未公開株とは、証券取引所に上場しておらず、不特定多数の投資家が売買することができない株式のことです。「非公開株」や「プライベート・エクイティ」(PE)と呼ぶこともあります。特に後者については、PE投資を手掛ける著名なファンドなどもあり、動向が注目されています。
未公開株は市場取引はできませんが、株式を保有し売りたいと考えている株主と、購入を希望する投資家との相対取引は、通常の物品売買と同じように可能です。未公開株は通常、創業者一族やその企業の取引先、金融機関、ベンチャー・キャピタルなどが保有しています。近年では、インターネットを通じた「株式投資型クラウドファンディング」という形式が注目を集めており、事業内容に賛同できる未公開企業に少額から投資することができます。
日本の企業の多くが未公開であり、未公開株を一般個人が入手できるケースはまれです。これを逆手に取り、「上場を間近に控えている」「上場すれば必ず儲かる」といった巧みな誘いでお金をだまし取る投資詐欺は古くからある手法です。金融商品取引法上、未公開株の購入は当事者間の売買を除き、販売には金融商品取引業の登録が義務付けられています。金融庁のウェブサイトで販売業者の登録を確認できるので、当事者でない者から勧誘を受けた場合には十分注意する必要があります。
複数の機関投資家や個人投資家から集めた資金を未公開企業に投資し、投資先の企業の経営に深く関与して企業価値を高め、上場による利益を得るファンドがPEファンドです。欧米では歴史がある形態で、コールバーグ・クラビス・ロバーツ、ブラックストーン、カーライルがPEファンドの御三家と言われ実業界でも存在感を示しています。株式や債券といった金融商品と値動きが異なるため、分散投資の一環として機関投資家や年金基金などがPEファンドに投資することも珍しくなくなっています。
読み方
みこうかいかぶ
同意語
非公開株、プライベート・エクイティ、PE
対義語
上場株式