海外FX業者比較

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「何となく危険、怪しい」というイメージを持たれがちな海外FXは、Web上でも「おすすめしない」という主張がしばしば見られます。しかし、イメージだけで判断するのはもったいなく、実際の海外FXは国内FXよりもレバレッジが高く、ボーナスも充実しているなど魅力があります。では、なぜ海外FXは「おすすめしない」といわれるのでしょうか?
今回はその理由を解説します。その上で、国内FXにはない海外FXの魅力を紹介します。これから海外FXを始めようか検討している人は、ぜひ参考にしてください。
この記事はこんな方におすすめします

この記事の目次
海外FXをおすすめしない理由
「海外FXをおすすめしない」といわれる理由は何でしょうか。主な理由を5つ紹介します。
理由① 詐欺の危険性がある
海外FX業者の中には、FXブローカーとは名ばかりの詐欺を目的とした悪質業者が稀に存在します。例えば、利用者から資金を集めたあとに計画倒産するなどですが、近年では「コピートレード詐欺」のニュースが増えてきています。
コピートレード詐欺では、SNSなどを通じて言葉巧みにユーザーを募り、ある程度勝たせて安心感を与えておいて、一斉に損失を発生させ資金を奪い取る手口が知られています。
海外業者を利用して詐欺に遭った場合、資金の返還は困難です。そのため、安全性や信頼性を確認できるブローカーを選択することが重要になります。
理由② 信託保全がない場合がある
仮にFX業者が倒産した場合も、信託保全の仕組みがあれば安心できます。信託保全とは、万が一FX業者が倒産したときに、銀行がFXの利用者に対してお金を支払う仕組みです。信託保全があれば、FX業者が倒産した時点で顧客には投資した資金が戻ってきます。
一般的に、国内のFX業者では信託保全が義務付けられています。しかし、海外FX業者の中で信託保全を行っている業者は少数派です。その点が「海外FXはおすすめしない」といわれる理由になっています。
FX業者は大手であっても倒産するケースがある
FX業者は、先進国の大手でも倒産することがあります。例えば、2015年にはイギリスの大手FX業者アルパリUKが、スイスフランショックの影響で倒産しました。アルパリUKは英国の規制に基づく顧客資金管理を行っており、破産管財人を通じて顧客資金は返還されました。もしこうした保護措置がなければ、多くのトレーダーが損害を被っていた可能性があります。
理由③ 出金拒否に遭うリスクがある
海外FX業者が行う出金拒否には、主に次の2パターンがあります。
- 業者が行う悪質な出金拒否
- ユーザーが原因となる出金拒否
「業者が行う悪質な出金拒否」とは、詐欺目的の業者や、経営状況の悪化により業者が破綻することで出金に応じられなくなるケースを指します。
もう1つの「ユーザーが原因となる出金拒否」とは、ユーザーが海外FX業者が定める禁止事項に抵触した場合に、ペナルティとして行われる出金拒否です。海外FXの禁止事項には次のようなものがあります。
海外FXで一般的な禁止事項の例
- アカウントの二重開設
- 第三者による口座利用
- ボーナスの不正取得や不正利用
- 複数口座を使用した両建て
- 経済指標発表や窓だけを狙ったハイレバ取引
- 裁定取引(アービトラージ)
- 接続遅延やレートエラーを狙った取引
- サーバーに過度な負担をかける行為
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こうした禁止行為は、意図して行った場合はもちろんですが、知らないうちに行った場合でもペナルティの対象となり、出金拒否される可能性があります。もし高額な資金を出金できなくなった場合、海外FXでは裁判を起こして返還を求めることが非常に困難になるため、出金拒否のリスクは海外FXをおすすめしない理由として挙げられます。
理由④ 金融庁に登録されていない
日本の金融庁に登録していないことも、海外FXはおすすめしないといわれる理由になっています。
合法的にサービスを提供している国内FX業者であれば、どの業者も金融庁に登録しているため、厳しい規制の下で運営されているという高い信頼性があります。それに対して、海外FXは金融庁での登録を行なっていないため、信頼性の面で疑問視されることがあります。
さらに、多くの海外FX業者が、金融庁から「無登録で金融商品取引業を行う者」として警告を発せられていることも、おすすめしないとされる理由です。日本の法令では、日本在住者に対して投資などのサービスを勧誘するには、金融庁の許可が必要です。しかし、海外FX業者は許可を得ずにインターネットを通じて勧誘しているとされており、警告の原因になっています。
多くの海外FX業者は、公式サイト内に勧誘する意図はないことを明記しており、サイトを見た人が自分の意思で口座開設を行う形をとっています。
理由⑤ 日本語対応していない場合もある
海外FX全体で見れば、日本語に対応していないブローカーは少なくありません。もし日本語非対応の海外FX業者で口座開設した場合、そのブローカーが提供しているサービス内容を把握しにくいことや、日本語によるカスタマーサポートを受けられないなどの不都合が発生します。
日本でよく知られている海外FX業者の中にも、公式サイトの日本語対応が不十分な場合があります。海外FX初心者の方にとっては、こうした不安感は利用開始のためのハードルになりかねません。
近年では言葉の壁は低くなってきていますが、日本語対応に関する不安感は、海外FXはおすすめしないといわれる要因となっています。
海外FX業者と国内FX業者の違い
海外FXには「おすすめしない」といわれるいくつかの理由がありますが、すべての業者に当てはまるわけではありません。海外FX業者の多くは、十分な安全性を保って運営されています。
それだけではなく、海外FX業者は国内FX業者よりもより制限が少なく、少額から稼ぎやすい環境を提供しています。以下の表は、海外FX業者と国内FX業者の主な取引条件を比較したものです。
海外FXと国内FXの主な取引条件比較
項目 | 海外FX | 国内FX |
レバレッジ | 400倍~無制限 | 最大25倍 |
主要通貨ペアの 平均的なスプレッド |
0.2〜2.5pips(※) (変動制) |
0.0〜0.8pips (原則固定制) |
取引方法 | NDD方式 | DD方式 |
ボーナス キャンペーン |
口座開設ボーナス 入金ボーナス キャッシュバック |
主にキャッシュバック |
レバレッジ | |
海外FX | 400倍~無制限 |
国内FX | 最大25倍 |
主要通貨ペアの平均的なスプレッド | |
海外FX | 0.2〜2.5pips(※) (変動制) |
国内FX | 0.0〜0.8pips (原則固定制) |
取引方法 | |
海外FX | NDD方式 |
国内FX | DD方式 |
ボーナス・キャンペーン | |
海外FX | 口座開設ボーナス 入金ボーナス キャッシュバック |
国内FX | キャッシュバック |
取引手数料を含む実質的なスプレッドです。
海外FXの方がレバレッジは高い
最も大きな違いはレバレッジです。海外FXを選んだ多くのトレーダーはその理由として、レバレッジの高さを挙げています。
高い実効レバレッジをかけた取引では、大きな利益を得られる反面、同等の損失が発生する可能性があります。しかし、海外FXには「ゼロカットシステム」があるため、証拠金以上の損失を被ることはありません。
高確率で勝てる場面で、一気にレバレッジをかけて利益を出したいトレーダーは、海外FXを利用すべきといえるでしょう。
海外FXの方が"透明"な取引
スプレッドは海外FXの方が広いものの、取引方式がNDD方式なので取引が「透明」です。NDD方式とは、簡単に説明するとトレーダーの注文内容の通りに、FX業者はインターバンク(銀行など金融機関)と直接取引する方式です。ですので、トレーダーとFX業者の利益が相反しないのが特徴です。
対して、多くの国内FX業者が採用しているDD方式では、トレーダーとインターバンクの間にFX業者がディーラーとして介入します。そして、トレーダーの注文はインターバンクではなく、一旦FX業者が決済します。つまり、トレーダーの損失がFX業者の利益になるので(逆もしかり)、両者の利益は相反します。
どちらの取引方式にも一長一短があり、一概に優劣をつけられるものではありません。しかし、取引で透明性や公平性を重視する場合は、NDD方式を行う海外FXがおすすめです。
豪華で豊富なボーナスは海外FXだけ
国内FX業者のキャンペーンは、基本的にキャッシュバック系のものが主であり、証拠金を付与するキャンペーンは行えません。なぜなら、最大レバレッジが25倍までとされている国内FXでは、最大レバレッジを実質的に引き上げる効果を持つ「証拠金付与型のキャンペーン」は行えない、などの理由があるためです。
それに対して、キャンペーンを制限する法令下にない海外FX業者の場合は、取引用の証拠金を付与するキャンペーンを行うことが可能です。1万円を超える口座開設ボーナスや、証拠金を倍増させられる入金ボーナスなどは、海外FXを利用する大きなメリットといえます。
海外FXの豊富なボーナスキャンペーンを活用することで、少ない自己資金から、損失リスクを抑えつつFX取引に挑戦できるでしょう。
安全な海外FX業者の見分け方
安全な海外FX業者を見分けるために、いくつかのポイントがあります。ここでは、特に重要な3つのポイントを紹介します。
金融ライセンスを保有している
海外FX業者の多くは、金融庁ではなく、拠点を置く国で公的な金融ライセンスを取得して運営しています。公的に規制され、法令遵守しながら運営している海外FX業者であれば、十分な信頼性があると考えて良いでしょう。
大手海外FXであれば、グループ全体としてイギリスやオーストラリアなど要件の高い金融ライセンスを取得している業者は少なくありません。海外FXによっては、日本人トレーダーが口座開設する法人では金融ライセンスを取得していない場合がありますが、親会社やグループ内で金融ライセンスの取得を確認できれば、そのブローカーの信頼性をはかる目安として参考にできます。
利用する海外FX業者を選択する際は、金融ライセンスの有無や、どのようなライセンスを取得しているかを確認することは必須といえるでしょう。
海外FX業者の中には、日本人向けの口座開設を本社ではなく、グループ内に別法人を設けて行っている場合があります。これは、金融庁の規制の影響を受けずに、高レバレッジやゼロカット、各種ボーナスなどのサービスを維持するためとされています。
顧客資金の管理体制を整えている
FX業者が行う顧客資金管理方法には、分別管理と信託保全がありますが、海外FX業者の多くは分別管理によって顧客資金を管理しています。
分別管理 | 顧客資金と会社資金を別々の銀行口座で分けて管理すること。業者が倒産した場合、債権者に差し押さえられるなどして、返還されない可能性がある。 |
信託保全 | 顧客資金を会社資金とは異なる信託銀行に信託し管理すること。業者が倒産しても、資金は顧客に返還される可能性が高い。 |
分別管理 |
顧客資金と会社資金を別々の銀行口座で分けて管理すること。業者が倒産した場合、債権者に差し押さえられるなどして、返還されない可能性がある。 |
信託保全 |
顧客資金を会社資金とは異なる信託銀行に信託し管理すること。業者が倒産しても、資金は顧客に返還される可能性が高い |
より安全性が高いのは信託保全ですが、分別管理でも一定の安全性があります。特に、経営基盤がしっかりした大手海外FX業者であれば、十分な信頼性があると考えて良いでしょう。
また、海外FXの中には、損害補償保険や「Financial Commission」などの対外紛争解決機関に加盟している業者もあります。こうした補償体制や公平な問題解決の手段を用意している海外FX業者では、顧客資金の保護や信頼性がより高いと考えられます。
十分な実績や評判がある
運営年数や実績、またはトレーダーからの評判も、その海外FX業者の信頼性を判断する上で重要なポイントになります。
例えば、XMTrading(エックスエム)やTitan FX(タイタン FX)のように、長年にわたって優良な運営を続けており評判も良いブローカーであれば、安全性も高いといえます。
しかし、運営年数が長ければ安全性が高い、短ければ安全性は低い、と単純にはいえない所が難しいポイントです。年数が長くても過去にトラブルの実績を持つブローカーがある一方で、年数が短くても評判の良いブローカーも存在します。
海外FXをこれから始める場合は、まずは評価が確立された優良海外FX業者から選択して、取引経験を積みながら、より自分に合ったブローカーを探してみてはいかがでしょうか。
編集部の
コメント
海外FX業者の信頼性は、これから利用を始める初心者の方には判断が難しいかもしれません。そうした場合は、ぜひ当サイト(FXplus)で紹介しているブローカーから選んでみてください。業界経験豊富な当サイトの運営スタッフ・トレーダーが、安全性の高い海外FX業者を厳選して掲載していますので、安心してご利用頂けます。
【安全・安心】おすすめの海外FX業者3選
では、「具体的にどの海外FX業者が良いのか」気になる人も多いでしょう。ここでは、優良な海外FX業者の中でも、特におすすめできる3社を紹介します。
おすすめ業者① XMTrading(エックス エム)
ライセンス |
セーシェル金融サービス庁
モーリシャス金融サービス委員会 |
日本語対応 | あり(日本人在籍あり) |
取引方法 | NDD方式 |
取引プラットフォーム | MT4・MT5 |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
ライセンス |
セーシェル金融サービス庁
モーリシャス金融サービス委員会 |
日本語対応 |
あり(日本人在籍あり) |
取引方法 |
NDD方式 |
取引プラットフォーム |
MT4・MT5 |
最大レバレッジ |
1,000倍 |
XMTrading(エックスエム)は、2009年に設立され、セーシェル金融サービス庁およびモーリシャス金融サービス委員会の金融ライセンスを取得し、運営されている海外FX業者です。
XMは、日本でNo.1のシェアを誇る海外FX業者として知られています。その要因としては、世界的に事業を展開する経営基盤の安定性や、日本語対応された質の高いカスタマーサポートなどが挙げられるでしょう。
過去には、XMに対して不正を働いたグループの出金が拒否されたことはありますが、ユーザーが原因となったものを除いて、不当な出金拒否などのトラブル事例はありません。
豊富なボーナスキャンペーンも、XMを利用する大きなメリットです。現在XMでは、当サイト(FXplus)から新規口座開設されると、口座開設ボーナスを15,000円に増額して付与するキャンペーンを実施中です。さらに、ゴールドステータスから開始できるW特典となっており、有利な条件でXMでのお取引を開始して頂けます。
信頼性の高い海外FX業者で取引したい方は、XMの利用がおすすめです。
おすすめ業者② Titan FX(タイタン FX)
ライセンス |
バヌアツ金融サービス委員会
イギリス領ヴァージン諸島金融サービス委員会 セーシェル金融サービス庁 モーリシャス金融サービス委員会 |
日本語対応 | あり(日本人在籍あり) |
取引方法 |
|
取引プラットフォーム | MT4・MT5 |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
ライセンス |
バヌアツ金融サービス委員会
イギリス領ヴァージン諸島金融サービス委員会 セーシェル金融サービス庁 モーリシャス金融サービス委員会 |
日本語対応 |
あり(日本人在籍あり) |
取引方法 |
|
取引プラットフォーム |
MT4・MT5 |
最大レバレッジ |
1,000倍 |
Titan FX(タイタン FX)は、2014年に設立され、バヌアツ金融サービス委員会をはじめとした4つ金融ライセンスを取得し、運営されている海外FX業者です。
Titan FXの魅力は、スプレッドの狭さと約定力の高さです。低レイテンシと豊富な流動性に裏付けられた高品質の取引環境は、スキャルピングやデイトレード、またはEAによる自動売買を行う経験豊富なトレーダーに支持されています。
またTitan FXでは、ハウデン・グループや英国ロイズ保険組合といった大手保険会社と契約し、顧客資金や運営体制の信頼性を保っています。さらに金融委員会(The Financial Commission)にも加盟し、顧客に対するコミットメントを強化しています。
ボーナス提供を行わないことはTitan FXの特徴ですが、近年ではトレードコンテストや、「初回トレード損失救済キャンペーン」などのキャンペーンを期間限定で開催しています。Titan FXを利用する際は、ぜひ最新のキャンペーン情報もチェックしてみてください。
おすすめ業者③ FXON(エフエックスオン)
ライセンス | セーシェル金融サービス庁 |
日本語対応 | あり(日本人在籍あり) |
取引方法 | OTC STP方式 |
取引プラットフォーム | MT4・MT5 |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
ライセンス |
セーシェル金融サービス庁 |
日本語対応 |
あり(日本人在籍あり) |
取引方法 |
OTC STP方式 |
取引プラットフォーム |
MT4・MT5 |
最大レバレッジ |
1,000倍 |
FXON(エフエックスオン)は、2024年に設立され、セーシェル金融サービス庁のライセンスを取得して運営されている海外FX業者です。
FXONのサービス開始は2025年となっており、運営実績としては浅い新興ブローカーです。しかし、AI技術による人的関与のない公平なディーリングや、最適なプライシングと約定力が大きな魅力となっています。「"こんなの見たことない"を全世界のトレーダーへ」をキャッチコピーに掲げるに相応しい、さまざまな最新技術が提供されているといえるでしょう。
FXONは、金融委員会(The Financial Commission)に加盟しており、顧客に対する信頼性と、トラブル発生の際の補償体制を強化しています。また顧客資金は、バークレイズグループ傘下の「ABSA bank」にて分別管理されています。顧客の資金を管理する口座はFXONとは別の第三者が管理しており、万一の場合でも資金は全額直接顧客に返還されます。
低スプレッドや約定力に重きをおくFXONでは、基本的に入金ボーナス等の提供は行っていません。しかし、キャッシュバックやプレゼント企画などのキャンペーンは積極的に開催されていますので、ぜひ最新情報もチェックしてみてください。
【要注意】おすすめしない海外FX業者
海外FX業者の中には、おすすめできない業者もあります。
IronFXはおすすめしない
IronFXは2010年にサービスを開始した海外FX業者で、ハイスペックのトレード環境を提供する海外FX業者として、かつては非常に人気が高く、多くの日本人顧客を抱えていました。
IronFXは国内FX業者としての地位を確立しようと、国内での営業ライセンス取得を目指し、2014年1月14日、「日本にて第一種金融商品取引業者の許認可取得の手続きを行う」との声明を発表します。その際に、日本の顧客に対する全てのサービス提供を停止し、ご利用中のお客様の口座を半ば強制的に解約するという、大手ブローカーとしては、稀に見る身勝手な行動をとり、大混乱を生じさせました。
その後、日本にて「アイアンエフエックス」として第一種金融商品取引業者としての許認可取得準備を行っていたのですが、結局、会社の経営戦略の方向転換を理由に、許認可取得を取りやめます。2015年1月末、日本の事業所を実質的に閉鎖し、全従業員を解雇するという結末にいたりました。
しかし、この騒動は日本国内だけで終わらず、海外の関連会社においても、顧客への資金未払いや当局から営業停止処分を命じられるなど、経営は悪化の一途をたどりました。現在は海外FX業者として日本顧客へサービスを提供していますが、今なお、過去に起こした失態の払しょくはできておらず、依然、運営状態やマネージメント能力においては疑問の声が多く上がっています。
こういった事情により、IronFXの利用はおすすめできません。
【まとめ】海外FXをおすすめしないといわれる理由
海外FXが「おすすめしない」といわれる理由は、一部の悪徳業者に起因するものです。優良な海外FX業者は、それらの理由や要素に該当しません。
記事中でも説明したとおり、海外FXは高いレバレッジやNDD方式が主流であること、国内FXにはない魅力的なボーナスなどのメリットは豊富です。一部の「おすすめしない理由」に惑わされず、健全・安心な業者を選んで海外FXにチャレンジしてみてください。
海外FX 全般 - よくある質問(FAQ)
海外FX全般についての「よくある質問」をFAQ形式でまとめています。
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海外FX業者が登録している金融ライセンスとは、FXを含む金融業を運営するために必要な許可です。規制の厳しいライセンスを保有している業者は、経営状態や投資家保護の点でしっかりした運営が行われていることが期待でき、海外FX業者の信頼性を測る一つの基準となっています。
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多くの海外FX業者は、日本の金融庁の認可は受けていません。金融庁の認可を取得するには、レバレッジ制限など細かな制約がある日本の金融商品取引法に基づき運営する必要があります。そのため、海外FX業者は日本の金融庁の認可を取得しない傾向にあります。
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多くの海外FX業者は、分別管理方式にて資産管理をしています。分別管理方式とは、顧客の資産と企業運営に必要な経営資金を別々の銀行口座で管理する方式です。また、分別管理と併せて資金補償保険に加入することにより顧客資産を保護している海外FX業者も存在します。
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全ての海外FX業者で出金拒否などのトラブルがよく発生するということはありません。但し一部、無登録の悪徳な海外FX業者では出金拒否などの詐欺行為が横行しているケースもあるので、信頼できるライセンスを保持している海外FX業者を選択することが重要となります。
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XM Trading(エックス エム)には、20人以上の日本人スタッフが在籍し、ライブチャットでは迅速かつ丁寧なサポートを受けることができるためトラブル発生時も安心です。また、困っている状況のスクリーンショットをメールで送れば、1~2営業日内に返信があります。
編集部の
コメント
ここまで、「海外FXはおすすめしない」といわれる5つの理由を解説してきました。特に投資詐欺や出金拒否、または日本語対応などの問題は、過去の事例や一部の業者にのみ当てはまることであり、海外FX業者の多くは該当しません。海外FXをイメージだけで判断するのは早計であり、事実を知ることが重要です。