スタンダード・アンド・プアーズとは、米国の格付け大手であるS&P Global Ratings(S&Pグローバル・レーティング)のことです。金融情報会社S&P Globalの格付け部門にあたります。2016年に現在の名称に変更されましたが、現在でも旧名称の「スタンダード・アンド・プアーズ」と呼ばれることが多いです。ムーディーズ、フィッチと並び、世界三大格付け機関の一つです。
150年以上の長い歴史を持つスタンダード・アンド・プアーズは、世界各地で事業を展開し、信用リスク分析と幅広いリサーチ活動を通じて質の高い情報を市場参加者に提供し続けています。日本では、「S&Pグローバル・レーティング・ジャパン」と「S&PグローバルSFジャパン」が共同で国内の企業や債券の格付けを行っています。
格付けを表す記号は、格付け会社や格付け対象によって若干異なり、スタンダード・アンド・プアーズでは基本的に「AAA」から「D」のアルファベットを用います。最上位は「AAA」で、「BBB」以上がリスクが低く信用力が高い「投資適格」、それよりも下(「BB」以下)はリスクが高く投資基準を満たしていない「投機的格付け」とされています。
格付けとは、格付け機関が金融商品または金融機関、企業、政府などの信用力を独自の手法と尺度で総合的に評価してランク付けすることです。信用リスクを知る上で非常に重要な指標となり、投資の判断材料の一つとして格付けを利用する投資家も少なくありません。FX市場で注目されるのは各国の国債格付けです。過去にはスタンダード・アンド・プアーズが米国債の格付けを引き下げたことにより、為替、株式、債券市場が大きな影響を受けました。基本的に、国債の格付けが上がった国の通貨は買われやすく、格付けが下がった国の通貨は売られる傾向があります。
読み方
すたんだーど・あんど・ぷあーず
同意語
スタンダード&プアーズ、S&P Global Ratings、S&Pグローバル・レーティング