海外FX初心者

当記事は執筆時点の最新情報に基づいて発信しています。現在の最新情報とは異なる場合がありますので、最新情報は各ブローカーの公式WEBサイトよりご確認下さい。
STICPAY(スティックペイ)は、法定通貨はもちろんのこと、仮想通貨入出金や両替にも対応しているオンラインウォレットの1種です。
オンラインウォレットにはSTICPAYの他にbitwallet・BXONE・Peskaなどがあり、海外FX業者への入金・出金方法として人気があります。しかし、海外FXを始めたばかりの方にとっては、特徴や利用の仕方が分かりにくいと感じるかもしれません。
今回は2017年にサービスを開始したSTICPAYについて、使い方やメリット、対応する海外FX業者などを徹底解説します。

この記事の目次
STICPAYはオンラインウォレットの一種
オンラインウォレットとは
オンラインウォレットは、その名前の通りネット上で自身の資金を管理する口座のことです。オンラインウォレット口座を開設し入金しておくことで、対応したサービスでの送金を素早くできるほか、業者によっては法定通貨や仮想通貨(暗号資産)の両替も行えます。
海外FXでSTICPAYなどのオンラインウォレットを使用する場合は、「海外FX業者 - オンラインウォレット」間で入出金を行います。銀行送金で直接海外FX業者からの入出金を行うよりも所要時間が短く、さらに基本的には手数料無料で入出金できるメリットがあります。
STICPAYの口座開設はわずか3分で完了
STICPAYの口座開設は非常に簡単で、不備がなければオンライン手続きがわずか3分で完了します。口座開設は以下の3ステップで手続きを進めることができます。
STEP1 必要事項の入力
公式サイトの口座開設ボタンをクリックし、メールアドレス、生年月日、氏名、電話番号などを入力します。この際、使用する通貨を米ドル、日本円、香港ドルなどから選択します。
STEP2 電話番号の認証
次に、登録した電話番号にSTICPAYからショートメッセージ(SMS)が届きます。SMS内のリンクをクリックするだけで、電話番号の認証は完了です。
必要書類の提出
資金の入金には、本人確認作業(KYC)が必要です。本人確認書類として、以下の二点をご用意ください。
KYCに利用可能な書類
身分証明書 | 運転免許証、マイナンバーカード、パスポート等 |
住所確認書類 | 公共料金の領収書や住民票など |
身分証明書 |
|
住所確認書類 |
公共料金の領収書や住民票など |
これらの書類をスマートフォンで撮影し、STICPAYの登録画面からアップロードしてください。書類提出後、早ければ数分で承認されます。
STICPAYの口座への入金
口座の開設と必要書類の承認が完了すれば、STICPAY口座へ入金可能になります。
STICPAY口座へ入金しておくことで、資金を海外FXの入金に使用できます。また、海外FXからの出金もSTICPAY口座宛に行えます。
STICPAY口座への入金方法はいくつかありますが、着金までの時間が最も早いクレジットカードでの入金を例に挙げてみましょう。
クレジットカードでは初回の入金時のみ、利用するカードの裏表の写真をアップロードして承認手続きを行わなければなりません。早ければ数時間程度で承認されて入金が可能となります。クレジットカードでの入金は即時反映になりますが、3.85%の手数料が掛かります。
STICPAYへの詳しい入出金方法は、次章をご覧ください。
STICPAY以外のオンラインウォレットとしては、bitwallet・BXONE・Peskaなどがありますが、その中でもSTICPAYは2017年にサービスを開始しており、十分な運営歴があります。さらに、対応するブローカーが比較的多いため、安心感と利用しやすさを兼ね備えたオンラインウォレットといえるでしょう。
STICPAYの特徴
STICPAYへの入金方法・出金方法一覧
STICPAYへの入金は、国内銀行送金やクレジット・デビットカード入金の他に、仮想通貨などでも行えます。入金方法によって着金までの時間や手数料が異なるので、ご注意ください。
入金方法別の反映時間と手数料
入金方法 | 反映時間 | 手数料 |
国内銀行送金 | 営業日半日以内 | 4% + 100円 |
クレジットカード | 1時間 | 3.85% |
Alipay & Wechatpay | 1時間 | 1.5% |
Unionpay | 1時間 | 5% |
Binance Pay | 1時間 | 1% |
Bitcoin / Litecoin / Ness / USDT | 1~2営業日程度 | 1% |
国内銀行送金 | |
反映時間 | 営業日半日以内 |
手数料 | 4% + 100円 |
クレジットカード | |
反映時間 | 1時間 |
手数料 | 3.85% |
Alipay & Wechatpay | |
反映時間 | 1時間 |
手数料 | 1.5% |
Unionpay | |
反映時間 | 1時間 |
手数料 | 5% |
Binance Pay | |
反映時間 | 1時間 |
手数料 | 1% |
Bitcoin / Litecoin / Ness / USDT | |
反映時間 | 1~2営業日程度 |
手数料 | 1% |
上記の他、海外銀行送金(手数料1% + 中継手数料等)も利用可能です。
STICPAYから出金する場合も、国内・海外の銀行送金や仮想通貨が利用できます。ただし、出金方法ごとに反映時間や手数料が異なります。
出金方法別の反映時間と手数料
出金方法 | 反映時間 | 手数料 |
国内銀行送金 | 2~3営業日 | 2.5% + 800円 |
海外銀行送金 | 1~3営業日程度 | 5% |
仮想通貨 | 1〜2営業日程度 | 3% ~ |
国内銀行送金 | |
反映時間 | 2~3営業日 |
手数料 | 2.5% + 800円 |
海外銀行送金 | |
反映時間 | 1~3営業日程度 |
手数料 | 5% |
仮想通貨 | |
反映時間 | 1〜2営業日程度 |
手数料 | 3% ~ |
STICカードは強い味方
STICPAYカードはSTICPAYの口座と連動したデビットカードのようなもので、STICPAYを利用する最大のメリットと言っても過言ではありません。STICカードは日本国内の銀行ATMやコンビニATMのみならず海外のATMでも現地の現金を引き出せるので、旅行先などで現金が必要になった際に重宝します。
STICカードは、STICPAY会員ページの「STICカード」メニューから申し込めます。
万全の日本語サポート
STICPAYはサポート窓口が日本語に対応しています。金銭関係のトラブルが生じた時に問い合わせが必要になることもあるのではないでしょうか。サポート窓口が英語だけの対応では、状況を伝えることも容易ではないので、日本語に対応している万全のサポート体制は心強いでしょう。
STICPAYをbitwalletと比較すると?
入金手段が多いSTICPAY
同じオンラインウォレットのSTICPAYとbitwalletを比較した際に、STICPAYが優れているのは、入金手段が多い点です。
どちらのオンラインウォレットにも共通する入金手段である、クレジットカードや銀行送金の他に、仮想通貨での入金に対応していることはSTICPAYの大きな利点です。
STICPAYの入金で使える仮想通貨は、以下の5種類です。いずれも入金手数料は1%と低く設定されています。
- ビットコイン
- ライトコイン
- Binance Pay
- Ness
- USDT
国内銀行への送金手数料はbitwalletが魅力的
海外FX業者の利益などをオンラインウォレットを経由して国内銀行へ送金する手数料は、bitwalletが最大でも10ドル(相当額)なのに対して、STICPAYは出金額の2.5% + 800円となっているため、bitwalletの方が魅力的と言えるでしょう。
STICPAYに対応している海外FX業者一覧
以下は、当記事執筆時点(2025年8月時点)で、STICPAYでの入金と出金に対応した海外FX業者の一覧です。
主要海外FX業者のSTICPAY 対応状況
STICPAYは、海外FX業者間の入出金であれば、手数料無料かつ短時間で送金可能です。対応しているブローカーであれば手軽に資金の移動が行えるため、利用しやすいオンラインウォレットといえます。
STICPAYを利用できるおすすめ海外FX3社
ここからは、STICPAYに対応している主要な海外FX業者の中から、おすすめのブローカーとして、Exness・BigBoss・FXONの3社について詳しく見ていきましょう。
Exness
Exness(エクスネス)は、最大で無制限のレバレッジやロスカット水準0%など、制限の少ない取引環境が魅力のある海外FX業者です。
Exnessのメリットは、ハイレベルな取引環境だけではなく、英国金融行動監視機構やキプロス証券取引委員会など世界8カ国で金融ライセンスを取得しており、安全性の高さも挙げられるでしょう。さらに、「The Financial Commission」へも加盟しており、顧客目線での信頼性が強化されています。
The Financial Commissionとは、顧客とブローカー間の紛争解決を目的とした第三者機関です。もしブローカー側に非があった場合、多くのケースで1件の苦情あたり最大20,000ユーロが補償されます。
入金ボーナス等のキャンペーンは行わないExnessですが、高いレバレッジを活かして、少額から大きな利益を狙いたいトレーダーにとって最適な選択肢となるでしょう。
BigBoss
BigBoss(ビッグボス)は、豊富なボーナスキャンペーンや、カスタマイズ可能な独自の口座タイプなどが評判の海外FX業者です。
通常開催の口座開設ボーナスは15,000円ですが、FXplus経由で口座開設された方は18,000円に増額して付与されます。
またBigBossでは、700ドルまでの100%ボーナスをはじめとし、最大13,700ドルの入金ボーナスキャンペーンも行っています。ボーナスを活用して、リスクを抑えた取引を行いたい方は、BigBossをご検討ください。
FXON
FXON(エフエックスオン)は、AI技術による透明性の高いディーリング、そして低スプレッドを実現するプライシングなどで注目されている海外FX業者です。
2025年にサービスを開始したブローカーですが、「The Financial Commission」に加盟しており、信頼性や安全性の高さも特徴でしょう。
FXONは、365日対応のカスタマーサポートや、機能が充実した会員ページなどの評判も良く、ユーザー目線に立ったサービスが提供されています。取引環境の高さにメリットのあるFXONですが、期間限定のキャンペーン開催も積極的なので、ぜひ最新情報もチェックしてみてください。
STICPAYを利用する利便性とは
STICPAYは、仮想通貨への対応やSTICカードの復活(2025年7月時点)など、独自性や利便性の高いサービスによって根強い人気のある決済方法です。対応している海外FX業者も多く、bitwalletと並んで使いやすいオンラインウォレットといえるでしょう。
海外FXで利用可能な入出金方法は、ブローカーごとに利用な可能なサービスの有無が変わったり、世情によっても変化する場合があります。ぜひ、本記事や当サイトを参考に、自分自身のトレードスタイルにあった決済方法を探してみてください。
編集部の
コメント
STICカードは、2019年2月22日に一度発行が停止されましたが、同年4月1日にカードブランドを変更して再発行が開始されました。しかし、その後再び新規発行が停止される期間が続きましたが、2025年7月末に再開のアナウンスがされています。STICカードの再開によってSTICPAYの利便性向上が期待されているといえるでしょう。