劣後特約付ローン
2018.06.04
劣後特約付ローンは、借り入れた側が解散したり、破綻したりした際、負債を全て支払った後に返済されるローンのことです。
そのため、通常のローンよりも株式に近いことが特徴で、債務者にとっては通常のローンよりも自己資本に近い性格をもっています。
劣後特約付ローンは、会計上は負債となるため自己資本に算入することはできません。しかし、格付会社の評価によっては資金調達額の一定割合が資本と認められるため、劣後特約付ローンで借り入れすると株式の希薄化をすることなしに財務体質を強化できることが大きなメリットです。
ただし、劣後特約付ローンは通常のローンよりも融資側にとってリスクが高いため、利子が通常よりも高くなるというデメリットもあります。
読み方
レツゴトクヤクツキローン・れつごとくやくつきろーん