話題のニュース

当ニュース記事は執筆時点の最新情報に基づいて発信しています。現在の最新情報とは異なる場合がありますので、最新情報はこちらよりご確認ください。
海外FXブローカーのVantage Trading(ヴァンテージ)は、2025年7月21日、MetaTrader5(MT5)を取引プラットフォームとするBTC・ETH口座タイプを提供開始しました。
BTC・ETH口座では、ビットコインやイーサリアムを直接証拠金としてFX取引を行うことができます。仮想通貨を売却せずに、長期保有を続けながら同時にFX取引することが可能です。
この記事では、BTC・ETH口座の基本的な仕組みから、メリット・デメリット、どのような場面で活用できるかを詳しく解説しました。
「BTC・ETH口座って何?」「どんな場合に使うべき?」などの疑問をお持ちの方は是非ご覧ください。

この記事の目次
Vantage TradingがBTC・ETH口座タイプを新たに導入
Vantage Trading(ヴァンテージ)が2025年7月21日より、新たにBTC・ETH口座タイプの提供を開始しました。これにより、ビットコインやイーサリアムを証拠金として直接活用できるようになります。
BTC・ETH口座タイプの基本情報
Vantage Trading(ヴァンテージ)ではこれまで、口座通貨が円とドルのみでしたが、今後はBTC・ETH口座を利用できます。BTC・ETH口座の基本情報は以下のとおりです。
BTC・ETH口座タイプの概要
口座通貨 | BTCまたはETH |
利用可能な口座タイプ | MT5 スタンダード口座STP |
最小入金額 | 0.0005 BTC / 0.0025 ETH |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
手数料 | 無料 |
ボーナス・キャンペーン | 対象外 |
コピートレード | 利用不可 |
口座通貨 | BTCまたはETH |
利用可能な口座 | MT5 スタンダード口座STP |
最小入金額 | 0.0005 BTC 0.0025 ETH |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
手数料 | 無料 |
ボーナス キャンペーン |
対象外 |
コピートレード | 利用不可 |
BTC・ETH口座はVantage TradingのMT5 スタンダードSTP口座で利用可能です。従来のスタンダード口座と同じく、手数料無料で1,000倍のレバレッジを利用できます。
Vantageは仮想通貨を保有している方にとって、眠っている資産を有効活用できる便利な海外ブローカーになったといえるでしょう。
BTC口座ではBTCのみ、ETH口座ではETHのみの入出金に対応しています。
Vantageは仮想通貨取引のアップデートに積極的
Vantage Trading(ヴァンテージ)は2025年5月に、BTCUSD(ビットコイン / 米ドル)とETHUSD(イーサリアム / 米ドル)の最大レバレッジを500倍に引き上げるなど、仮想通貨関連サービスの強化に積極的です。
今回のBTC・ETH口座の提供開始もその一環で、Vantageが仮想通貨トレーダーのニーズに応えるサービス展開を目指していることが伺えます。
当サイト(FXPlus)経由でVantageの口座開設していただくと、「15,000円口座開設ボーナス」「120%入金ボーナス」が受け取れます。口座開設がまだの方はぜひご活用ください。
詳しくは以下の記事で解説しています。
Vantage TradingのBTC・ETH口座タイプを利用するメリット
ここからはVantage Trading(ヴァンテージ)のBTC・ETH口座を利用する具体的なメリットを紹介します。
仮想通貨を法定通貨へ換金する必要がない
Vantage Trading(ヴァンテージ)BTC・ETH口座では、保有している仮想通貨を売却せずに証拠金として活用できます。これにより、仮想通貨の価格上昇を待ちながら、同時にFX取引も行うことが可能になります。
また、銀行送金などの従来の入金方法と比べ、仮想通貨の直接入金により一部の手数料を節約できる場合があります。
VantageへBTC・ETHを送金する際には、ブロックチェーンネットワーク手数料(ガス代)が発生するため、コスト面での優位性は利用方法や市況によって変わることをご理解ください。
保有中の仮想通貨を有効活用できる
Vantage Trading(ヴァンテージ)のBTC・ETH口座では、保有している仮想通貨をそのまま証拠金として活用できます。
これまでは仮想通貨を保有したままトレードするには換金あるいは別途資金が必要でした。しかし、BTC・ETH口座タイプなら追加の資金投入なしに、FXトレードができます。
含み益の実現タイミングを調整可能
Vantage Trading(ヴァンテージ)のBTC・ETH口座では、仮想通貨を保有したままにできるため、含み益の実現タイミングを調整可能です。
例えば、今年の収入が多い場合は利益確定を来年に回したり、他の投資で損が出た年に合わせて利益を確定したりすることで、税金を抑えられる可能性があります。
ただし、税務処理については個人の状況により大きく異なるため、必ず税理士などの専門家にご相談の上、適切な税務戦略を立てることをおすすめします。
Vantage TradingのBTC・ETH口座タイプを利用するデメリット
Vantage Trading(ヴァンテージ)のBTC・ETH口座は、魅力的なメリットが多いものの、デメリットも存在するため注意が必要です。あらかじめデメリットを認識しておけば、リスクを最小限に抑えて取引を開始できるでしょう。
二重の価格変動リスクが発生する
Vantage Trading(ヴァンテージ)のBTC・ETH口座を利用すると、二重の価格変動リスクが発生します。FX取引のリスクに加えて、仮想通貨の価格変動リスクも発生するためです。
たとえば、ドル円での取引で10,000円相当の利益を獲得したとしても、同時期にBTCの価格が下落すれば、円換算での資産価値は減少する可能性があります。
そのため、BTC・ETH口座ではFX取引の損益だけでなく、仮想通貨の価格にも注目しなければなりません。
強制ロスカットリスクの増大
仮想通貨価格の変動により証拠金が大きく増減しやすいこともデメリットです。仮想通貨の下落で証拠金が減少した場合、法定通貨建て口座よりも強制ロスカットが発生しやすくなります。
BTC・ETHは短時間で20-30%下落することも珍しくないため、ロスカットしないように証拠金管理を行いましょう。
日本円での損益計算が複雑
円建て口座なら口座残高で瞬時に損益を把握できますが、仮想通貨建て口座は損益計算が複雑になります。具体的には、以下の計算が必要です。
仮想通貨建て口座の損益
- FX取引による損益
- 仮想通貨価格変動による損益
- 法定通貨換算での総合損益
これらをすべて考慮する必要があり、口座残高を見ただけでは損益を把握しにくいため注意が必要です。例えば、FX取引で損失を出している場合でも、仮想通貨の価格が上昇していれば、円換算でプラス収支になるといったケースもあります。
また、税務申告時には、これらを正確に分離して計算する必要があります。
出金タイミングによって損益が変わる
利益を日本円等に換金したい場合、仮想通貨市場の変動に応じて適切な換金タイミングの見極めが必要です。また、ネットワーク手数料の負担なども考慮する必要があります。
Vantage Tradingのボーナス・キャンペーン対象外
BTC・ETH口座では、Vantage Trading(ヴァンテージ)の各種ボーナスやプロモーションが利用できません。対象外となるサービスは以下の通りです。
BTC・ETH口座で利用できないサービス
- クレジットの受取り(口座開設ボーナス・入金ボーナス等)
- クレジット報酬関連プロモーションへの参加
- 現金報酬の受取り
- コピートレード
ボーナスを重視する方には大きなデメリットとなります。ボーナスを利用したい場合、メイン口座を法定通貨建てにして、BTC・ETH口座をサブ口座として活用することをおすすめします。
また、Vantageのコピートレードも利用することが出来ません。
Vantage TradingのBTC・ETH口座タイプの活用シチュエーション
仮想通貨建て口座は特定の状況において、優れた効果を発揮可能です。ここでは、Vantage Trading(ヴァンテージ)のBTC・ETH口座がとくに有効な3つの活用シチュエーションを紹介します。
仮想通貨を長期保有したい場合
Vantage Trading(ヴァンテージ)のBTC・ETH口座は、仮想通貨を長期保有したいトレーダーにおすすめの口座です。
多くの仮想通貨投資家は「ガチホ」と呼ばれる長期保有戦略を採用しています。BTCやETHの価格が将来的に上昇することを信じ、短期的な価格変動に惑わされずに保有し続ける戦略です。
従来は仮想通貨を保有するだけでしたが、この口座を利用することでFX取引の利益もBTC・ETHで受け取れるため、保有数量を増やせる可能性があります。
仮想通貨をただ保有しているだけでは資産効率が悪いと感じる方には、VantageのBTC・ETH口座がおすすめです。
保有中の仮想通貨に上昇トレンドが発生している場合
保有中の仮想通貨に上昇トレンドが発生している場合にも活用できます。Vantage Trading(ヴァンテージ)のBTC・ETH口座を利用することで、仮想通貨の価格上昇とFX取引での利益の両方を狙えます。
仮想通貨の上昇トレンドが続けば、資産を増やせる可能性が高まります。また、証拠金が増えると、FX取引でより大きなポジションを持つことが可能です。
ただし、上昇トレンドから下落トレンドに転じ、証拠金を減少させてしまう可能性もあります。そのため、適切なリスク管理が欠かせません。上昇トレンド時でも慎重なポジション管理を心がけ、資産を大きく減らすリスクを軽減しましょう。
利益確定タイミングを調整したい場合
仮想通貨の含み益を抱えており、利益確定のタイミングを慎重に検討したい方にもVantage Trading(ヴァンテージ)のBTC・ETH口座は有効です。
仮想通貨を売却せずに証拠金として活用できるため、税務上有利な年度での利益確定や、他の投資損失との損益通算タイミングを調整することが可能になります。
ただし、FX取引自体も課税対象となることにご注意ください。
Vantage Trading BTC・ETH口座タイプの注意点
BTC・ETH口座にはいくつか注意点が存在します。事前に注意点を把握し、不要なトラブルを回避しましょう。
利用できる口座タイプはMT5 スタンダード口座のみ
Vantage Trading(ヴァンテージ)BTC・ETH口座では、MT5のスタンダード口座のみが提供されています。MT4を取引プラットフォームとする場合や、ECN口座、プレミアム口座は仮想通貨建てでは提供されていません。
ECN口座等の低スプレッド環境を希望する場合は、従来の法定通貨建て口座を選択する必要があります。最大レバレッジは既存のスタンダード口座と同様の1000倍となっており、効率的な資金運用が可能です。
IB報酬の提供形態が一部利用できない
Vantage Trading(ヴァンテージ)でアフィリエイト(IB)活動を行う方は、BTC・ETH口座では一部報酬の形態が制限されることにご注意ください。
BTC・ETH口座の報酬形態
利用可能な報酬形態 | 利用不可の報酬形態 |
|
1ロットあたりの固定ドル報酬 |
利用可能な報酬形態 |
|
利用不可の報酬形態 |
1ロットあたりの固定ドル報酬 |
事前に確認の上、法定通貨建て口座との使い分けを検討することをおすすめします。
Vantage TradingのBTC・ETH口座タイプで取引をはじめよう
Vantage Trading(ヴァンテージ)のBTC・ETH口座は、仮想通貨を保有しているトレーダーに新たな運用選択肢を提供します。
BTCまたはETHを売却せずに長期保有を続けながら、同時にFX取引の証拠金として活用することが可能です。仮想通貨を換金することなく、Vantageの狭いスプレッドや高いレバレッジにより、効率的にトレードできます。
しっかりとメリット・デメリットを十分理解した上で、保有している仮想通貨の新たな活用方法として、VantageのBTC・ETH口座をぜひご利用ください。