話題のニュース

当ニュース記事は執筆時点の最新情報に基づいて発信しています。現在の最新情報とは異なる場合がありますので、最新情報はこちらよりご確認ください。
USDC(USD Coin)は、米ドルと等価になるよう設計された仮想通貨(ステーブルコイン)で、海外FXブローカーへの入出金手段としても活用されています。比較的着金が早く、コストも抑えやすいことから、利用するトレーダーが増えつつあります。
昨今、一部の銀行やクレジットカード会社が海外FXブローカーへの送金を制限するケースが見られる中、USDCはそれらの代替手段としても注目されています。
特にXMTrading(エックスエム)では、USDC入金の手数料が無料で、口座への反映も迅速なため、有効な入金手段の一つです。
ただし、XMでUSDCを利用する際には、利益分の出金方法が限定されるなど、特有のルールも存在します。
1. | 手数料が無料、かつ口座への反映が迅速に行われるため、利便性が高い |
---|---|
2. | 海外FXブローカーへの入出金を制限されているケースが少なく、出金拒否リスクが低い |
3. | 仮想通貨に使われているブロックチェーン技術で資金管理ができるため、透明性や安全面が高い |
1. | USDCで入金した場合、出金できるのは入金額と同額までに限られる |
---|---|
2. | 日本円や米ドルなどの法定通貨とは異なる税制に対する理解が求められる |
仮想通貨に馴染みのない方にとっては、USDCの扱いは少し複雑に感じられるかもしれません。しかし、その仕組みとルールを正しく理解することで、XMでの取引コスト削減や、より安全な資金管理に繋げることが可能です。
この記事では、USDCの基本的な特徴、XMの取引口座へUSDCを利用して入金する際の具体的な手順や、メリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
USDCとは?
USDC(USD Coin)は、「ステーブルコイン」と呼ばれる種類の仮想通貨です。
ステーブルコインとは、価格が安定するように設計された仮想通貨のことを指します。ビットコイン(BTC)のように価格が大きく変動する仮想通貨とは異なり、米ドルなどの法定通貨や金といった特定の資産の価値と連動させることで、価格を安定させることを目的としています。
米ドルと同じ価値に設定された仮想通貨
USDCは、その価値が常に米ドル(USD)とほぼ同等になるように設計されています。
ビットコインやイーサリアムといった代表的な仮想通貨が、市場の需要と供給によって日々大きく価格を変動させるのとは対照的に、USDCは価格の安定性を最も重視しているのが特徴です。
USDCの場合、発行元であるCircle社が、発行したUSDCの総量と同額の米ドル資産を準備金として金融機関に保管しています。
この準備金が価値の裏付けとなっているため、USDCの価格は米ドルとほぼ同じ価値を維持することが可能となっています。また、この準備金は、第三者の監査法人によって定期的に監査・公表されており、その透明性の高さがUSDCの信頼性を支えています。
この仕組みにより、トレーダーは価値の変動を心配することなく、米ドル建ての資産として資金を安全かつ迅速に管理・移動させる手段として活用できます。XMTrading(エックスエム)をはじめとした海外FXブローカーへの入金においても、この価格の安定性は大きなメリットとなります。
USDCとUSDTの違い
米ドルに紐付けられたステーブルコインには、USDCのほかに最も有名なUSDT(テザー)があります。どちらも同じ役割を果たしますが、その信頼性や運営の透明性には大きな違いがあります。
USDCとUSDTの主な違い
項目 | USDC(USD Coin) | USDT(テザー) |
発行元 | Circle | Tether Limited |
信頼性・透明性 | 高い | 過去に懸念点が指摘されている |
準備金の構成 | 現金・短期米国債など | 現金・コマーシャルペーパーなど |
発行元 | |
USDC | Circle |
USDT | Tether Limited |
信頼性・透明性 | |
USDC | 高い |
USDT | 過去に懸念点が指摘されている |
準備金の構成 | |
USDC | 現金・短期米国債など |
USDT | 現金・コマーシャルペーパー |
最大の違いは、運営母体の信頼性と準備金の透明性です。
USDCを発行するCircle社は、アメリカの金融規制に準拠した企業であり、準備金の構成を証明する監査報告書を毎月公開しています。これにより、USDCが米ドル資産によって100%裏付けられていることが公に証明されており、非常に高い透明性と信頼性を確保しています。
一方、USDTは過去に準備金の構成や透明性について、規制当局から指摘を受けた経緯があります。その準備金には、現金だけでなくコマーシャルペーパー(企業が発行する短期債券)なども含まれるとされ、USDCに比べて資産の質に関するリスクがやや高いと見なされています。
ただし、USDTはより多くの海外FXブローカーや仮想通貨取引所で採用されており、流動性や汎用性の面ではUSDTが上回る場面もあります。
また、USDCは、規制当局の要請に応じて特定のアドレスを凍結する権限を持っています。これは、USDCが法律や規制を遵守して運営されていることの証明でもありますが、運営会社の判断一つで資産が動かせなくなるリスクがあるという、中央集型特有のデメリットとして指摘されることもあります。
仮想通貨の中央集権型と非中央集権型
USDCは中央集権型の仮想通貨です。これは、USDCを発行・管理する企業(Circle社など)が、マネーロンダリングやテロ資金供与といった違法行為への利用を防ぐためではありますが、仮想通貨の根幹である「非中央集権性」とは異なる性質を持ちます。中央集権型のUSDCはユーザーが資産を自由に動かせなくなるリスクや、DeFiとの矛盾点が批判の対象になるなどのデメリットもあります。
XMで「USDC」を利用するメリット・デメリット
XMTrading(エックスエム)で、USDCを利用して入金する際の、メリットとデメリットについて解説します。
XMでUSDC入金した場合、「出金できる金額は利益分までに限定される」という独自のルールがあります。そのためUSDCの出金方法についても一部言及しています。
USDCを利用するメリット
XMTrading(エックスエム)の入出金でUSDCを利用するメリットは多くあります。では、具体的には一体どのようなメリットがあるのか、以下でご紹介します。
手数料が無料で口座への反映が迅速
XMTrading(エックスエム)は、入金手続きにおける手数料を徴収していません。そのため、USDCにおいてもその他の出金方法と同様に、無駄なコストを抑えた取引が可能となります。
また、USDCでの入金は着金の反映が早く、最短で送金手続き完了後に数分でXMの取引口座へ反映されます。
これにより、急な相場変動による証拠金維持率の低下に対応するための追加入金や、突発的な取引チャンスを逃さないための迅速な資金投入など、トレーダーは時間的な制約を受けることなく、柔軟な資金管理を行うことができます。
金融機関による入金拒否リスクを回避できる
近年、一部の国内銀行やクレジットカード会社では、海外FXブローカーへの送金を自主的に制限する動きが見られます。そのため、これまで利用できていた入金方法が、ある日突然使えなくなるといったケースも少なくありません。
USDCのような仮想通貨を利用した入金は、金融機関を介さずに個人間で直接価値を移転させる仕組みを基本としています。そのため、特定の金融機関の判断によって送金が拒否されるといったリスクがほとんどありません。
トレーダーの資産をより確実に、そして安定的に海外FXブローカーの口座へ移動させるための手段として、USDCは注目されています。
透明性の高いブロックチェーン技術での資金管理
仮想通貨であるUSDCを利用した入出金は、ブロックチェーンと呼ばれる透明性や安全性の高い技術の上で行われます。
全ての取引記録はブロックチェーン上に暗号化されて記録されるため、理論上、後から改ざんすることは極めて困難です。そのため、従来の金融システムを介した送金と比較して、取引の透明性と安全性が非常に高く、不正な操作のリスクが低いというメリットがあります。
これにより、トレーダーは、自身の送金履歴を半永久的に、そして誰にも改ざんされない形で追跡・証明することが可能です。
このように、自身の重要な資産をより堅牢な技術基盤の上で管理できるという点も、USDCを利用する際の安心材料の一つとなります。
USDCを利用するデメリット
XMTrading(エックスエム)でUSDC入金を行う際のデメリットについてもしっかりと把握しておきましょう。以下ではUSDC入金のデメリットをご紹介します。
利益分はUSDCで出金できない
USDCを利用して入金した場合、その後にUSDCで出金できるのは、入金した金額と同額までに限られます。
XMTrading(エックスエム)では、マネーロンダリング防止の観点から、出金方法に関する厳格なルールを設けています。そのため、取引によって得た利益分については、USDCで出金することはできず、国内銀行送金を利用して出金する必要があります。
同様に、入金した金額において、USDC以外で出金することはできません。
仮想通貨の税制の理解が必要
USDCをはじめとする仮想通貨を入出金に利用する場合、その税制上のルール、特に課税対象となるタイミングについて、正確に理解しておく必要があります。
XMTrading(エックスエム)では、USDCを口座の基準通貨として直接利用することはできず、入金時に一度口座の基準通貨(日本円など)へ両替される仕組みです。
この際、USDCを購入した時のレートとXMへ入金した時のレートの間に差額があれば、その差額は為替差損益として認識されます。もし利益となっていれば、その時点で課税対象となる可能性があります。
同様に出金時にも注意が必要です。XMの法定通貨建て口座からUSDCへ両替して出金する際にも、為替レートの変動によって利益が発生すれば、それが課税対象となる可能性があります。
さらに、仮想通貨の税務ルールとしてUSDCを日本円などの法定通貨に両替したタイミングだけでなく、USDCをビットコインなど他の仮想通貨に交換したタイミングでも、損益が確定し課税対象と見なされる点も重要です。
このようにUSDCを利用した入出金は、日本円での直接入出金と比較して損益計算が必要となる場面が格段に多くなります。これらの計算を怠ると、意図せず申告漏れとなるリスクもあるため、より慎重な管理が求められます。
XMの取引口座へ「USDC」を利用し入金する手順
ここでは、XMTrading(エックスエム)の取引口座にUSDCを利用して証拠金を入金する手順を説明します。
XMの取引口座への入金手順
XMTrading(エックスエム)公式サイトの『ログインページ』を開いてください。
『ログインページ』にて、「MetaTrader4(MT4)/ MetaTrader5(MT5)の口座番号あるいはEメールアドレス」と「パスワード」を入力し、「ログイン」をクリックしてください。
『会員ページ』にて、右上の「+入金」をクリックしてください。
『入金方法』のページへ移動したら、「Cryptocurrencies」をクリックしてください。このとき、USDC以外のアイコンが表示されていても問題ありません。
『資金の入金 - Cryptocurrencies』のページへ移動したら、「仮想通貨」欄よりUSDCを選択し、「入金額」を入力してください。このときの入金額は、入金する取引口座の基準通貨に両替した金額を入力してください。
下の2つのチェックボックスにチェックを入れ、「入金」をクリックしてください。
入金を反映させる「XMTrading 口座 ID」、および「入金額」が正しいことを確認したら、「確定」をクリックしてください。
表示されたプロトコル(ブロックチェーン)のなかから「ERC20」を選択してください。
ブロックチェーンを間違えてしまった場合は?
ブロックチェーンを間違えて送金手続きを進めてしまうと、送金したUSDCは二度と取り戻せなくなってしまいます。必ずERC20が確実に選択できていることを確認してから、手続きを進めるようにしましょう。
表示された金額を確認してください。取引口座の基準通貨が日本円やユーロの場合、この時点での為替レートでUSDCに換算された金額が表示されます。
送金を行う仮想通貨ウォレットで表示されているQRコードを読み取るか、支払先アドレスをコピーし、表示されているUSDCの金額を送金してください。
送金が完了すると、即時~数時間以内に対象のXM取引口座へ入金が反映されます。
以上で、XMの取引口座にUSDCを利用して証拠金を入金する手続きは、全て完了です。
1USDCあたりのレートは下部に表示されています。ここで表示されているレートでの入金は、60分間のみ有効です。
XMTradingへの入金にUSDCを利用してみよう
XMTrading(エックスエム)では、USDC入金の手数料が無料で、口座への反映も迅速なため、有効な入金手段として注目されています。
また、昨今の海外FXブローカーを取り巻く入出金問題の環境下において、仮想通貨入金は急速に注目度が上がっています。入金手段の選択肢を増やすのは、リスクヘッジの観点からも有効であるといえます。現在XMをご利用の方は、ぜひUSDC入金を試してみてください。