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Vantage Trading(ヴァンテージ)が提供する仮想通貨CFD取引において、最大レバレッジが大幅に引き上げられました。
今回の変更により、ビットコイン(BTCUSD)とイーサリアム(ETHUSD)の2銘柄で、従来の333倍から最大500倍のハイレバレッジが利用可能になり、少ない証拠金で大きな取引が行えるようになりました。
本記事では、Vantageのレバレッジの仕組みや確認・変更方法、他社との違いまで詳しく解説します。初めての方にもわかりやすくまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
Vantageの仮想通貨の最大レバレッジが500倍に
Vantage Trading(ヴァンテージ)は2025年5月、取り扱う仮想通貨CFDのうち主要2銘柄について、最大レバレッジを500倍に引き上げることを発表しました。
今回の変更により、Vantageは仮想通貨トレーダーにとって新たな選択肢となる可能性があります。Vantageが行ったレバレッジ引き上げの内容を詳しく見ていきましょう。
ビットコインのイーサリアムのレバレッジが500倍に引き上げ
Vantage Trading(ヴァンテージ)で最大500倍のレバレッジが適用される仮想通貨銘柄はBTCUSD(ビットコイン / 米ドル)およびETHUSD(イーサリアム / 米ドル)の2つです。
変更前のレバレッジと変更後のレバレッジは以下の通りです。
Vantageのレバレッジ引き上げ銘柄
対象銘柄 | 変更前レバレッジ | 変更後レバレッジ |
BTCUSD (ビットコイン / 米ドル) |
333倍 | 500倍 |
ETHUSD (イーサリアム / 米ドル) |
333倍 | 500倍 |
BTCUSD | |
変更前 | 333倍 |
変更後 | 500倍 |
ETHUSD | |
変更前 | 333倍 |
変更後 | 500倍 |
レバレッジ変更は2025年5月17日(土)に行われ、既に業界最高水準の500倍への引き上げが完了済みです。適用対象はVantageの全ユーザーです。既存のポジションに対しても自動的に新レバレッジが適用されています。
今回のレバレッジ引き上げは、仮想通貨市場の活況を受けた措置と考えられます。
これには、ビットコイン価格の急騰(10万ドル超え)による取引量増加に対応する目的と、他社よりも有利な取引環境をアピールする狙いがあるでしょう。
Vantageは仮想通貨のアップデートに積極的
Vantage Trading(ヴァンテージ)では、近年盛り上がりを見せる仮想通貨関連のアップデートに積極的です。2025年3月には、「仮想通貨×金」のペアを追加しました。今まで当たり前だったドル建てとは異なる動きを見せる銘柄により、新たな取引チャンスが狙えます。
また、ビットコインのスプレッドも他社と比べてかなり狭い設定です。豊富なボーナスと相まって優れた取引条件を提供している点が、多くのトレーダーから高い評価を受けています。
Vantageのレバレッジの仕組み
Vantage Trading(ヴァンテージ)では、取引する銘柄や口座タイプ、口座残高などに応じて利用できるレバレッジ倍率が設定されています。
ここでは、Vantageの代表的なレバレッジ設定について詳しく見ていきましょう。
為替(FX)通貨ペアのレバレッジは最大2,000倍
Vantage Trading(ヴァンテージ)は、メジャー通貨ペアにおいて最大2000倍という非常に高いレバレッジを提供しています。
標準的なスタンダード口座やRaw ECN口座の最大レバレッジは基本的に1000倍ですが、上位のプレミアム口座では2000倍まで設定可能です。
最大2000倍というレバレッジ水準は、海外FXブローカー全体でもトップクラスです。
例えば他社ではTitanFXが500倍、Axioryが400倍程度であることと比較すると、Vantageのレバレッジ環境がいかに高水準かがわかります。
メジャー通貨ペア以外のレバレッジは比較的低い
価格変動リスクが大きいマイナー通貨は50倍、新興国通貨などのエキゾチック通貨は20倍といった具合に制限されている点には留意が必要です。
口座残高に応じてレバレッジ制限が掛かる
Vantage Trading(ヴァンテージ)では口座残高(証拠金残高)に応じたレバレッジ制限が設けられています。高額の残高を預けた場合に利用可能な最大レバレッジが引き下げられる点には注意が必要です。
具体的には、口座の有効証拠金残高が2万ドル未満(約260万円未満)の場合は最大レバレッジ1000倍(プレミアム口座の場合2000倍)をフルに利用できますが、残高が2万ドル以上になると最大レバレッジは500倍に制限されます。
- 残高2万ドル未満の場合: 最大レバレッジ1000倍(※)
- 残高2万ドル以上の場合:最大レバレッジ500倍
プレミアム口座では2000倍
ただし、制限後でも500倍という高いレバレッジが維持される点は大きな利点です。他社では残高が増えるにつれて更に200倍や100倍へ段階的に制限が厳しくなるケースも多くあります。
しかしVantageでは2万ドル超で一律500倍に抑えられるのみで、それ以上どれだけ残高が増えても500倍は確保されます。
証拠金額が増えても最低500倍のハイレバレッジが維持される緩やかな制限のため、高額資金を運用するトレーダーにとっては一定の安心材料といえるかもしれません。
プレミアム口座では、時間帯によってレバレッジ制限が掛かる
Vantage Trading(ヴァンテージ)のプレミアム口座は、時間帯によってレバレッジ制限がかけられる点にご注意ください。
プレミアム口座は、取引手数料無料、最大2000倍レバレッジなど高度な取引環境を提供する口座タイプです。
具体的には、重要経済指標の発表15分前〜発表5分後や、週明け直後(月曜市場オープンから約2時間)、週末クローズ前の約3時間といったタイミングでは、最大レバレッジが一律200倍に制限されます。
平常時には最大レバレッジが復帰しますが、このような時間帯では余裕を持ったポジション調整を行いましょう。
Vantageのレバレッジの確認方法と変更方法
ここでは、Vantage Trading(ヴァンテージ)でのレバレッジ確認方法と変更手順について順を追って解説します。
Vantageのレバレッジの確認方法
Vantage Trading(ヴァンテージ)では会員ページにログインすることで、自分の取引口座の現在のレバレッジ設定を確認できます。
会員ページの「アカウント」一覧画面で、各口座欄に「500:1」「1000:1」などの形式で設定されているレバレッジが表示されるため、こちらの画面からご確認ください。
口座にログインした状態であれば、ポジションを1つ建ててみて必要証拠金から逆算することでレバレッジ設定を推測することもできます。
しかし、初心者には難しいため会員ページで確認するのが確実です。
Vantageのレバレッジの変更方法
Vantage Trading(ヴァンテージ)では口座開設時に選択したレバレッジを、後から変更することも可能です。
変更手続きはオンラインで簡単に行えますが、MT4 / MT5上から直接レバレッジを変更することはできないため、会員ページから操作しましょう。
まず、会員ページにログイン後、「アカウント」一覧から変更したい口座を選び、その行に表示されている歯車マーク(設定ボタン)をクリックします。
すると以下のようにメニューが表示されます。
「レバレッジの変更」という項目を選択し、プルダウンから希望するレバレッジを選択すると、レバレッジの変更は完了です。
変更手続きが完了すると、新しいレバレッジ設定が口座に適用され、会員ページ上の表示も更新されます。
なお、レバレッジを引き下げる変更を行うと、必要証拠金が増加して現在保有中のポジションに対する証拠金維持率が低下します。
変更後に証拠金維持率が急降下してしまうとロスカット(強制決済)が発生する恐れがあるため、レバレッジの引き下げはすべてのポジションを決済してから行うと良いでしょう。
レバレッジ引き上げでVantageの仮想通貨取引が選択肢に
今回のレバレッジ引き上げにより、Vantage Trading(ヴァンテージ)での仮想通貨取引の魅力が大きく高まりました。
従来、仮想通貨のハイレバレッジ取引と言えば海外取引所でも100倍程度が一般的でしたが、Vantageでは主要通貨ペアと同等レベルの500倍という突出した倍率を提供しています。
一方で、高いレバレッジには当然リスクが伴います。初心者の方は、最初から最大倍率を使い切るのではなく、十分低いポジションサイズから始めることをおすすめします。