海外FX初心者

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XMTrading(エックスエム)は、スキャルピングに対して制限を設けていません。信頼性が高くボーナスも充実した海外FX業者であり、そんなXMでスキャルピングをしてみたい、と考えるトレーダーは多いでしょう。
しかし、XMは低スプレッドを主体とした海外FX業者ではないため、口座タイプによってはスプレッドが広めの場合がある点を理解する必要があります。基本的には、低スプレッドのKIWAMI極口座やゼロ口座が適していますが、ボーナスやキャンペーンを活用することで、スタンダード口座などでもスキャルピングは可能です。
この記事では、XMでスキャルピングするメリットや注意点を分かりやすく解説します。ボーナスキャンペーンを活用した戦略もご紹介しているので、XMでの取引に興味のある方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

この記事の目次
XMでスキャルピングするための基礎知識
最初は、XMTrading(エックスエム)でスキャルピングをする前におさえておきたい基礎知識を確認しましょう。
スキャルピングとは
スキャルピングとは、短い時間でエントリーから決済までが完結するトレードスタイルです。厳密な定義はなく、秒単位でトレードを終える「秒スキャ」や、1分足などのトレンドを捉えて10分以上ポジションを保有する長めのスキャルピングまで、さまざまなトレードスタイルがあります。
スキャルピングには、裁量トレードによるものだけでなく、自動売買(EA)を使う方法もあります。自動売買による戦略も多種多様なので、ひと言でスキャルピングといっても、トレーダーにはさまざまな選択肢があるといえるでしょう。
XMはスキャルピングを禁止していない
海外FXの中にはスキャルピングを禁止している業者もあるため、行う前には、その業者がスキャルピングを認めているかどうかを確認する必要があります。
XMでは、以下のように公式サイト内でスキャルピングを認めていることを明記しています。
XMでは、全ての口座タイプでスキャルピングをすることができます。
XMのスプレッドは国内FXよりも広い
ネット上には、「XMはスプレッドが広いからスキャルピング向きじゃない」のように書かれることがあります。実際に、XMのスプレッドは国内FXよりも広い場合が多く、低スプレッドを重視するトレーダーからの評価は低くなりがちです。
以下の表は、2025年5月中旬の欧州時間帯平均スプレッドの比較です。XMよりも国内FX業者のほうが狭いスプレッドを提供していることが分かります。
XMと国内FX業者(OANDA Japan)の平均スプレッド比較
通貨ペア | XM(KIWAMI極口座) | OANDA Japan(Basic) |
USDJPY | 1.2pips | 0.4pips |
EURUSD | 1.0pips | 0.5pips |
GBPUSD | 1.2pips | 1.1pips |
EURJPY | 2.1pips | 0.7pips |
USDJPY | |
XM | 1.2pips |
OANDA Japan | 0.4pips |
EURUSD | |
XM | 1.0pips |
OANDA Japan | 0.5pips |
GBPUSD | |
XM | 1.2pips |
OANDA Japan | 1.1pips |
EURJPY | |
XM | 2.1pips |
OANDA Japan | 0.7pips |
スプレッドの狭さに注目すると、国内FXのほうがスキャルピングに向いていますが、国内FXは最大レバレッジの低さやゼロカット非対応などの特徴があります。FX業者の取引条件を総合的に考慮すると、トレーダーによっては「海外FXのほうがスキャルピングしやすい」と感じるかも知れません。
次章では、海外FXであるXMでスキャルピングをするメリットを詳しく解説します。
XMでスキャルピングするメリット
XMTrading(エックスエム)では、スキャルピングを有利に行える取引環境が提供されています。ここからは、XMでスキャルピングを行うメリットを見ていきましょう。
最大レバレッジ1,000倍で少額からスキャルピング可能
XMの最大レバレッジは1,000倍(ゼロ口座のみ500倍)と高く、少ない証拠金でスキャルピングすることが可能です。
海外FX初心者の方は、「最大レバレッジが高いと、損失リスクも高くなる」と考えてしまうことがありますが、それは間違いです。最大レバレッジの高さは取引に必要な証拠金(必要証拠金)を少なくすることが主要な効果であり、損益を大きくしたり小さくしたりする性質はありません。
以下はドル円(1ドル = 150円)を1万通貨を取引する際の、最大レバレッジごとの必要証拠金を比較した一覧表です。
最大レバレッジごとの必要証拠金比較
最大レバレッジ | 必要証拠金 |
1,000倍 (XM) |
1,500円 |
25倍 (国内FX相当) |
6万円 |
1倍 (レバレッジがない状態)(レバレッジなし) |
150万円 |
最大レバレッジが大きいほうが、用意すべき取引資金が少額で済むことが分かります。
国内FXはスプレッドの狭さにメリットがありますが、1万通貨程度の中小規模な取引をする場合でも、ある程度まとまった資金を用意しなければいけません。しかしXMでは、数千円〜数万円程度の資金から、気軽にFXのスキャルピングを始めることが可能です。
少額からハイレバ取引を行える
XMでは最大1,000倍のレバレッジを活用し、少額からでも「ハイレバ取引」を行えます。ハイレバ取引の定義はさまざまですが、基本的には「証拠金に対して大きめのロットを設定して行う取引」のことで、海外FXで効率良く稼ぐための代表的な取引方法です。
さらに、スキャルピングは損切り幅を小さくできるため、ハイレバ取引でもリスク管理がしやすく、相性の良い組み合わせといえます。
ハイレバのスキャルピングには、以下のようなメリットがあります。
1. | 資金効率の良い取引ができる |
---|---|
2. | 短期間で大きく稼げる可能性がある |
その一方で、ハイレバ取引には以下のようなデメリットがあります。
1. | 高い取引技術を必要とする |
---|---|
2. | 短期間で損失を積み上げてしまうリスクと隣り合わせ |
ハイレバ取引は、基本的にはハイリスク・ハイリターンの取引方法です。高い取引技術があれば、大きく稼げるメリットを享受できますが、FX初心者の場合は、損失リスクのほうが高くなりがちです。基本的には、取引ロットを抑えた安全性の高い取引を心がけましょう。
以下の記事では、ハイレバスキャルピングで役に立つレバレッジ計算方法や、最大レバレッジと実効レバレッジの違いなどを詳しく解説しています。
ゼロカットによるマイナス残高保護がある
スキャルピングなどのFX取引で心配なのが、相場急変による想定外の損失ではないでしょうか。そんなときに大きな安心材料になるのが、海外FX業者による「ゼロカットシステム」です。
ゼロカットシステムとは、ロスカットが間に合わず口座残高を超える損失が発生した場合に、マイナス残高分を海外FX業者が補填する仕組みです。
国内FXにはゼロカットがないため、既定の証拠金維持率を下回った場合や口座残高以上の損失が発生した場合に、追証が発生します。一方でXMなどの海外FXでは、国内のような追証の仕組みがなく、さらにゼロカットシステムに対応しているため、万一の際も入金額を超える損失の心配をせずに取引可能です。
約定が安定しており注文拒否もなし
XMは、全注文の99.35%が1秒以下で執行という、安定した約定力に定評のある海外FX業者です。また、注文拒否やリクオートは発生しないため、チャンスを逃さずにトレードできるでしょう。
リクオートとは、注文した価格で約定できず、別の価格が提示されることを指します。市場の変動が激しい場合や、反対に市場の流動性が低い場合、または約定スピードが遅い場合などに発生しやすいとされます。
スキャルピングには高速で安定した約定が必要ですが、XMでは複数のリクイディティプロバイダーと提携することで、トレーダーに最良の市場価格と注文執行を提供しています。
ストップレベル0でトレードしやすい
XMのストップレベルは全銘柄で0pipsとなっています。
ストップレベルとは、指値や逆指値注文を行う際に、現在のレートから離さなければいけない価格圏のことです。ストップレベルが0pipsということは、エントリーや利確・損切りのための指値・逆指値注文を自由に設定できることを意味します。
短い値幅を狙うスキャルピングでは、ストップレベルの狭さは重要です。XMでは狭いストップレベルによって、自由度の高いスキャルピングが可能です。
豊富なボーナスを利用してスキャルピングできる
XMでは、豊富なボーナスを利用できることも大きなメリットです。現在XMでは、以下のボーナスキャンペーンを実施しています。
XMのボーナスキャンペーン
ボーナス | 内容 | 対象口座タイプ |
口座開設ボーナス | 新規口座開設で、15,000円の未入金ボーナス | 全ての口座タイプ |
入金ボーナス |
|
スタンダード口座
マイクロ口座 |
ロイヤルティプログラム |
|
スタンダード口座
マイクロ口座 |
口座開設ボーナス | |
内容 | 15,000円の未入金ボーナス |
対象口座 | 全ての口座タイプ |
入金ボーナス | |
内容 |
500ドル相当額まで100%
1万ドル相当額まで20% |
対象口座 | スタンダード、マイクロ |
ロイヤルティプログラム | |
内容 |
取引量に応じてポイント付与
ボーナスや現金に交換可能 |
対象口座 | スタンダード、マイクロ |
入金ボーナスは、スキャルピングに対して直接的なメリットは少ないですが、損失リスクを抑えることに役立ちます。例えば5万円を入金したら、その100%である5万円のボーナスを獲得でき、10万円から取引を開始できます。証拠金に対する自己資金の割合が半分なので、リスクを抑えてスキャルピングを始められるでしょう。
またロイヤルティプログラムは、ユーザーのステータスと取引量に応じてXMポイントが貯まり、最大で1ロットあたり約6.6ドルのボーナス還元が可能です。
現在、FXplus経由で口座開設された方に、通常13,000円の口座開設ボーナスを15,000円に増額しているほか、「ゴールド」ステータスから取引開始できるW特典を提供しています。終了時期未定となっていますので、XMでまだ口座開設されていない方は、ぜひお早めに本キャンペーンをご活用下さい。
自動売買のスキャルピングも可能
XMは取引プラットフォームとしてMT4 / MT5に対応しており、裁量トレードだけでなく、自動売買(EA)によるスキャルピングを行うことも可能です。
自動売買のスキャルピングには、以下のような特徴があります。
- 常に同じロジックでトレード可能
- 24時間休まずにトレードできる
- 複数銘柄を同時に監視できる
スキャルピングEAには、トレンドフォロー型や逆張り型、朝スキャルピング対応のものなどさまざまな種類があり、仕事や家事で忙しい人でもFXで利益を出す可能性を広げられます。
口座タイプごとのスキャルピング戦略
XMTrading(エックスエム)では、特徴の異なる4つの口座タイプを提供しています。ここからは、各口座タイプの特徴を活かしたスキャルピング戦略を解説します。
【KIWAMI極口座】取引手数料不要の低スプレッド取引が可能
XMでスキャルピングする際にメインとなるのが、KIWAMI極口座やゼロ口座などの低スプレッド口座タイプです。
中でもKIWAMI極口座は、取引手数料なしで低スプレッド取引が可能であり、XMの中でも最も少ないコストでスキャルピングできる口座タイプとなっています。
KIWAMI極口座の特徴
最小スプレッド |
USDJPY:0.8pips
USDJPY:0.8pips EURUSD:0.8pips GBPUSD:0.8pips EURJPY:1.7pips |
取引手数料 | なし |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
対応キャンペーン | 口座開設ボーナス |
最小スプレッド |
USDJPY:0.8pips
USDJPY:0.8pips EURUSD:0.8pips GBPUSD:0.8pips EURJPY:1.7pips |
取引手数料 | なし |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
対応キャンペーン | 口座開設ボーナス |
KIWAMI極口座は、スプレッドの狭さだけでなく、主要FX通貨ペアとゴールド、シルバー銘柄でスワップフリーが提供されています。スキャルピングでスワップフリーの恩恵を受ける可能性は低いですが、魅力的な仕様です。
利用できるボーナスキャンペーンは口座開設ボーナスだけであり、入金ボーナスなどのキャンペーンは対象外です。KIWAMI極口座は、XMで本格的なスキャルピングをしたい中上級者向けの口座タイプでしょう。
【ゼロ口座】極狭スプレッドのスキャルピングに対応
XMでスキャルピングをする場合、ゼロ口座も重要な選択肢になります。
ゼロ口座の特徴
最小スプレッド(※) |
USDJPY:0.2pips(1.2pips)
EURUSD:0.2pips(1.2pips) GBPUSD:0.9pips(1.9pips) EURJPY:1.2pips(2.2pips) |
取引手数料 | 1ロット往復取引あたり10ドル |
最大レバレッジ | 500倍 |
対応キャンペーン | 口座開設ボーナス |
最小スプレッド(※) |
USDJPY:0.2pips(1.2pips)
EURUSD:0.2pips(1.2pips) GBPUSD:0.9pips(1.9pips) EURJPY:1.2pips(2.2pips) |
取引手数料 | 1ロット往復 / 10ドル |
最大レバレッジ | 500倍 |
対応キャンペーン | 口座開設ボーナス |
カッコ内は取引手数料を含めた実質的なスプレッドです。
ゼロ口座では、極めて狭いスプレッドに、取引手数料が別途加算されます。取引手数料は1ロット往復取引あたり10ドルであり、スプレッドに換算するとおよそ1pipsになります。
ゼロ口座はXMで最もスプレッドの狭い口座タイプですが、トータルのコストを考慮すると、KIWAMI極口座に次ぐ低スプレッド口座となっています。
そのためゼロ口座は、スプレッドの狭さを重視してスキャルピングしたい中上級者向きの口座タイプといえます。
【スタンダード口座】ボーナスやXMポイントを活用可能
XMのスタンダード口座は、全てのボーナスキャンペーンに対応した人気の口座タイプです。基本的にはデイトレードやスイングトレード向きのスペックですが、戦略的にスキャルピングを行うことも出来ます。
スタンダード口座の特徴
最小スプレッド |
USDJPY:2.0pips
EURUSD:1.6pips GBPUSD:1.8pips EURJPY:2.1pips |
取引手数料 | なし |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
対応キャンペーン |
|
最小スプレッド |
USDJPY:2.0pips
EURUSD:1.6pips GBPUSD:1.8pips EURJPY:2.1pips |
取引手数料 | なし |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
対応キャンペーン |
口座開設ボーナス
入金ボーナス ロイヤルティプログラム |
XMのスタンダード口座でスキャルピングする最大のメリットは、XMポイントを効率良く貯められることでしょう。スキャルピングは取引回数が多くなりやすいトレード方法なので、ロイヤルティプログラムとの相性は抜群です。
ロイヤルティプログラムでは、最大で1ロットあたり約6.6ドルのボーナスを獲得でき、獲得ボーナスは自由に取引に使えます。
また、6.6ドルのボーナスはスプレッドに換算すると約0.66pipsです。例えば、スタンダード口座のユーロドルの最小スプレッドは1.6pipsですが、XMポイントを活用することで実質コストは1pips程度まで抑えることが可能です。
XMポイントの獲得条件に注意
XMポイントを獲得するには、10分間以上のポジション保有を行う必要があります。そのため、10分未満のスキャルピングがメインの場合は、KIWAMI極口座などの利用も検討すると良いでしょう。
【マイクロ口座】少額取引や細かいロット調整に最適
XMのマイクロ口座は、提供されているスプレッドや対応キャンペーンなどのスペックはスタンダード口座と同等ですが、FX通貨ペアとゴールド、シルバー銘柄で少額取引が可能です。
マイクロ口座の特徴
最小スプレッド |
USDJPY:2.0pips
EURUSD:1.6pips GBPUSD:1.8pips EURJPY:2.1pips |
取引手数料 | なし |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
対応キャンペーン |
|
最小スプレッド |
USDJPY:2.0pips
EURUSD:1.6pips GBPUSD:1.8pips EURJPY:2.1pips |
取引手数料 | なし |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
対応キャンペーン |
口座開設ボーナス
入金ボーナス ロイヤルティプログラム |
マイクロ口座では、基本となる取引規模が通常の1/100サイズに設定されています。そのため、より少ない金額からリアルトレードを開始してみたい初心者の方や、ゴールドなどのボラティリティが大きい銘柄で、細かくロット設定してスキャルピングしたいトレーダーに向いています。
XMのマイクロ口座では、使用する取引プラットフォームによって最小ロットが異なります。
マイクロ口座の最小ロット
- MT4を使う場合:0.01ロット(10通貨)
- MT5を使う場合:0.1ロット(100通貨)
もし、マイクロ口座の最小0.01ロットでドル円を取引した場合、1円(100pips)の変動があっても、発生する損益はわずか±10円です。稼ぐことには不向きですが、最小限の損失リスクでスキャルピングできることがマイクロ口座のメリットでしょう。
手法例:ボリンジャーバンドを使ってスキャルピングしてみよう
スキャルピングの手法にはさまざまなものがありますが、今回は一例として「ボリンジャーバンド逆張りスキャルピング」を紹介します。
ボリンジャーバンドとは、統計学の「標準偏差」を利用したインジケータです。移動平均線を中心として、標準偏差から価格の変動幅の予測を算出したものです。
価格の変動幅の予測は、「σ(シグマ)」という単位で設定します。ボリンジャーバンドでは1σ、2σ、3σが主に使われますが、3σの圏内に価格が収まる確率は約99%とされています。このスキャルピング手法では、±3σからの反発や、乖離した移動平均線への収束を狙っており、以下の図で丸印をつけた箇所が逆張りポイントとなります。
さらに、以下のようなスキャルピングのルールを設定します。
ボリンジャーバンド逆張りスキャルピングのルール例
通貨 | ドル円、ユーロドル |
時間足 | 1分足 |
トレードする時間帯 | ニューヨーク時間(日本時間で夜9時~翌1時頃まで) |
エントリーシグナル | 3α、もしくは-3αにタッチした時に逆張り |
利益確定 | 中央線にタッチした時に決済 |
損切り | 10pipsの逆行で損切り |
通貨 | ドル円 / ユーロドル |
時間足 | 1分足 |
時間帯 |
ニューヨーク時間
【日本時間】
夜9時~翌1時頃まで |
エントリー シグナル |
3α、もしくは-3αに タッチした時に逆張り |
利益確定 | 中央線にタッチした時 |
損切り | 10pipsの逆行で損切り |
上記のルールは一例ですが、このようなルールを決めてしまえば、メンタルに左右されずに安定的にスキャルピングできるでしょう。
XMでスキャルピングする際の注意点
最後は、XMTrading(エックスエム)でスキャルピングする際に知っておきたい注意点を解説します。
XMの禁止事項には注意が必要
スキャルピングを禁止していないXMですが、全般的な禁止事項に抵触する取引方法は、スキャルピングであっても行うことはできません。キャルピングと関係のあるXMの禁止事項には、以下のようなものがあります。
XMの主な禁止事項
XMでは、同じ取引口座内の両建ては認められていますが、XMアカウント内の別口座や、他業者の口座、または組織的に行う複数口座を利用した両建ては禁止されています。
また、経済指標発表や要人発言時のハイレバ取引自体は禁止されていませんが、そのタイミングだけを狙う取引はゼロカットの濫用に当たる可能性があり、行うことはできません。
こうした取引方法に対しては、出金拒否や口座凍結などのペナルティが科せられる可能性があります。
スキャルピングしやすい銘柄を選ぶ
XMでは、FX通貨ペアだけでなく貴金属や株価指数など1,400種類を超えるCFD銘柄を取引可能です。多くの選択肢があるのは良いことですが、どの銘柄でスキャルピングすべきかは迷いやすいポイントでしょう。
スキャルピングしやすい銘柄の条件は、主に以下の通りです。
スキャルピングしやすい銘柄の条件
- スプレッドが狭い
- 取引量が多く約定が安定している
- テクニカル分析が働きやすい
こうした条件を満たす銘柄として、主要なFX通貨ペアやゴールドなどが挙げられます。反対に、マイナー通貨ペアやエキゾチック通貨ペアはスキャルピングには不向きです。
ドル円、ユーロドル、ポンドドルの主要通貨ペアなどは、市場での取引量が多くスキャルピングしやすい通貨ペアです。またゴールドはスプレッドが比較的広めですが、ボラティリティが極めて大きいため、値動きに対してスプレッドの狭い銘柄といえます。
時間帯の特徴を把握してスキャルピングする
FXはほぼ24時間取引可能ですが、均一に値動きが発生するわけではありません。スキャルピングに適さない時間帯があったり、各時間帯によって特徴が違ったりするため、事前に把握しておくことで不必要な損失を避けられる可能性があります。
スキャルピングに適さない時間帯
まず、スキャルピングに適さない時間帯やタイミングとしては、主に以下があります。
スキャルピングに適さない時間帯
- 日本時間の早朝7時前後(夏時間の場合は6時前後)
- 注目される経済指標発表や要人発言時
- 欧米の主要な祝日
上記のタイミングでは、市場の流動性が低下したり、反対にボラティリティが急増したりすることで、スプレッドの拡大や約定力の低下などが発生しやすくなります。
また、日本時間の早朝は、多くの海外FX業者で一時的な取引停止時間が設けられる場合があり、取引できない点にご注意下さい。XMのFX取引では、平日であれば6時50分〜7時05分(夏時間は5時50分〜6時05分)の間が取引停止時間になります。
スキャルピングしやすい時間帯
スキャルピングに適した時間帯は、世界の3大市場と呼ばれる東京、ロンドン、ニューヨークの各市場が開場している時間帯です。いずれも取引量が多くスキャルピングしやすいですが、各時間帯によって大まかな特徴があります。
時間帯による値動きの特徴
市場 | 値動きの特徴 |
東京(8時~16時) |
|
ロンドン(15時〜翌1時) |
|
ニューヨーク(21時~翌5時) |
|
東京(8時~16時) |
|
ロンドン(15時〜翌1時) |
|
ニューヨーク(21時~翌5時) |
|
FXは世界中の市場で取引されているため、各市場の時間について明確な始まりと終わりはありません。しかし市場と時間帯の関係や、時間帯と通貨ペアの関係を考慮することは大事です。例えば、ロンドン市場が開場するとポンド系の通貨ペアが活発に取引される場合があるため、時間帯と銘柄の関係性はスキャルピングにも生かせるでしょう。
低スプレッドを重視する場合は、他の海外FX業者も検討する
スキャルピングで取引コストの小ささを重視する場合は、ThreeTrader(スリートレーダー)のような、低スプレッドに特化した海外FX業者を検討してみても良いでしょう。
ThreeTraderは、2021年5月設立の新興海外FX業者です。XMと比較すると実績では劣りますが、透明性の高いNDD / ECN方式を採用し、極限まで無駄を削ぎ落としたタイトなスプレッドによって注目されています。
ThreeTraderが提供する口座タイプには、「Pureスプレッド口座」と「Rawゼロ口座」の2種類があります。
以下は、各口座タイプの2025年5月中旬の欧州時間帯平均スプレッドの比較です。
ThreeTraderの口座タイプ別平均スプレッド(※)
通貨ペア | Pureスプレッド口座 | Rawゼロ口座(※) |
USDJPY | 0.6pips | 0.3pips(0.7pips) |
EURUSD | 0.6pips | 0.1pips(0.5pips) |
GBPUSD | 0.6pips | 0.2pips(0.6pips) |
EURJPY | 0.8pips | 0.5pips(0.9pips) |
USDJPY | |
Pureスプレッド | 0.6pips |
Rawゼロ | 0.3pips(0.7pips) |
EURUSD | |
Pureスプレッド | 0.6pips |
Rawゼロ | 0.1pips(0.5pips) |
GBPUSD | |
Pureスプレッド | 0.6pips |
Rawゼロ | 0.2pips(0.6pips) |
EURJPY | |
Pureスプレッド | 0.8pips |
Rawゼロ | 0.5pips(0.9pips) |
カッコ内は取引手数料を含めた実質的なスプレッドです。
Pureスプレッド口座は取引手数料不要で取引可能です。またRawゼロ口座では、極狭スプレッドに加えて、1ロットあたり往復400円(または4ドル)の低手数料で取引できます。いずれも、国内FXに迫る低スプレッドとなっており、スキャルピングに適した条件でしょう。
XMの取引条件はスキャルピングにも活用できる
今回は、XMTrading(エックスエム)のスキャルピングについてメリットや注意点などを詳しく解説しました。XMのスプレッドは平均的〜広めといわれることがありますが、口座タイプの特徴を把握することでXMに適したスキャルピング戦略を立てることができるでしょう。
スプレッドの狭いKIWAMI極口座やゼロ口座は、スキャルピングしやすい口座タイプです。一方でスプレッドがやや広めといわれるスタンダード口座やマイクロ口座では、入金ボーナスやXMポイントの活用によって、損失リスクや実質コストを抑えつつスキャルピングできます。
質の高い日本語サポートを提供しているXMでは、海外FX経験者はもちろん、初心者の方でも安心して取引できるでしょう。FXplusから口座開設することで獲得できる15,000円の口座開設ボーナスは、低スプレッドのKIWAMI極口座やゼロ口座を始め、XMの全口座タイプで利用可能です。XMの利用を考えている方は、ぜひこの機会にお試し下さい。