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海外FXの基礎知識

海外FXのスワップポイントとは?計算方法や運用のコツも解説!

海外FXのスワップポイントとは?計算方法や運用のコツも解説!

海外FX初心者

Updated最終更新:

当記事は執筆時点の最新情報に基づいて発信しています。現在の最新情報とは異なる場合がありますので、最新情報は各ブローカーの公式WEBサイトよりご確認下さい。

FX取引では、金利の異なる2か国の通貨ペアを取引するため、その金利調整分となる「スワップポイント」が発生します。

スワップポイントは、それ自体が利益になることもありますが、時にはコストとなるため、取引をする上で必ず理解しておきたい基礎知識です。

本記事では、スワップポイントの基本からスワップポイント運用をするコツ・注意点、おすすめの海外FX業者などを解説します。

知りたい情報TOP3(ここを読めば解る)

  1. スワップポイントの仕組みを知りたい

  2. スワップポイント運用向けの通貨が知りたい

  3. スワップポイントの有利な業者を知りたい

Agenda

この記事の目次

表示]
  1. スワップポイントとは?

    1. スワップポイントは2国間の金利差とブローカーの設定により決定
    2. ブローカーによって大きく異なるスワップポイント
    3. スワップポイントは毎日発生
      1. スワップ3倍デーの付与タイミングに注意
  2. スワップポイントの計算方法と目安

    1. スワップポイント金額の計算式と具体例
      1. 海外FX業者の計算ツールが便利
    2. スワップポイントの確認方法
      1. 公式サイトで確認する
      2. MT4/MT5で確認する
  3. スワップポイント運用で注目の高金利通貨と注意点

    1. スワップポイントが高く設定される高金利通貨の特徴
      1. トルコリラのスワップポイント
      2. メキシコペソのスワップポイント
      3. 南アフリカランドのスワップポイント
    2. カントリーリスクを把握しておく
    3. メジャー通貨をスワップポイント運用
    4. 分散投資でリスクヘッジを行う
  4. スワップポイントの注意点

    1. マイナススワップは損失・コストとなる
    2. 為替差損がスワップポイントを上回ることがある
    3. スワップポイントは随時変更される
    4. レバレッジをかけすぎない
  5. スワップポイント運用でおすすめの海外FX業者

    1. 高金利通貨のスワップポイントが高い海外FX業者
      1. Vantage Trading
      2. XMTrading
    2. メジャー通貨ペアのスワップポイントが高い海外FX業者
      1. FXON
      2. Axi
      3. MYFX Markets
    3. スワップフリーを採用している海外FX業者
  6. スワップポイントをしっかりと把握してトレード

スワップポイントとは?

スワップポイントとは、取引する通貨間で異なる金利差を埋める「金利調整分」です。

利用するブローカーにもよりますが、基本的には低金利通貨を売って高金利通貨を買うと利益となり、高金利通貨を売って低金利通貨を買うと損失となります

金利差のある通貨の組み合わせとして、身近な通貨ペアではドル円(USD/JPY)があります。ドル円をロング(買い)すれば、低金利通貨の円を売って、比較的高金利のドルを買うことになるので、ほとんどのブローカーでプラスのスワップポイントを得られます。

金利差とスワップポイントの関係

FX取引では売買で差益を獲得するだけでなく、スワップポイントで利益を出すことも可能です。こうしたトレードスタイルは、キャリートレードとも呼ばれます。


スワップポイントは2国間の金利差とブローカーの設定により決定

スワップポイントは、2国間の政策金利をベースに、各ブローカーが決定します。

以下は、各国の政策金利(2025年8月)の一覧です。

2025年8月の政策金利

日本 0.50%
米国 4.50%
欧州 2.15%
英国 4.25%
カナダ 2.75%
豪州 3.85%
NZ 3.25%
スイス 0.00%
南ア 7.00%
中国 3.00%
トルコ 43.00%
メキシコ 8.00%
日本 0.50%
米国 4.50%
欧州 2.15%
英国 4.25%
カナダ 2.75%
豪州 3.85%
NZ 3.25%
スイス 0.00%
南ア 7.00%
中国 3.00%
トルコ 43.00%
メキシコ 8.00%
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高い政策金利が設定されているトルコのような国がある一方で、日本やスイスのように1%に満たない金利が設定されている国もあります。

この金利差をベースにして、各海外FX業者で独自に「スワップポイント」が設定されます。


ブローカーによって大きく異なるスワップポイント

スワップポイントはFX業者の利益体系の一部であるため、ブローカーの方針によって大きく変わります。同じ通貨ペアでも、スワップポイントの設定値にかなりの開きがあるのです。

具体的に、ドル円(USD/JPY)における各海外FX業者のスワップポイントを見てみましょう。

USD/JPYのスワップポイント比較

ブローカー名 売りスワップポイント 買いスワップポイント
FXON - 3520円 + 1610円
MYFX Markets - 1,920円 + 1,260円
Axi - 1,950円 + 1,140円
BigBoss - 2,870円 + 1,100円
Vantage - 1,970円 + 978円
ThreeTrader - 1,920円 + 744円
Titan FX - 1,970円 + 744円
MILTON MARKETS - 3,980円 + 680円
HF Markets - 3,640円 + 680円
XMTrading - 2,890円6 + 408円
FXGT - 2,950円 + 321円
easyMarkets - 1,940円 ± 0円
FXON
売り - 3520円
買い + 1610円
MYFX Markets
売り - 1,920円
買い + 1,260円
Axi
売り - 1,950円
買い + 1,140円
BigBoss
売り - 2,870円
買い + 1,100円
Vantage
売り - 1,970円
買い + 978円
ThreeTrader
売り - 1,920円
買い + 744円
Titan FX
売り - 1,970円
買い + 744円
MILTON MARKETS
売り - 3,980円
買い + 680円
HF Markets
売り - 3,640円
買い + 680円
XMTrading
売り - 2,890円6
買い + 408円
FXGT
売り - 2,950円
買い + 321円
easyMarkets
売り - 1,940円
買い ± 0円
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同じUSD/JPYでも、ブローカーの設定によってスワップポイントが大きく変わっていることが分かります。

スワップポイント運用でおすすめの海外FX業者


スワップポイントは毎日発生

スワップポイントは、保有しているポジションを持ち越す「ロールオーバー」時に毎日発生します。

ロールオーバーが行われるのは、基本的にはニューヨーク市場が閉場するタイミング(日本時間午前7時・夏時間適用時は午前6時)です。

スワップポイント付与までの流れ

ロールオーバー時に、プラススワップのポジションであれば付与、マイナススワップであれば徴収されます。

1日1日では小さな額ですが、プラススワップの通貨ペアを長期にわたり保有することで、大きな利益になります。逆にマイナススワップの場合は保有し続けるほど損失が大きくなります。

スワップポイントは平日毎日発生

なお、レバレッジを使って取引量を増やすことで、受け取れるスワップポイントを増やせますが、リスクも同時に高まるため注意しましょう。

スワップポイントの高い新興国通貨を保有する場合は、主要通貨ペアと比較するとボラティリティが激しいため、リスク管理には特に注意が必要です。

ここのポイント

スワップポイントが3倍になる曜日がある

スワップポイントは土日にも発生していますが、土日は取引停止時間である場合が多く、ロールオーバーが行われません。そのため、特定の曜日に3日分のスワップポイントが付与されることが一般的です。

スワップ3倍デーの付与タイミングに注意

XMTradingを始め、水曜日をスワップポイント3倍デーとしている海外FX業者は多く、日本時間では木曜日の早朝に3倍のスワップポイントが反映されます。この措置は、土日の間にポジションを保有しておらず、その曜日だけロールオーバーしても行われます。

スワップポイントがプラスなら良いですが、マイナスでも3倍になるため、お使いの海外FX業者のスワップポイント付与タイミングを確認しておくことをおすすめします。

以下の海外FX業者では、全て水曜日から木曜日にかけてのロールオーバーでスワップポイントが3倍になりますが、反映される時間には各社微妙な違いがあります。

FX通貨ペアのスワップ付与時間(日本時間)(※)

海外FX業者 夏時間 冬時間
XM 06:00 07:00
TitanFX 05:59~06:01 06:59~07:01
XS.com 05:59 06:59
Vantage 06:00 07:00
BigBoss 06:00 07:00
FXGT 06:00 07:00
FXON 06:00 07:00
Exness 06:00 07:00
HFM 06:00 07:00
easyMarkets Web / 06:00
MT4 / 08:00
Web / 07:00
MT4 / 09:00
AXI 05:59 06:59
MYFX Markets 06:00 07:00
ThreeTrader 06:00 07:00
Milton Markets 05:59 06:59
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FX以外のCFD銘柄の場合は、異なるタイミングでスワップポイントが反映される場合があります。詳しくは各社の取引条件をご確認ください。

スワップポイントの計算方法と目安

ここからは、スワップポイントで実際どれくらい利益・損失が発生するのか、計算する方法をご紹介します。

各FX業者により、設定されているスワップポイントの値はまちまちなため、スワップポイントから把握できるようにしておくと便利です。


スワップポイント金額の計算式と具体例

スワップポイントから具体的なスワップ金額を計算する計算式は以下の通りです。

スワップ金額の計算方法

スワップ金額=(最小ポイント数)×(スワップポイント)×(取引通貨数

最小ポイント数にスワップポイントを入れて取引通貨数を掛けることで、スワップがいくら発生するかを求めることができます。

最小ポイント数とは、価格レートの小数点以下の桁数のことです。ドル円なら145.678のように小数点3桁のレートなので、3桁目が最小ポイント数となります。

具体的に、ドル円のスワップポイントで、毎日どれくらいの利益・損失が発生するのか、XMTrading(エックスエム)のスワップポイントを例に見てみましょう。

XMTradingのドル円スワップ金額

XMTradingの2025年7月のドル円月間平均スワップポイントは以下の通りです。

  1. ショート:- 28.10
  2. ロング:+ 3.49

最小ポイント数にスワップポイントを入れると1通貨当たりのスワップは以下のようになります。

  1. ショート:- 0.02810円
  2. ロング:+ 0.00349円

100,000通貨(1ロット)を取引する場合は100,000をかけます。

  1. ショート:- 0.02810 × 100,000 = - 2,810円
  2. ロング:0.00349 × 100,000 = 349円

このように、7月のXMTradingでは、ドル円を1ロット保有した場合、1日あたり「ショートポジションで - 2,810円」、「ロングポジションで + 349円」のスワップが平均して発生したと計算できます。

なお、スワップ金額は、スワップポイントをスプレッド換算する方法でも求められます。1pips=10ポイントなので、スワップポイントが50ポイントの場合、平日ロールオーバー時に5pips分がスワップポイントが発生すると換算できます。

海外FX業者の計算ツールが便利

海外FX業者によっては、公式サイト内にスワップ計算ツールを設けている場合があります。ツールを使用することで、その業者で取引した場合の日本円換算スワップポイントを簡単に求めることが可能です。

新興ブローカーのFXON(エフエックスオン)では、公式サイト内に計算ツールを設置しており、スワップポイントはもちろん、証拠金やpips計算を行えます。FXONは、AI技術による透明性の高い取引環境や低スプレッドだけでなく、スワップポイントの高さにも定評があるので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

FXON スワップ計算ツールを開くblank


スワップポイントの確認方法

続いて、スワップポイントを確認する方法を紹介します。各海外FX業者のスワップポイントは、以下の方法で確認することが可能です。

スワップポイントの確認方法

  1. 公式サイトで確認する
  2. MT4/MT5で確認する

公式サイトで確認する

全ての海外FX業者が対応しているわけではありませんが、公式サイトの「銘柄一覧」の項からスワップポイントを確認できることがあります。

XMTrading(エックスエムトレーディング)では、「取引商品」からジャンルを選んで確認できます。

XMTradingのスワップポイント確認方法

FXGT(エフエックスジーティー)の場合は、「銘柄&取引条件」でジャンルを選んで確認できます。

口座タイプを選択すると、各通貨ペアの取引条件が表示されます。

FXGTのスワップポイント確認方法

なお、表示されているスワップポイントは最新ではなかったり、一定期間の平均であったりすることがあるため、より正確な数値はMT4/MT5にて確認するとよいでしょう。

MT4/MT5で確認する

口座開設やログインなどの手間がかかりますが、MetaTrader4(MT4)/MetaTrader5(MT5)で確認するとより確実です。実際の取引時に発生する最新のスワップポイントが記載されているためです。

MT4/MT5の場合、Ctrl+Uを押して通貨ペアリストを表示します。

通貨ペアリストが表示されたら、銘柄を選択して、「設定」ボタンをクリックします。

通貨を選択

各取引条件が表示されます。「買いスワップ」がロングのスワップポイント、「売りスワップ」がショートのスワップポイントです。

通貨の詳細が表示される

MT5の場合は、銘柄一覧画面で見たい銘柄をクリックすると下に詳細が表示されます。

通貨の詳細が表示される

「買スワップ」がロングのスワップポイント、「売スワップ」がショートのスワップポイントです。

スワップポイント運用で注目の高金利通貨と注意点

ここからはスワップポイント運用で注目したい高金利通貨と、注意すべきポイントを解説します。


スワップポイントが高く設定される高金利通貨の特徴

マイナー通貨の中でも高金利通貨を含む通貨ペアは、売買の方向によっては高いプラススワップが設定されている場合があります。

まずは、スワップポイントを狙うトレードで欠かせない、高金利通貨の特徴を見ていきましょう。

代表的な高金利通貨

  1. トルコリラ
  2. メキシコペソ
  3. 南アフリカランド

トルコリラのスワップポイント

トルコの政策金利は、2025年1月~7月の期間で42.5~46.0%と際立って高い水準で推移しています。

2025年8月時点でのトルコリラドル(USD/TRY)の売りスワップポイントは、スワップポイントの高い海外FX業者でおよそ1,000ポイントです。したがって、1ロットを1日保有すると、1,000トルコリラ(約3,500円)の利益が見込めます。

スワップポイントの高さが魅力のトルコリラですが、2025年3月19日には政情不安定により、瞬間的な暴落(トルコリラドルでは暴騰)が発生するなど、リスクの高さも隣り合わせとなっています。

メキシコペソのスワップポイント

メキシコの政策金利は、2025年1月~7月まで8.0%~10.0%と安定して高い水準で推移しています。

2025年8月時点でのドルメキシコペソ(USD/MXN)の売スワップポイントは、スワップポイントの高い海外FX業者で260ポイントほどです。1ロット1日あたりで170メキシコペソ(約1,300円)の利益が見込めます。

メキシコ経済は、隣国である米国への貿易や投資依存度が非常に高く、輸出の大半が米国向けです。そのためメキシコペソを取引する際は、米国の景気動向や金融政策の変化にも注目が必要です。

南アフリカランドのスワップポイント

南アフリカ政策金利は、2025年1月~7月まで7.0%~7.5%で推移しています。

2025年8月時点でのドル南アフリカランド(USD/ZAR)の売スワップポイントは、スワップポイントの高い海外FX業者で270ポイントほどです。1ロット1日あたり270南アフリカランド(約2,200円)の利益が見込めます。

南アフリカは、アフリカ有数の経済大国として知られ、金やプラチナで世界有数の埋蔵量と産出量を誇ります。そのため、南アランドは資源国通貨としての特徴を持ち、資源価格の変動に影響を受けやすい傾向があります。


カントリーリスクを把握しておく

金利が高い通貨は、政治や経済の影響を大きく受けるカントリーリスクを抱えている場合が多くあります。

以下のようなカントリーリスクによって暴落といった危険性があることを踏まえた上で、スワップポイント運用を検討しましょう。

カントリーリスクの例

  1. 政治リスク:内乱、革命、政権交代による制度・規制や政策の変更など
  2. 経済リスク:デフォルト、インフレーション
  3. 社会情勢リスク:紛争、テロ、経済制裁など
  4. 自然災害リスク:地震、津波、火山、洪水、大気汚染、水質汚染など

高金利通貨のスワップポイントが高い海外FX業者


メジャー通貨をスワップポイント運用

メジャー通貨のペアは、スワップポイントはそれほど高く設定されていませんが、レートが安定しています。そのため、小さく堅実に利益を狙えることが特徴です。

メジャー通貨とは?

メジャー通貨とは、外国為替市場の中でも特に取引量の多い通貨をいいます。 一般的にはドル、ユーロ、日本円、英ポンド、豪ドル、カナダドル、スイスフランなどが該当します。中でも米ドル・ユーロ・日本円・英ポンドは特に取引量の多い通貨です。

また、外貨を長期保有するという目的のついでに、スワップポイントを狙ってみるのもおすすめです。

メジャー通貨のスワップポイントが高い海外FX業者


分散投資でリスクヘッジを行う

金融商品を長期保有する場合、リスクを軽減するために分散投資を行うことが基本ですが、スワップポイント運用でも分散投資が大切です。

スワップポイントは各国の金利によって変動するため時に下がることもあり、また、為替差損が出る場合もあります。

そんな時、複数の通貨ペアに分散投資を行っていれば、1つの通貨ペアで損失が増えても、他の通貨ペアでカバーできますので、リスクを減らすことが可能です。

スワップポイントの注意点

スワップポイントでは、以下の点に注意が必要です。

スワップポイントの注意点

  1. マイナススワップの場合損失となる
  2. 為替差損による損失も考慮する必要がある
  3. スワップポイントは随時変更される
  4. レバレッジのかけすぎに注意

マイナススワップは損失・コストとなる

当然ながら、マイナススワップで取引する場合は、ポジションを持ち越した際のスワップポイントが損失・コストとなります

中長期取引によって売買差益を狙う場合は、あらかじめスワップポイントを想定し、コストとして計算しておく必要があるでしょう。

マイナススワップの通貨ペアを取引する場合、Exness(エクスネス)のようなスワップフリーの業者を使うというのも効果的です。

また、多くのブローカーでは土日分のスワップを付与するために、「水曜日から木曜日のスワップは3倍になる」などのルールを設けています。

マイナススワップで取引する際、想定外にコストが膨らんでしまう場合もあるため、ブローカーごとのスワップに関するルールはしっかり情報収集しておく必要があります。

その他、マイナススワップを発生させないように、デイトレードスキャルピングといった当日に決済する短期トレードを取り入れるというのも手です。


為替差損がスワップポイントを上回ることがある

スワップポイント運用でポジションを長期間保有する場合、為替差損によってスワップポイント以上の損失が発生することがあります。

例えば、トルコリラは高金利なため、買いポジションを保有しているだけで多くのスワップポイントが受け取れますが、レートは長期で見ると明らかに下落し続けています。

いくらスワップポイントで利益を積み上げようとも、トータルでマイナスになれば元も子もありません。

スワップポイント運用の際にも、売買差益ができるだけプラスになるように、長期足を見てトレンド等を確認しながらエントリーしましょう。また、損切りのラインをあらかじめ決めておくことも大切です。


スワップポイントは随時変更される

スワップポイントは各国の金利調整分であるため、金利が変更になった場合スワップポイントも随時変更されます。また、FXブローカーがスワップポイントの設定を変える場合も同様です。

そのため、過去のスワップポイントが将来のスワップポイントを保証しているわけではないことには注意しましょう。

豪ドルのようにかつて高金利として知られていた通貨でも、現在では他の主要通貨ペアとさほど変わらない金利になっています。

さらに、金利自体が為替レートにも大きな影響を与えることも頭に入れておきたいポイントです。


レバレッジをかけすぎない

スワップポイント運用をする際には、レバレッジを高くしすぎないように注意しましょう。スワップポイント運用では基本的にポジションを長期間保有するため、大きなドローダウンによるロスカットを避けなければなりません。

目安として実行レバレッジは3倍以内に抑えるとリスクを大幅に低減することができます。

要人発言や重要な経済指標、突発的なイベントの価格変動によってロスカットされることが無いように、レバレッジを控えめに設定しましょう。

スワップポイント運用でおすすめの海外FX業者

ここからは、スワップポイントに注目した取引で、おすすめの海外FX業者をご紹介します。

以下3つのポイントから見ていきましょう。

スワップポイント運用でおすすめの海外FX業者

  1. 高金利通貨のスワップポイントが高い海外FX業者
  2. メジャー通貨のスワップポイントが高い海外FX業者
  3. スワップフリーを採用している海外FX業者
ここのポイント

取引条件を総合的に判断しよう

スワップポイントの設定値だけでFX業者の優劣を決めることはできません。FX業者によってはボーナスに力を入れているところもあれば、取引環境に力を入れている所もあり、強みは異なります。また、スワップポイントはポジション持越し時のコストとなるため、短期的にポジションを保有し決済するスタイルであれば、基本的にはそれほど気にしなくて良いでしょう。ご自身の重視するポイントやスタイルに応じてブローカー選びをすることが大切です。


高金利通貨のスワップポイントが高い海外FX業者

まずは、高金利通貨を含む通貨ペアについて、高いスワップ益を提供している海外FX業者をランキング形式で確認しましょう(2025年8月中旬のスワップポイントに基づいています)。

1ロット保有時の1日分のスワップポイント(日本円換算)

海外FX業者 通貨ペア スワップ益
Vantage USD/TRY(売) + 3,967円
XMTrading USD/TRY(売) + 3,314円
BigBoss USD/TRY(売) + 2,637円
XMTrading USD/ZAR(売) + 2,302円
XS.com USD/MXN(売) + 1,348円
Axi USD/MXN(売) + 1,097円
Vantage
通貨ペア USD/TRY(売)
スワップ益 + 3,967円
XMTrading
通貨ペア USD/TRY(売)
スワップ益 + 3,314円
BigBoss
通貨ペア USD/TRY(売)
スワップ益 + 2,637円
XMTrading
通貨ペア USD/ZAR(売)
スワップ益 + 2,302円
XS.com
通貨ペア USD/MXN(売)
スワップ益 + 1,348円
Axi
通貨ペア USD/MXN(売)
スワップ益 + 1,097円
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高金利通貨を含む通貨ペアでは、ドルトルコリラ(USD/TRY)のスワップポイントが特に高いことが分かりました。カントリーリスクのあるトルコリラですが、スワップポイントを狙う取引では検討したい通貨といえるでしょう。

Vantage Trading

今回のスワップポイントランキングでは、Vantage Trading(ヴァンテージ)のUSD/TRY(売)が1位になりました。

Vantageは、世界的に事業を展開する大手海外FXブローカーの1社です。スプレッドの狭さと豪華なボーナスキャンペーンに定評があり、その取引環境はスキャルピングやデイトレードだけではなく、スワップポイントを狙うトレードにも活用できます。

Vantage Trading 口座開設ページを開くblank

XMTrading

XMTrading(エックスエム)では、USD/TRY(売)とUSD/ZAR(売)で高いプラススワップを提供しています。

XMは、豊富な運営実績と信頼性によって、海外FXの代名詞となっている人気ブローカーです。XMの口座開設ボーナスは通常13,000円ですが、当サイト(FXplus)から新規口座開設していただくと15,000円に増額されて付与されます。さらにゴールドステータスから始められるW特典となっていますので、お得な条件でスワップポイントのトレードを始めたい方は、ぜひご検討ください。


メジャー通貨ペアのスワップポイントが高い海外FX業者

続いて、メジャー通貨ペアで高いスワップ益を提供している海外FX業者のランキングを見ていきましょう(2025年8月中旬のスワップポイントに基づいています)。

1ロット保有時の1日分のスワップポイント(日本円換算)

海外FX業者 通貨ペア スワップ益
FXON GBP/JPY(買) 1,840円
Axi GBP/JPY(買) 1,660円
FXON USD/JPY(買) 1,610円
MYFX Markets USD/CHF(買) 1,446円
MYFX Markets USD/JPY(買) 1,260円
FXON
通貨ペア GBP/JPY(買)
スワップ益 1,840円
Axi
通貨ペア GBP/JPY(買)
スワップ益 1,660円
FXON
通貨ペア USD/JPY(買)
スワップ益 1,610円
MYFX Markets
通貨ペア USD/CHF(買)
スワップ益 1,446円
MYFX Markets
通貨ペア USD/JPY(買)
スワップ益 1,260円
もっと見る

メジャー通貨ペアでは、高金利通貨を含む通貨ペアよりはスワップポイントは低めになりますが、カントリーリスクの低さや安定した値動きなどにより、取引しやすいメリットがあります。

FXON

FXON(エフエックスオン)は、ドル円やポンド円などで競争力のあるプラススワップを提供しています。

2025年にサービスを開始したFXONですが、AI技術を活用した公平性の高い取引環境や低スプレッドによって、少しずつ知名度を上げてきている海外FX業者です。

取引環境の高さにメリットのあるFXONですが、期間限定のキャンペーンも積極的に開催されていますので、ぜひ最新情報もチェックしてみてください。

FXONの最新キャンペーン情報をみる

FXON 口座開設ページを開くblank

Axi

Axi(アクシ)は、メジャー通貨ペアだけでなく、高金利通貨を含む通貨ペアでも高いプラススワップを提供しており、分散投資がしやすいブローカーといえます。

Axiは基本的にボーナスキャンペーンを行っていませんが、スプレッドの狭さや、安定した経営基盤に基づく信頼性の高さが魅力の海外FX業者です。取引環境を重視する方は、Axiを検討してみてはいかがでしょうか。

Axi 口座開設ページを開くblank

MYFX Markets

MYFX Markets(マイエフエックス マーケット)は、ドル円やドルスイスフランなどのメジャー通貨ペアで、高いプラススワップを提供しています。

MYFX Marketsは、スプレッドの狭さと約定力の高さに定評がある海外FX業者です。さらに、FXplusから新規口座開設した場合、15,000円の口座開設ボーナスを付与するコラボキャンペーンを開催しています。MYFX Marketsでの取引に興味のある方は、ぜひFXplusのキャンペーンをご活用ください。

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スワップフリーを採用している海外FX業者

プラスのスワップポイントは利益になりますが、マイナスのスワップポイントは損失でありコストです。特に、キャピタルゲインを狙って中長期的にポジションを保有する取引では、スワップポイントがないほうが良い場合もあるでしょう。

そんな時は、スワップポイントが0に設定されている「スワップフリー」を利用できる口座タイプがおすすめです。

近年では、様々な海外FX業者がスワップフリー対応の口座タイプを提供しています。

海外FX各社のスワップフリー口座比較

海外FX業者 スワップフリー対応口座 スワップフリー対象銘柄
XMTrading KIWAMI極口座 主要なFXと貴金属、および仮想通貨(※1)
Exness 全ての口座
  1. 主要なFXとXAUUSD、USOIL
  2. 全ての仮想通貨と株価指数
FXGT
Optimus口座
プロ口座
ECN口座
  1. Optimus口座:株価指数と株式を除く銘柄で2日間
  2. プロ口座:FXメジャー / マイナー通貨ペア、貴金属、エネルギーで最大6日間
  3. ECN口座:貴金属で3日間
XS.com 全ての口座 FXメジャー通貨ペア、ゴールド、仮想通貨、原油(※2)
HF Markets 全ての口座(※3) 主要なFX、ゴールド、株価指数、USOIL
Vantage プレミアム口座
  1. JPYペア以外の全ての仮想通貨ペアで最長3日間
  2. FX、ゴールド、シルバー、オイル、仮想通貨JPYペアは、20%割引
Axi エリート口座 主要FX通貨ペアとゴールドで4週間
XMTrading
  1. KIWAMI極口座
  2. 主要なFXと貴金属、および仮想通貨(※1)
Exness
  1. 全ての口座タイプ
  2. 主要なFXとXAUUSD、USOIL
  3. 全ての仮想通貨と株価指数
FXGT
  1. Optimus口座:株価指数と株式を除く銘柄で2日間
  2. プロ口座:FXメジャー / マイナー通貨ペア、貴金属、エネルギーで最大6日間
  3. ECN口座:貴金属で3日間
XS.com
  1. 全ての口座タイプ
  2. FXメジャー通貨ペア、ゴールド、仮想通貨、原油(※2)
HF Markets
  1. 全ての口座タイプ(※3)
  2. 主要なFX、ゴールド、株価指数、USOIL
Vantage
  1. プレミアム口座
  2. JPYペア以外の全ての仮想通貨ペアで最長3日間ー
  3. FX、ゴールド、シルバー、オイル、仮想通貨JPYペアは、20%割引
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  1. エリート口座
  2. 主要FX通貨ペアとゴールドで4週間
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  1. 仮想通貨はスタンダード口座・マイクロ口座でもスワップフリー
  2. スワップフリー日数は銘柄によって異なる
  3. トップアップボーナス口座を除く

スワップフリーを提供している海外FX業者でも、利用できる口座タイプや銘柄、そしてスワップフリーの日数はそれぞれ異なります。スワップフリーを活用した中長期的な取引を行う場合は、事前にそのブローカーの条件を確認することが重要です。

スワップポイントをしっかりと把握してトレード

スワップポイントは金利の異なる2国間の金利差調整分として、ポジションを翌日に持ち越した際に発生します。

スワップ目的のトレードだけでなく、中長期取引や短期トレードで日をまたいだ場合にも発生しますので、しっかりと理解しておくことが大切です。

なお、スワップポイントはFX業者の運営方針によって決定するため、どの業者を利用するかによって大きく変わります。スワップポイント運用して利益を狙うのであれば、目的の通貨に高いスワップポイントを設定している海外FX業者を選択しましょう。

ただし、高金利通貨はリスクが高いケースが多いため、政治や経済状況など総合的に見て運用するかどうかを判断する必要があります。

その他、スワップポイントの影響をできるだけ抑えて中長期取引を行いたい場合は、スワップポイントが低いブローカーや、スワップフリーを採用しているブローカーの選択がおすすめです。

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Updated最終更新:
FXplus編集部
筆者:FXplus編集部

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