったり、ポジションが強制ロスカットになってしまったりするリスクがあるという意味です。これは逆に、日本時間の深夜は相場が大きく動きやすいことを意味するため、敢えてこの時間帯を狙って昼夜逆転の生活を送りながらトレードをする投資家もいます。
株式や先物など、取引所で取引されている金融商品の場合、それぞれの取引所が大引け(その日の取引終了)となった時点でポジションを保有していれば、オーバーナイトが確定します。一方、FXの場合は、世界のどこかで市場が動いているため、取引時間の切れ目がありません。しかし原則的に、主要市場として最後に取引終了を迎えるニューヨーク市場が17時(日本時間の7時、夏時間は6時)になった時点で1日が終了したと見なされるため、ポジションを保有したままこの時刻を過ぎるとオーバーナイトとなります。
24時間取引が行われるFXでオーバーナイトが意識される理由の一つに、スワップポイントがあります。スワップポイントは1日が終了した時点(ニューヨーク市場が終了した時点)で付与されるため、スワップ受け取りのポジションを持っている人にはスワップが加算され、逆にスワップ支払いのポジションを持っている人にはマイナススワップが反映されます。
読み方
おーばーないと
同意語
オーバーナイト取引
対義語
デイトレード