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海外FXの基礎知識

プロップファームとは?初心者にもおすすめの業者と選び方を徹底解説

プロップファームとは?初心者にもおすすめの業者と選び方を徹底解説

海外FX業者比較

Updated最終更新:

プロップファームとは、所定の「チャレンジ」に合格することで、トレーダーが大きな資金を運用できるサービスです。少額の挑戦料で高額な仮想口座の運用権を得ることができるため、実力のあるトレーダーにとっては大きなチャンスとなり得ます。

現在主流となっているのは、シミュレーション型のプロップファームであり、実際の市場に注文を通す「A-Book型」のプロップファームはほぼ存在しません。とはいえ、自分のトレード技術を試す場として、また自己資金では得られない規模の取引を経験できる機会として、多くのトレーダーから注目されています。

特に、ある程度のスキルを持ちながらも資金面で伸び悩んでいる方や、本格的にトレードの腕を試したいという方にとって、プロップファームは非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

一方で、日本国内ではまだプロップファームの認知度は高くなく、情報も限られています。海外ではすでに多くの利用者がいる一方で、日本語での情報提供は少なく、興味はあるものの不安を感じている方も少なくありません。

そこで本記事では、プロップファームに関心をお持ちの方に向けて、基本的な仕組みや始め方、おすすめのプロップファーム、利用する際の注意点などをわかりやすく解説します。これから挑戦を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

Agenda

この記事の目次

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  1. プロップファームとは?まずは基礎知識を解説

    1. プロップファームは「元手が少ないから稼げない」を解決できるサービス
    2. プロップファームと海外FXブローカーはほぼ同じ取引環境
    3. プロップファームの収益モデルはポンジスキーム?
  2. プロップファームのメリット・デメリット

    1. メリット①|プロップファームは入金不要!必要なのは「チャレンジ」の購入だけ
    2. メリット②|高額資金の安定運用を目指す方に最適
    3. メリット③|プロップトレーダー認定証で実績を証明できる
    4. デメリット①|プロップファームは評価試験の難易度がデメリット
    5. デメリット②|海外FXよりもやや出金までの時間がかかる
    6. デメリット③|海外には怪しい業者もたくさん存在する
  3. プロップファームの始め方|初めてでも安心の手順解説

    1. STEP1 自分に合ったプロップファームを選ぶ
    2. STEP2 評価試験に挑戦する
    3. STEP3 トレードで安定した利益を積み重ねる
  4. おすすめプロップファーム3選を紹介!

    1. 1位 SuperFunded|透明性とコストパフォーマンスに優れた革新的プロップファーム
    2. 2位 Fintokei|日本市場に早期参入したプロップファームだが課題も
    3. 3位 PipFarm|ポイントの仕組みは斬新だが基本スペックがかなり辛め
  5. プロップファームを選ぶ際の3つのポイント

    1. 利益配分率|報酬条件の違いに注目しよう
    2. 利益目標とは?|チャレンジ突破のための数値基準
    3. 最大ドローダウン|リスク管理ルールの確認は必須
  6. プロップファームを利用する際の注意点

    1. 評価試験をパスしないと利益にならない
    2. ルールの把握がなによりも大切
    3. 詐欺業者には十分注意を
  7. FXに疲れたら、プロップファームで新たな挑戦を

プロップファームとは?まずは基礎知識を解説

プロップファームとは?まずは基礎知識を解説

プロップファームは、いわば「プロトレーダーとしての登竜門」と言える存在です。トレーダーとしての実力を評価するための試験(チャレンジ)を提供し、それに合格した方に対してプロップファーム側が資金を提供し、得られた利益の一部を報酬として分配する仕組みです。

「プロップトレーダー」として認定されれば、わずかな挑戦料だけで、自身の資金の何倍、場合によっては100倍~200倍といった大規模な資金を運用することが可能になります。そのため、トレーダーとして本格的なキャリアを築きたいと考えている方や、自己資金の限界に悩むトレーダーにとっては、資金面のハードルを一気に飛び越えられる非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。

プロップファームは「元手が少ないから稼げない」を解決できるサービス

プロップファームは、トレードの技術があるにもかかわらず、十分な資金を用意できないトレーダーに最適なサービスです。

たしかに海外FXを活用すれば、ハイレバレッジによって少額からでも大きな利益を狙うことは可能です。しかしその一方で、ハイレバレッジでの取引は当然ながらリスクも高まり、相場が少し動いただけで大きな損失につながる可能性もあります。特に自己資金に余裕がない場合、メンタル的なプレッシャーも大きく、安定してトレードを続けるのは容易ではありません。

こうした状況で求められるのは、「十分な資金をもとに、リスクを抑えた戦略的なトレードができる環境」です。そこで注目されているのが、プロップファームの存在です。

プロップファームでは、トレーダーが支払うのは少額のチャレンジ料のみです。高額な自己資金を用意する必要はなく、トレードに使用する資金はすべてプロップファームが提供します。つまり、自己資金では到底実現できない規模のトレードが可能になるのです。

さらに、利益が出た場合はその一部が報酬として還元される仕組みになっており、実力に応じた成果が正当に評価されます。一方で、仮に損失が発生しても、基本的にはそのリスクはプロップファーム側が負担します。これにより、トレーダーは資金的なプレッシャーを抱えることなく、自分の戦略に集中できる環境が整います。

プロップファームは、「元手が少ないから勝てない」という常識を覆し、トレーダーとしての可能性を大きく広げてくれる、まさに革新的な仕組みと言えるでしょう。

ここのポイント

プロップファームが定めるルールの多くは、安定的かつ堅実なトレードを行うために必要なものです。また、自己資金を失うリスクがないため、初心者が実践的なトレードの練習を行う場としても活用できます。さらに、プロップファームのルールにより、強制的に安定したトレードを求められるため、「ハイレバ依存」や「ポジポジ病」の矯正にも役立ちます。

プロップファームと海外FXブローカーはほぼ同じ取引環境

プロップファームの取引環境は、基本的に海外FXブローカーと大きな違いはありません。すでに海外FXでの取引経験がある方であれば、特別な準備をせずともスムーズに取引を始められるはずです。

対応している取引プラットフォームも非常に豊富で、「MetaTrader4(MT4)」「MetaTrader5(MT5)」「cTrader」といった定番のツールに加え、近年注目されている「TradeLocker」や「TradingView」なども広く採用されています。

さらに一部のプロップファームでは、「DXTrade」や「NinjaTrader」といった、通常の海外FX業者ではあまり見かけない先進的なプラットフォームも利用可能です。

このように、プラットフォームの選択肢が豊富なのはプロップファームの強みですが、一方で注意すべき点もあります。特にMetaTrader系プラットフォームは、外部プラグインを自由に導入できる仕様のため、悪質な業者によって不正操作が行われるリスクがゼロではありません。価格の改ざんや注文拒否など、評価の公平性を損なうような行為が起こる可能性も指摘されています。

そのため、プロップファームを選ぶ際には、プラットフォームの信頼性や操作の透明性が確保されているかどうかをしっかり確認することが大切です。

ここのポイント

おすすめの取引プラットフォームは?

プロップファームで利用できる取引プラットフォームには複数の選択肢がありますが、中でも広く普及しているのが「MetaTrader」シリーズです。

多くの海外FX業者でも採用されており、日本人トレーダーにとっても馴染みの深いプラットフォームですが、近年ではMetaTraderに関する懸念の声も一部で上がっています。

たとえば、信頼性の高いとされるプロップファームにおいて、MT5口座で高額な利益を上げていたトレーダーが、通常では考えにくい大幅なスリッページに遭遇し、最終的に報酬の受け取りがなったという報告がSNSで見られました。こうした事例は、「稼ぎすぎたことによるペナルティを受けたのではないか」との憶測が一部で広まっています。

MetaTraderには「VDP」と呼ばれるプラグインが導入可能で、受付遅延・スリッページ調整・強制リクオートなどを業者側で柔軟に操作できます。本来はリスク管理などを目的としたツールですが、悪質な業者が導入した場合、意図的なスリッページや約定拒否など、トレーダーに不利な環境が生まれる可能性も否定できません。

そのため、プロップファームにおいては、より透明性の高い取引環境を求めるトレーダーから「TradeLocker」「TradingView」「cTrader」などのプラットフォームが支持される傾向にあります。これらのプラットフォームは、ユーザー側での操作性に優れ、かつ業者側による恣意的な操作が入りにくい設計になっている点で、安心感があります。

プロップファームの収益モデルはポンジスキーム?

プロップファームに対しては一部で「チャレンジ料ビジネス」や「ポンジスキーム」といった否定的な意見が見られることもあります。しかし、その収益構造は、バイナリーオプションや国内・海外FX、さらには仮想通貨FXなどと本質的には大きく変わるものではありません。

顧客からの参加費用やトレードによる収益を基に運営し、そこから利益分配を行うという点においては、金融業界全般に共通するモデルとも言えるでしょう。これは、世界の銀行や証券会社にも当てはまる構造です。仮にこの構造を「ポンジスキーム」と定義するのであれば、同様の仕組みを採用している多くの金融サービスも同様に分類されることになってしまうでしょう。

また、ほとんどのプロップファームは、提供する資金が実際のリアルマネーではなく、あくまでシミュレーション環境での評価であることを明示しています。たとえば、Fintokei(フィントケイ)、SuperFunded(スーパーファンデッド)、BlueBerry Funded(ブルーベリー ファンデッド)といった主要プロップファームでは、公式サイトや利用規約において明確に「シミュレーション口座による評価」である旨を記載しています。

「あくまでシミュレーションである」と明確に公言し、利用者に誤解を与えない姿勢は、透明性という点で評価されるべきです。

FX業界全体を見ても、現在は多くのブローカーがB-Bookモデル(顧客の損失が業者の利益になる仕組み)を採用しており、必ずしもすべてが利益相反のない運営をしているわけではありません。それにもかかわらず、プロップファームにだけ過剰な批判が集中するのは、まだその仕組みが十分に浸透していない証とも言えるでしょう。

むしろ、曖昧な説明で「クリーンさ」を装うFX業者より、はるかに健全なビジネスモデルと見ることもできます。

ここのポイント

マリー取引を公表する透明性の高い海外FX業者

海外FX業者のなかで、唯一「マリー取引」を明確に公表しているのがFXON(エフエックスオン)です。マリー取引とは、顧客同士の売買注文を社内でマッチングさせる方式のことで、いわゆるノーディーリングデスク(NDD)型とは異なり、業者内で取引が完結するモデルです。

実際には、ほとんどのFX業者が同様の取引方式を採用していると考えられますが、その実態が明かされることはほとんどありません。現代は、インターネットを利用してほとんどの情報が得られる時代です。その中で、業者の運営実態が意図的に伏せられていると、利用者側に不信感を抱かせる一因となりかねません。

そうした中で、あえて取引の仕組みをオープンにし、透明性のある運営姿勢を示しているFXONのスタンスは、利用者目線に立った誠実な対応として評価できる希少な業者です。

FXON 口座開設ページを開くblank

プロップファームのメリット・デメリット

プロップファームのメリット・デメリット

プロップトレードの取引環境を提供しているプロップファームの、一般的な特徴について解説します。プロップファームを利用する前に、その特徴をしっかりと理解しておきましょう。

メリット①|プロップファームは入金不要!必要なのは「チャレンジ」の購入だけ

プロップファームへの参加にあたっては、通常の海外FX業者のように証拠金を入金する必要はありません。必要なのは、評価審査である「チャレンジ」を受けるための参加費を支払うことだけです。

海外FX業者の中には、入金後に出金ができなくなるといったトラブルや、高額な入金を要求された挙げ句、詐欺的な被害に遭うケースも報告されています。こうしたリスクがある中で、プロップファームには「口座へ資金を入金する」という概念がないため、そもそも入金詐欺の心配が不要という大きなメリットがあります。

さらに、プロップファームのチャレンジ制度は、単なる通過儀礼ではなく、トレーダーとしての実力を磨く場でもあります。規定のリスク管理やトレードルールを守りながら成果を出す必要があるため、トレードスキルの向上にもつながります。

つまり、プロップファームは「資金リスクなしに大きな資金を運用できる機会」と「実践的なスキル習得」の両方を提供してくれる、一石二鳥の仕組みと言えるでしょう。

メリット②|高額資金の安定運用を目指す方に最適

海外FXは、ハイレバレッジを活用したハイリスク・ハイリターンの取引が可能な反面、大きな値動きによる損失リスクも高くなります。それに対し、プロップファームでは、リスク管理を重視したローリスク・ローリターンの運用スタイルが求められます。

そのため、「海外FXに興味はあるけれど、リスクの大きさに不安がある」という方にとっては、はじめからプロップファームを選択肢とするのも賢明な判断と言えるでしょう。

プロップファームでは、一定の評価試験に合格することで、数百万円から数千万円規模の資金を運用する権利が与えられます。これは自己資金では到底実現しにくい金額であり、正しい取引ルールを守りながら運用すれば、数十万円から数百万円単位の利益を狙うことも十分に可能です。

リスクを最小限に抑えつつ、堅実な運用を重ねて大きなリターンを得るというスタイルは、長期的にトレードで成果を出したいと考える方にとって理想的な環境です。安定した資金管理を前提としたプロップファームの仕組みは、「しっかり稼ぎたいが、大きな損失は避けたい」という現実的なニーズにもマッチしています。

ここのポイント

プロップファームはどのくらい稼げるの?

プロップファームにおける利益配分率は、業界平均でおよそ80%です。たとえば、1,000万円の利益が発生した場合、トレーダーには800万円が分配されます。

プロップファームでは複数のチャレンジプランが提供されており、証拠金の額に応じて条件やチャレンジ料が異なります。条件が比較的緩やかなプランでは、利益配分率が低く設定されていることもあり、AxiSelectのように40%程度から始まるケースも見られます。

また、多くのプロップファームでは、特定の達成基準や条件を満たすことで利益配分率が引き上げられる仕組みが採用されています。プランによっては、最大で90~95%まで分配率を引き上げることも可能です。

ただし、分配率を引き上げる条件としては、Fintokeiのように、一定の期間と利益率を達成することを求めるケースが多く、達成のハードルは高めです。一方、SuperFundedのような一部のプロップファームでは、出金するだけで利益配分率が上がる仕組みも採用されています。

メリット③|プロップトレーダー認定証で実績を証明できる

プロップファームでは、評価試験に合格した際や出金実績がある場合に、「認定証」や「証明書」を発行しています。これらは法的効力を持つものではありませんが、一定のトレードスキルを持つ証として第三者に実力を示す材料になります。

特に、プロップファームの試験は利益を出すだけでなく、最大ドローダウンの厳守といったリスク管理能力も問われます。このような厳しい条件のもとで合格できたという事実は、単なる運用成績以上に価値があり、「安定したトレードができる実力者」としての評価につながるでしょう。

実際、ドローダウンの管理は多くのトレーダーが苦戦するポイントです。その中で条件を守り抜いたという結果は、他のトレーダーとの差別化にもつながり、将来的に資金提供者や他の投資関係者との信頼構築においても有利に働く可能性があります。

デメリット①|プロップファームは評価試験の難易度がデメリット

プロップファームを利用するうえで避けて通れないのが「評価試験」です。これは、資金提供を受ける前に、トレーダーとしての実力を測るために設けられた審査制度で、一定の基準をクリアしなければ資金運用を開始することはできません。

評価方式はファームによって異なりますが、最も一般的なのはフェーズ1とフェーズ2の試験に合格すると資金調達口座を運用できる、2段階型評価です。トレーダーに課される主な条件としては、設定された利益目標の達成と最大ドローダウン(損失の許容範囲)の厳守が挙げられます。そのほかにも、ニュース時のトレードや週末のポジション保有、ギャンブル性の高い取引などを禁止している場合もあり、細かなルールは各社で異なります。

これらの条件を満たせなかった場合、評価試験は不合格となり、再挑戦が必要になります。たとえ軽微なルール違反であっても、再試験や口座発行の取り消しとなるケースもあるため、細部までルールを確認して慎重に取り組む必要があります。

しかし、SuperFunded(スーパーファンデッド)のような一部のプロップファームでは、業界の不透明な評価制度に対して疑問を投げかけ、ドローダウン以外の細かいルールを撤廃し、シンプルで透明性の高い評価制度を採用しています。評価基準に対する納得感や安心感を重視する方にとっては、こうした柔軟な方針を持つプロップファームが適しているかもしれません。

評価通過後に失格!? プロップファームの不合理な再審査に注意

近年、プロップファームの数は急速に増加しています。しかし、その一方で評価フェーズにおいて不合理な理由で失格とされるケースが報告されており、多くのトレーダーが不利益を被る事態が発生しています。特に、利益目標を達成したにもかかわらず、資金提供口座の発行を待つ過程で再調査が行われ、明確な説明がないまま失格とされたり、評価のやり直しを強制されたりする事例も確認されています。

このようなリスクは、SuperFundedのように自動化された評価プロセスを採用しているプロップファームを選ぶことで避けることが可能です。自動化により、手動での不正操作や不透明な判断を排除し、公平かつ透明性の高い評価が実現されるため、トレーダーは安心して取引に専念できます。

デメリット②|海外FXよりもやや出金までの時間がかかる

海外FXでは、利益が出たタイミングで自由に出金できるのが一般的ですが、プロップファームの場合は仕組みが異なります。あくまで企業資金を運用し、そこから報酬を得るというモデルであるため、報酬の支払いには一定のスケジュールが設けられているケースがほとんどです。

多くのプロップファームでは、即時出金は対応しておらず、初回出金までに少なくとも14日ほどの待機期間が設けられています。これはギャンブル的な短期売買を抑制し、より安定した運用を促すための措置とも考えられています。そのため、出金のスピード感という点では、海外FXの方が優れていると言えるでしょう。

ただし、プロップファームの運用は、継続的な利益とリスク管理を重視したスタイルが求められるため、「すぐに出金したい」という焦りが生まれにくい環境でもあります。むしろ、日頃から計画性を持って取引することが求められるため、出金を急がずに冷静に運用できること自体が、優れたトレーダーの資質とも言えるかもしれません。

デメリット③|海外には怪しい業者もたくさん存在する

プロップファーム業界は比較的新しい分野であり、設立から間もない企業が多く参入しています。そのため、信頼性の高い業者とそうでない業者の差が大きいのが現状です。

たとえば、Fintokeiは2023年設立、SuperFundedは2021年設立と、比較的新しいながらも一定の運営実績があり、信頼に足る業者といえるでしょう。一方で、設立間もないプロップファームの場合、資金管理体制や運営方針が不透明であるケースもあり、慎重な判断が求められます。

可能であれば、過去の出金実績や評価制度の透明性、運営母体の信頼性などを事前に確認し、実績のある業者を選ぶことをおすすめします。

また、日本語に対応していないプロップファームは注意が必要です。トラブル時にサポートとの円滑なやり取りができず、問題が長引く恐れがあります。言語の壁がストレスやリスクにつながる可能性があるため、日本語サポートの有無も業者選定の重要なポイントといえるでしょう。

プロップファームの始め方|初めてでも安心の手順解説

プロップファームの始め方

これからプロップトレードに挑戦しようと考えている方に向けて、プロップファームの利用手順をわかりやすくご紹介します。

実際の手続きは非常にシンプルで、特別な準備や高度な知識がなくても始められるのが特徴です。特に海外を拠点とするプロップファームの多くは、出金時まではKYC(本人確認)を求めないケースが多く、登録から取引開始までスピーディーに進めることができます。

一般的なFXブローカーを日頃から利用している方であれば、口座開設やプラットフォームの操作も直感的に理解できるため、プロップファームの導入もスムーズに行えるでしょう。

今後の項目では、具体的なステップや注意点について詳しく解説していきます。初めての方でも迷わず進められるようにサポートしていきますので、ぜひ参考にしてください。

STEP1 自分に合ったプロップファームを選ぶ

プロップトレードに挑戦するうえで、最初に行うべき重要なステップは「利用するプロップファームの選定」です。現在、世界中には数多くのプロップファームが存在し、それぞれに評価制度・資金提供額・ルール設定・サポート体制など異なる特徴があります。

そのため、まずはご自身のトレードスタイルやリスク許容度に合った業者を選ぶことが、プロップトレード成功への第一歩と言えるでしょう。

たとえば、スキャルピングや短期売買を得意とする方であれば、時間制限が緩く、柔軟な取引ルールを設けているファームを選ぶことでストレスなく取り組むことが可能です。一方、長期目線で着実に利益を積み重ねたい方には、ドローダウンの緩やかなプランや損失制限に余裕のある業者が適しています。

どの業者を選ぶべきか迷っている方には、初回限定で「6Kチャレンジ」が半額以下で提供されているSuperFunded(スーパーファンデッド)も選択肢の一つです。低コストで挑戦できるうえ、ルールの明確さやサポート体制でも高い評価を受けています。

STEP2 評価試験に挑戦する

プロップファームに挑戦してまずはじめの目標は、評価試験に合格することです。この試験は、トレーダーとして資金を預けるに足る実力があるかどうかを判断するために設けられており、プロップトレーダーへの第一歩となります。

評価試験では主に、「一定の利益目標を達成しているか」「指定された最大ドローダウン(損失の上限)を超えていないか」といった条件が審査されます。これらの基準をクリアできなければ、プロップトレーダーとして認定されず、本番口座の運用には進めません。

基準を満たして試験に合格すると、プロップトレーダーとして正式に認定され、利益に応じた報酬を受け取れるようになります。さらに、一部のプロップファームでは、チャレンジ料が全額または一部返金される仕組みもあり、成功報酬の一環として位置づけられています。

なお、評価試験の内容やルールはプロップファームによって異なるため、事前にしっかりと条件を確認し、自分のスタイルに合った業者を選ぶことが大切です。焦らず冷静に取り組むことで、合格への道がぐっと近づきます。

STEP3 トレードで安定した利益を積み重ねる

評価試験に合格し、プロップトレーダーとして認定された後は、いかに安定的に利益を出し続けられるかが次の課題となります。

プロップファームや選択したプランによって多少の違いはありますが、一般的にトレードで得た利益の約80%がトレーダーに還元されます。個人では用意が難しい高額な証拠金を活用できることから、より大きな利益を狙えるのがプロップファームの大きな魅力です。

しかし、認定されたからといって、その資格が永続的に保証されるわけではありません。一定のドローダウンを超えるなど、プロップファームが定める基準を満たせなくなった場合は、口座の利用停止や契約解除となる可能性もあります。

そのため、短期的な成果を狙った無謀な取引ではなく、リスクをコントロールしながら堅実に利益を積み重ねる姿勢が重要です。トレードルールの遵守はもちろんのこと、日々の記録や振り返りを習慣にし、計画的な運用を心がけることで、長期的に信頼されるトレーダーへと成長していけるでしょう。

おすすめプロップファーム3選を紹介!

おすすめプロップファーム3選を紹介!

世界のプロップファームの中から、初心者でも利用しやすく利益が狙いやすい、おすすめのプロップファーム3選を紹介します。

今回紹介するプロップファームは、実際に2 Stepチャレンジを利用してみて評価をおこない、総合的に判断しておすすめしたいSuperFunded・Fintokei・PipFarmの3社です。プロップファーム選びに迷っている人や、はじめてプロップファームに挑戦する人は、ぜひ参考にしてみてください。

なお、海外FXブローカーのAxi(アクシ)グループが提供しているプロップファームのようなサービス「AxiSelect」は、一般的なプロップファームとはシステムやサービスが異なるため、今回の比較では対象外といたしました。

1位 SuperFunded|透明性とコストパフォーマンスに優れた革新的プロップファーム

SuperFunded

SuperFunded(スーパーファンデッド)は、2021年にオーストラリア・メルボルンで設立されたプロップファームで、大手FXブローカー「eightcap」の支援を受けて誕生しました。同社はプロップファーム業界に根付く悪しき習慣や常識を打破し、より公正で透明性の高い取引環境を提供することを目標に掲げています。

なかでも注目すべきは、評価試験における革新的なルール設計です。多くのプロップファームが複雑かつ厳格な条件を課す中、SuperFundedはドローダウン以外のルールをすべて排除しました。これにより、人為的な干渉を受けない、極めて透明性の高い評価フェーズを実現しているようです。

SuperFundedの主な特徴は以下のとおりです。

SuperFundedの特徴

設立 2021年
拠点 オーストラリア
日本語対応 あり
チャレンジ料 33ドル ~ 999ドル
利益配分率 70% ~ 90%
利益目標
フェーズ1 : 10%
フェーズ2 : 5%
最大ドローダウン 10%
日次最大ドローダウン 5%
出金サイクル 14日 ~
月額利用料 無料
レバレッジ 100倍
取引銘柄
FX通貨ペア
株価指数
株式
貴金属
エネルギー
仮想通貨
取引プラットフォーム TradeLocker / Dxtrade
支払い方法
クレジットカード
デビットカード
銀行送金
仮想通貨(BTC / USDT(※)/ DOGE)
取引有効期限 30日間取引のない場合失格
設立 2021年
拠点 オーストラリア
日本語対応 あり
チャレンジ料 33ドル ~ 999ドル
利益配分率 70% ~ 90%
利益目標
フェーズ1 : 10%
フェーズ2 : 5%
最大ドローダウン 10%
日次最大
ドローダウン
5%
出金サイクル 14日 ~
月額利用料 無料
レバレッジ 100倍
取引銘柄
FX通貨ペア
株価指数
株式
貴金属
エネルギー
仮想通貨
取引プラット
フォーム
TradeLocker
Dxtrade
支払い方法
クレジットカード
デビットカード
銀行送金
仮想通貨(BTC/USDT(※)/DOGE)
取引有効期限 30日
もっと見る

ERC20、TRC20、PRC20、BEP20に対応

SuperFundedでは、チャレンジ購入画面でクーポンを入力すると割引を受けることができます。クーポンはSNSやメールで定期的に配布されており、お得に評価試験を受けることが可能です。

特に注目したいのが、初回限定で6Kアカウントが29ドルで購入できる「FIRST6K」クーポンです。これは実質50%以上の割引となっており、海外FX業者におけるウェルカムボーナスに相当する非常に魅力的なキャンペーンです。

また、24時間対応の日本語サポートや、完全日本語化された公式サイトもSuperFundedの大きな魅力のひとつです。海外プロップファームの中でも、日本人トレーダーへの配慮が非常に行き届いており、はじめての方でも安心して利用を始められます。

さらに、SupertFundedはユーザーの声を積極的に反映し、サービス改善を継続している点も評価できるポイントです。取引ルールが明確で、ストレスの少ない取引環境が整っているため、初心者から上級者まで幅広くおすすめできます。

ただし、現在SuperFundedではMT4・MT5が利用できない点には注意が必要です。代わりに、DXTradeおよびTradeLockerという取引プラットフォームが採用されています。いずれも直感的に操作できるUI設計がされており、MT系プラットフォームからの移行もスムーズに行える設計です。なお、DXTradeは多機能な取引プラットフォームですが、モバイルでの操作性が著しく悪いため、利用される際はモバイルアプリのあるTradeLockerの選択を強くおすすめします。

豆知識

取引同期サービスを活用しよう

普段利用している口座の取引内容を別のプラットフォームと同期させたい場合は、「Traders Connect」などの外部サービスを活用するとよいでしょう。こうしたコピーサービスを利用すれば、「MT5 ⇔ TradeLocker」のように異なるプラットフォーム間でも取引の同期が可能になります。たとえば、MT5とTradeLockerを同期させることで、MT5のEAをTradeLocker側で間接的に利用することも可能です。

2位 Fintokei|日本市場に早期参入したプロップファームだが課題も

Fintokei

Fintokei(フィントケイ)は、実質的に海外FXブローカー「AXIORY」が運営するプロップファームで、日本にこのビジネスモデルを持ち込んだ先駆け的存在として知られています。SuperFundedが日本市場に登場するまでは、国内では実質的にFintokeiの独壇場となっており、多くの日本人トレーダーが同社のサービスを利用していました。

しかしその背景には、ルールの厳しさやチャレンジ費用の高さなど、いわゆる殿様営業ともいえる運営スタイルがあったことも否めません。選択肢が限られていた時期には仕方のない面もありましたが、現在の競合環境を踏まえると、その価格設定やルールの厳しさがデメリットとして目立ってきている印象です。

Fintokeiの特徴

設立 2023年
拠点 チェコ
日本語対応 あり
チャレンジ料 21,800円 ~ 298,800円
利益配分率 80%
利益目標
フェーズ1 : 8%
フェーズ2 : 6%
最大ドローダウン 10%
日次最大ドローダウン 5%
出金サイクル 14日
月額利用料 無料
レバレッジ 最大100倍
取引銘柄
FX通貨ペア
株価指数
株式
貴金属
エネルギー
取引プラットフォーム MT4 / MT5 / cTrader
支払い方法
クレジットカード
デビットカード
ApplePay
GooglePay
銀行送金
取引有効期限 30日間取引のない場合失格
設立 2023年
拠点 チェコ
日本語対応 あり
チャレンジ料 21,800円 ~ 298,800円
利益配分率 80%
利益目標
フェーズ1 : 8%
フェーズ2 : 6%
最大ドローダウン 10%
日次最大
ドローダウン
5%
出金サイクル 14日
月額利用料 無料
レバレッジ 最大100倍
取引銘柄
FX通貨ペア
株価指数
株式
貴金属
エネルギー
取引プラット
フォーム
MT4
MT5
cTrader
支払い方法
クレジットカード
デビットカード
ApplePay
GooglePay
銀行送金
取引有効期限 30日
もっと見る

Fintokeiは、取引プラットフォームとしてMT4・MT5・cTraderに対応しており、海外FXブローカーを利用してきたトレーダーにとっては移行がしやすい環境が整っています。特にMT4・MT5を使い慣れたユーザーにとっては、馴染みのあるインターフェースで評価に挑戦できる点は安心材料の一つでしょう。

ただし、一部のユーザーからはMT4 / MT5上での挙動が不自然という声も挙がっており、スリッページの動作や価格フィードに関して注意喚起されている例もあります。過度に心配する必要はありませんが、利用前にはSNSやレビューサイトでの実際の評判をチェックしておくと安心です。

日本国内では一定の支持を得ているFintokeiですが、海外での評価は厳しく、「SCAM(詐欺的)業者」とまで評されることもあるのが現実です。特に最近では、ネガティブイメージ回復のためか海外市場を意識した優遇キャンペーンが目立ち、日本市場への対応がおざなりになっている印象を受けることもあります。

Fintokeiは日本語のコンテンツが充実しているため日本人にとって使いやすいプロップファームですが、このような姿勢がどうしても日本人ユーザーを軽視しているように見えてしまい、サービスの方向性に疑問を抱く声も散見されます。

Fintokeiでは、常時利用できる「Fin10kei」という10%割引クーポンが提供されています。基本価格がやや高めに設定されているため、購入の際にはクーポンを活用して少しでもコストを抑えることが賢明です。とはいえ、価格と内容を他社と比較したうえで、慎重に判断することをおすすめします。

3位 PipFarm|ポイントの仕組みは斬新だが基本スペックがかなり辛め

Pipfarm

PipFarm(ピップファーム)は、ポイントを貯めることで取引条件が改善されるランクアップ型システムを導入している、やや異色のプロップファームです。この仕組みは継続的に利用するほどトレーダーに有利な環境が提供される点が特徴で、一部のトレーダーからは注目を集めています。

しかし、一見すると魅力的な仕組みに思えるPipFarmのポイント制度ですが、実際にポイントを貯めて上位ランクへ昇格するには相当なハードルがあります。たとえば、チャレンジの購入や継続利用、出金実績の積み重ねなど、ポイント加算の条件はやや複雑かつ時間がかかるものばかりです。

そのため、実際には多くのユーザーが低ランクのまま利用しているのが現状です。低位ランクでは最大レバレッジ30倍、利益配分率も70%と、他社の平均的な条件と比較してやや厳しめのスペックに設定されています。こうした状況から、特に初心者には少し不利な環境といえるかもしれません。

PipFarmの概要

設立 2024年
拠点 シンガポール
日本語対応 なし
チャレンジ料 50ドル ~ 1,850ドル
利益配分率 70%
利益目標
フェーズ1 : 9%
フェーズ2 : 6%
最大ドローダウン 9%
日次最大ドローダウン 3%
出金サイクル 14日
月額利用料 無料
レバレッジ 30倍
取引銘柄
FX通貨ペア
株価指数
貴金属
エネルギー
仮想通貨
取引プラットフォーム cTrader
支払い方法
銀行送金
仮想通貨(BTC / ETH / USDT / USDC)
PayPal
取引有効期限 28日間取引のない場合失格
設立 2024年
拠点 シンガポール
日本語対応 なし
チャレンジ料 50ドル ~ 1,850ドル
利益配分率 70%
利益目標
フェーズ1 : 9%
フェーズ2 : 6%
最大ドローダウン 9%
日次最大
ドローダウン
3%
出金サイクル 14日
月額利用料 無料
レバレッジ 30倍
取引銘柄
FX通貨ペア
株価指数
貴金属
エネルギー
仮想通貨
取引プラット
フォーム
cTrader
支払い方法
銀行送金
仮想通貨(BTC/ETH/USDT/USDC)
PayPal
取引有効期限 28日
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もう一つの課題は、日本語対応の不十分さです。2024年末頃から段階的に日本語化が進められているようですが、現時点ではFAQを除く大半のページが英語のままです。特に会員ページや重要な取引情報が日本語に対応していないことで、専門用語の誤訳や操作ミスなどのリスクがある点は注意が必要です。

プロップファームは契約条件や評価基準など、トレードとは別に理解すべき要素が多くあります。そのため、英語に自信のない方や、初めてプロップファームを利用する方には、やや敷居が高く感じられる可能性があるでしょう。

トレード環境を重視する方や、日本語でのサポートを重視したい方には、他の選択肢を検討する価値があるでしょう。一方で、「長期的に使い続けて成長していきたい」「仕組みに魅力を感じる」という方には、一考の余地があるプロップファームです。

ここのポイント

おすすめ3社以外にも、世界的に有名な最大手プロップファーム「FTMO」や、日本語対応を開始したばかりの「Blueberry Funded」や「FundedNext」など、さまざまな選択肢があります。ただし、これらのサービスは日本語でのサポートがまだ十分とは言えません。まずは、日本語対応が整っており、信頼性の高いおすすめの3社から始めてみるのが安心です。

プロップファームを選ぶ際の3つのポイント

プロップファームにはそれぞれ異なる評価基準があり、特に初心者の方にとっては「なにを基準に選べばいいのか分からない」と感じることも少なくありません。

ここでは、数あるプロップファームの中から自分に合った業者を見つけるために注目すべき、3つの重要なポイントを紹介します。迷ったときは、まず以下の基準をもとに比較・検討してみましょう。

利益配分率|報酬条件の違いに注目しよう

利益配分率(分配率)とは、トレーダーが上げた利益のうち、どの程度が実際にトレーダーの手元に入るのかを示す割合のことです。プロップファーム選びにおいて、この配分率は報酬の実質的な上限を左右する重要な要素です。

多くのプロップファームでは、初期段階でおおよそ80%前後の分配率が設定されています。そして、一定の条件を満たすことで最大90%以上に引き上げることが可能になります。ただし、その条件が非常に厳しいケースも少なくありません。

プロップファーム「Fintokei(フィントケイ)」では、分配率を最大8段階で引き上げられる仕組みが用意されています。しかし、各ランクを上げるためには以下のような厳しい条件が課されています。

Fintokeiの8段階スケーリング制度

  1. 初期費用、または直近のランクアップ時の資金の110%を達成
  2. プロトレーダー認定を受けている、もしくは前回のランクアップから2ヶ月以上経過している

つまり、単なるトレードスキルだけでなく、継続的な利用と安定した成績が求められる仕組みになっています。

一方で「SuperFunded(スーパーファンデッド)」では、利益の出金回数に応じて分配率が引き上げられるという、比較的ハードルの低い条件が採用されています。さらに、アドオン機能を活用すれば、初期段階から最大の90%分配率を適用することも可能です。

このように、プロップファームごとに「どのような条件で分配率が上がるのか」が大きく異なります。トレードスタイルや目指す収益目標に応じて、無理のない条件で利益を最大化できるかどうかを見極めることが重要です。

利益目標とは?|チャレンジ突破のための数値基準

利益目標とは、プロップファームが設定するチャレンジの合格条件の一つであり、一定期間内に達成すべき利益率を指します。評価試験に合格するためには、この目標をクリアすることが必須となります。

多くのプロップファームでは、フェーズ1で8〜10%の利益達成が求められ、フェーズ2では3〜5%とハードルが一気に下がるのが一般的です。

利益目標は確かに重要な数値ですが、それ以上に重要なのがドローダウン上限を超えないことです。ドローダウンに一度でも抵触してしまえば、利益目標にどれだけ近づいていても失格となるため、利益を追うだけでなく、リスク管理も並行して求められるのがプロップファームの特徴です。

つまり、利益目標は「合格ライン」でありつつも、ドローダウンが「失格ライン」であるという関係性を意識することが重要です。評価期間中、利益目標に届かなくてもドローダウンにさえ引っかからなければ、何度でも継続して挑戦できるのです。

最大ドローダウン|リスク管理ルールの確認は必須

プロップファームを選ぶ際に見落とされがちですが、ドローダウンの条件はトレーダーにとって非常に重要なチェックポイントです。特に、全体最大ドローダウン(Total Drawdown)と日次最大ドローダウン(Daily Drawdown)は、リスク許容度を直接的に制限するルールであり、取引スタイルに大きな影響を与えます。

一般的に、許容ドローダウンの数値が大きいほど、トレーダーにとっては運用しやすく、難易度も下がる傾向にあります。逆に、数値が低いと、ちょっとした損失でも評価終了につながるため、極めて慎重な取引が求められることになります。

たとえば「PipFarm(ピップファーム)」では、日次最大ドローダウンが3%に設定されており、他社と比較してもかなりタイトな条件です。このような制限下では、エントリーポイントやロット管理を細かく調整する必要があり、短期間での利益達成は難易度が高くなります。

利益目標が「達成すれば合格」というポジティブな評価基準であるのに対し、ドローダウンは一度でも違反すれば即失格となるネガティブな条件です。そのため、どちらが重要かと問われれば、ドローダウン管理の方がはるかにシビアと言えるでしょう。

特に、長期的にトレードを継続したいと考える方にとっては、利益目標よりもドローダウンの条件を優先して選ぶべきです。一定の自由度が確保されていなければ、実力を十分に発揮することは難しくなってしまいます。

プロップファームを利用する際の注意点

プロップファームの利用には多くのメリットがありますが、同時にいくつか注意すべきポイントも存在します。これらを事前に理解しておかないと、思わぬ損失やトラブルにつながる可能性があります。

特に初めてプロップファームに挑戦する方は、以下の点をしっかりと押さえておくことが大切です。

評価試験をパスしないと利益にならない

プロップファームでは、まず所定の評価試験に合格しなければ、実際に報酬を得ることはできません。この試験は、トレード技術やリスク管理の能力を判断するために設けられており、多くのプロップファームが段階的な審査制度を採用しています。

仮に評価試験に不合格となっても、再挑戦は何度でも可能です。しかし、そのたびにチャレンジ費用が発生するため、合格できるまでの期間はコストばかりが積み重なるリスクもあります。

そのため、プロップファームに挑戦する前には、十分なルールの理解が必要です。

ルールの把握がなによりも大切

プロップファームでは、評価試験に合格してプロップトレーダーとして認定された後も、定められたルールに沿って安定的な取引を続けることが求められます。単に一時的な成績ではなく、「継続的にリスク管理を徹底できるかどうか」が重要視されているのです。

特に注意すべきなのが、最大ドローダウン超過です。トレード損失があらかじめ定められた許容範囲を超えた場合、たとえ過去にどれだけ好成績を残していたとしても、取引資格を失ってしまいます。

一攫千金を狙うのではなく、長期的な視点で安定して利益を積み上げていく姿勢こそが、プロップトレーダーとして生き残るための鍵となります。

焦らず、地に足をつけて着実に歩むこと。それが結果として、大きなチャンスを引き寄せる最善の方法です。

ここのポイント

プロップファームのルールは、公式WebサイトのFAQや、チャレンジ購入時に確認するpdfに記載されています。わからないことがあれば、遠慮なくサポートへ問い合わせてみましょう。

詐欺業者には十分注意を

近年、プロップファームの急速な人気の高まりとともに、悪質な詐欺業者も見受けられるようになってきました。

こうした業者を利用してしまうと、曖昧な「ルール違反」などの理由で出金拒否されたり、業者の都合で評価を失格にさせられるなど、トラブルに巻き込まれるリスクがあります。

プロップファームを選ぶ際は、料金や条件だけで判断せず、「運営実績」や「評判」「サポート体制」など、総合的な信頼性を確認することが大切です。

FXに疲れたら、プロップファームで新たな挑戦を

長期間にわたってFXトレードを続けていると、資金面や精神的なプレッシャーに疲れを感じることもあるかもしれません。そんなときは、プロップファームを活用して、少し違った形でトレードと向き合ってみるのも一つの方法です。

プロップファームでは、自己資金を大きく使うことなく、高額な仮想資金を運用できるため、リスクを抑えながらも大きな利益を目指すことが可能です。特に、すでに一定のトレードスキルをお持ちの方にとっては、実力を試しつつ、収益機会を広げる良いステップとなるでしょう。

初めてプロップファームを利用する方には、「SuperFunded」がおすすめです。サービス全体の品質が高く、サポート体制も充実しており、初心者でも安心して挑戦できる環境が整っています。また、海外FXと並行してプロップファームを体験してみたいという方は、Axi(アクシ)を利用してみると良いでしょう。

トレードに新たな刺激を求めている方は、ぜひチェックしてみてください。

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Updated最終更新:
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