証拠金の入金方法
最終更新：仮想通貨対応のオンラインウォレット「BXONE」とは？対応業者は少ないが、利用価値はあり？
BXONEは、3種類の法定通貨（日本円、米ドル、ユーロ）と6種類の仮想通貨（暗号資産）を24時間365日両替が可能なオンラインウォレットです。導入している海外FX業者はXMTrading（エックスエム）を含めて数社のみであることなどから、海外FXユーザーの認知度や入出金手段としての利用率はやや低めです。
BXONEへの入金は、国内銀行送金で行えます。クレジットカードによる入金にも対応していますが、仮想通貨を購入する形での入金のみが対応しており、日本円の直接入金はできず、利用には一定の制限があります。
しかしながら、全ての入金手数料が無料である点や、仮想通貨をチャージしてATMで現金引出しが可能な「RedotPay」カードが提供されており、利用を検討する価値はあるでしょう。
| 1. | BXONEウォレットへの送金は無料、XMへの送金手数料も無料なため余計なコストがかからない |
|---|---|
| 2. | ウォレットに資金があれば、手続き後、即時XMの取引口座に反映される |
| 1. | XMでの利益分が出金できない |
|---|---|
| 2. | XMで円口座の保有者以外は利用できない |
| 3. | BXONEのアカウントを持っていない場合、アカウントの開設が必要 |
知名度および利用率の低いBXONEですが、BXONEのアカウントを開設さえすれば、他のオンラインウォレットと同様に、手軽に利用できる入金方法ではあります。特に仮想通貨を利用している場合は、うまく使いこなすことで便利な入金手段となり得るでしょう。
この記事では、XMの取引口座にBXONEを利用して入金する際の手順やデメリットについて、詳しく解説します。
この記事はこんな方におすすめします
この記事の目次
BXONE（ビーエックスワン）とは？
BXONEは、法定通貨や仮想通貨（暗号資産）の取引ができるオンラインウォレットです。XMTrading（エックスエム）では、2019年からBXONEの取扱いを開始しています。
仮想通貨取引所としての機能も持つBXONEですが、日本で知られる他のオンラインウォレットと比較するとややマイナーな存在です。その理由としては、BXONEの公式サイト全体が英語表示のみであり日本語非対応であることや、会社情報が不明などの信頼性の低さなどが挙げられるでしょう。今後、これらのサービス向上にいっそう力を入れることで、他の海外FX業者での取扱いが増え、有効な入出金手段として発展することが期待されます。
XMでは、日本のユーザーのみBXONEによる入出金が利用できます。それ以外のユーザーや、米ドルおよびユーロ建て口座の入金画面では、利用可能な方法として「BXONE」は表示されないためご注意下さい。
3種類の入金方法と反映時間
BXONEへの入金には、国内銀行送金と海外銀行送金、そして仮想通貨（BTC・ETH・XRP・USDT・USDC）が利用できます。ご都合の良い方法でBXONEに資金を入金しておくことで、XMの取引口座に即時入金が可能です。
入金手続きを行ってから、BXONEウォレットに反映されるまでは、比較的スムーズに反映され、仮想通貨による入金の場合は、基本的には即時反映されます。
ウォレットに資金が反映されるまでの時間
| 国内銀行送金 | 銀行営業日4時間以内（※1） |
| 海外銀行送金 | 1 〜 2営業日 |
| 仮想通貨 | 即時（※2） |
- 銀行営業時間外の場合、銀行の翌営業日となります。
- ネットワークが混み合っている場合は、数日かかる場合があります。
入金手数料が無料
BXONEでは、全ての入金手数料が無料となっています。現在XMTrading（エックスエム）で利用できる他のオンラインウォレットであるbitwalletと比較して、入金手数料の面では有利でしょう。
BXONEの入金手数料と評価
| BXONEへの入金方法 | 入金手数料 | 評価 |
| 国内銀行送金 | 無料 |  |
| 海外銀行送金 | 無料 | |
| 仮想通貨 | 無料 | |
| 国内銀行送金 | |
| 入金手数料 | 無料 |
| 評価 | |
| 海外銀行送金 | |
| 入金手数料 | 無料 |
| 評価 | |
| 仮想通貨 | |
| 入金手数料 | 無料 |
| 評価 | |
入金手数料が安く抑えられるBXONEですが、XM口座に直接国内銀行送金で入金する場合も1万円以上であれば入金手数料は無料となるため、手数料無料の恩恵は少ないかもしれません。
XMで「BXONE」を利用するメリット・デメリット
XMTrading（エックスエム）ユーザーが、BXONEを利用して入金する際の、メリットとデメリットをまとめました。また、XMは、出金の際、入金方法と同じ方法を選択しなくてはならないという「出金方法のルール」があるため、BXONEの出金方法についても一部言及しています。
メリット①｜手数料無しでXMに即時入金ができる
BXONEからXMTrading（エックスエム）の取引口座への入金は、手数料無料で即時入金することができます。XMでは、オンラインウォレットからの入金手数料を全て無料（XMの負担）にしており、BXONEも対象となります。
BXONEウォレットへの入金は、現在手数料が無料となるため、XMへの取引口座への入金まで一貫して、無駄な手数料を負担すること無く、証拠金の入金が可能です。
メリット②｜「RedotPay」カードでATM引出しが可能
BXONEでは、独自のプリペイドカード「RedotPay」が利用できます。RedotPayは、仮想通貨（暗号資産）をチャージしてショッピングやATMでの現金引出しが可能なカードとなっており、仮想通貨での取引が多いトレーダーにとって便利なサービスです。
RedotPayには、ATM出金など全機能に対応した「リアルカード」と、主にショッピングなどに対応した「バーチャルカード」の2種類があります。
それぞれのカードの主な手数料は、以下の通りです。
RedotPayの主な手数料
| 手数料 | リアルカード | バーチャルカード |
| 発行手数料 | 100USD | 10USD |
| チャージ手数料 | 無料 | 無料 |
| ショッピング手数料（※） | 無料 | 無料 |
| ATM出金手数料（※） | 2％ | 不可 |
| 発行手数料 | |
| リアルカード | 100USD |
| バーチャルカード | 10USD |
| チャージ手数料 | |
| リアルカード | 無料 |
| バーチャルカード | 無料 |
| ショッピング手数料（※） | |
| リアルカード | 無料 |
| バーチャルカード | 無料 |
| ATM出金手数料（※） | |
| リアルカード | 2％ |
| バーチャルカード | 不可 |
両替手数料（1.2％）が別途かかります。
デメリット①｜XMの利益分の出金ができない
XMTrading（エックスエム）では出金の際に、「入金と同じ方法で出金する」と「利益分の出金は銀行送金のみ」というルールがあります。そのため、BXONEを利用して入金した場合、出金できるのは入金額までになり、利益分の出金をBXONEに行うことはできません。
XMでは、2019年6月に出金方法（利益）のルール改定が行われ、利益分を銀行送金以外の出金方法で引き出すことができなくなりました。これは、各ウォレット会社とXMの間で発生する取引手数料の削減や、高額な資金移動を減らす目的があると考えられています。
デメリット②｜クレジットカードで直接入金できない
BXONEへ日本円などの法定通貨を入金する方法としては、銀行送金のみが対応しています。クレジットカードを使用して、日本円などの法定通貨を直接入金はできず、仮想通貨（暗号資産）を購入する場合のみ、クレジットカードを使用できます。
以下は、BXONEで仮想通貨の購入に利用できるカードブランドと手数料です。
仮想通貨の購入に利用できるカードブランドと手数料
| 購入可能な仮想通貨 | BTC / ETH / XRP / USDT / USDC |
| 利用できるカードブランド | カードブランドに関わらず利用可能 |
| 手数料 | 無料 |
| 購入可能な仮想通貨 |
| BTC / ETH / XRP / USDT / USDC |
| 利用できるカードブランド |
| カードブランドに関わらず利用可能 |
| 手数料 |
| 無料 |
BXONEでクレジットカードを使用しXM口座へ入金を行う場合は、まずBXONEで仮想通貨を購入する必要があります。購入した仮想通貨は、そのままか、BXONE内で法定通貨に両替することで、XM口座への入金に使用できます。
仮想通貨のレートは常に変動しているため、購入金額がその時のレートにより左右されます。そのため、レートに急激な変化があった場合は、実際に仮想通貨を購入した金額と日本円へ両替後の金額に、為替差損が生じるリスクがあります。
さらに、クレジットカードで仮想通貨を購入した場合、購入金額を60日間ウォレットの外へ出せないルールがあります。そのため、XMTrading（エックスエム）への入金のためにBXONEでクレジットカードを利用することは、あまりおすすめしません。
デメリット③｜日本円以外の通貨の入出金ができない
XMTrading（エックスエム）ではBXONEで入金可能な通貨種別を「日本円」に限定しています。そのため、日本円建ての取引口座でのみ、BXONEを利用することができます。また、「登録住所が日本以外の場合」「取引口座の有効化が済んでいない場合」もXMの入金方法一覧には、「BXONE Wallet」（bitwalletも同様）は表示されませんので、ご注意ください。
XMの取引口座へ「BXONE」を利用し入金する手順
ここでは、XMTrading（エックスエム）の取引口座にBXONEを利用して証拠金を入金する手順を説明します。次のリンクから、XM公式サイトの『ログインページ』を開いてください。
XM会員ページへログイン 〜 入金手続き開始
最初は、XMTrading（エックスエム）の会員ページにログインし、BXONEでの入金手続きを開始するまでを見ていきましょう。
『ログインページ』にて、「メールアドレス」と「パスワード」を入力し、「ログイン」をクリックします。
『会員ページ』にて、「入出金」をクリックします。もし複数の取引口座を開設している場合は、入金したい口座が選択されていることをご確認ください。
『入出金』にて、「BXONE」をクリックします。
BXONEが表示されない場合は
XMではBXONEの取引可能な通貨種別を「日本円」に限定しています。そのため、「米ドル / ユーロ」建ての取引口座では、入金方法一覧ページに「BXONE」は表示されません。また、日本以外の居住地をご登録住所として登録している方や、有効化前（各種証明書の承認前）の会員ページも同様に、入金方法として「BXONE」は表示されませんので、ご注意ください。
『資金の入金-BXONEページ』にて、「BXONE口座ID」と「入金額」を入力し、「入金」をクリックします。
「BXONE口座ID」とは、BXONEログイン後、左上の「Account」の項目名で表示されている、110から始まる8桁の数字のことです。
『資金の入金-BXONEページ』にて、入金額を確認し、「確定」をクリックします。
BXONEでの送金手順 〜 決済完了画面
自動的にBXONEのログイン画面へ移動しますので、さらに入金手順を進めていきましょう。
BXONEのログインページに移動します。『BXONE ログインページ』にて、「BXONEに登録のメールアドレス」と「パスワード」を入力、「私はロボットではありません」にチェックし、「Login」をクリックします。
『BXONE 決済ページ』にて、送金金額と残高を確認し、「Continue」をクリックします。「Continue」をクリックすると、BXONEからXMへ資金が送金されます。
『BXONE 決済完了ページ』にて、「Close」をクリックします。
元の入金画面に、「入金リクエスト完了」のメッセージが表示されます。
送金した金額は、すぐにXMの取引口座に反映され、メールで残高加算完了のご案内が届きます。取引口座の残高に、入金額が加算されているかご確認ください。
これにて、XMの取引口座にBXONEを利用して証拠金を入金する手続きは、全て完了です。
XM BXONE入金 - よくある質問（FAQ）
XMTrading（エックス エム）のBXONE入金についての「よくある質問」をFAQ形式でまとめています。
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XMTrading（エックス エム）では、BXONE（ビーエックスワン）での入金手続き後、即時お客様のお取引口座へ反映されます。BXONEによるご入金は、24時間、リアルタイムで入金反映が可能です。
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XMTrading（エックス エム）口座に、BXONE（ビーエックスワン）で入金する場合、入金手数料は無料です。XMでは、BXONEからの入金手数料を全て負担しています。但し、BXONEウォレット口座への入金には別途手数料がかかります。
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いいえ、BXONE（ビーエックスワン）口座への入金には、VISAカードを含む全てのクレジットカードをご利用頂けません。入金方法は国内銀行送金と、海外銀行送金、4種類（ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、リップル）の仮想通貨による入金のみとなります。
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いいえ、BXONE（ビーエックスワン）の口座開設画面は英語表示のみとなります。BXONEは公式サイト、アカウントページ（会員ページ）も英語表記のみため、日本人ユーザーでBXONE口座開設をご検討の方は、ご留意ください。
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BXONE（ビーエックスワン）によるXM口座への入金は、日本居住者で円口座を保有しているお客様のみご利用頂けます。それ以外場合は、XM会員ページの入金方法一覧にBXONEが表示されませんのでご注意下さい。
編集部の
コメント
近年では、アンチマネーロンダリングのガイドラインが複雑化していることに加えて、日本では国際的な資金移動を行う収納代行に対して、制限を設ける改正法が可決されています。海外FXの入出金方法を取り巻く状況について、今後も注目が必要でしょう。