XMは両建て禁止?ばれるケース・必勝法・解除方法等を解説

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XMTrading(エックスエム)では、同一口座内で同じ銘柄の買いポジションと売りポジションを同時に保有する両建て取引が認められています。特にFX通貨ペア・ゴールド・シルバーでは、同じロット数で両建てした場合、必要証拠金がゼロになるため、含み損の拡大を一時的に抑えたい場面や、相場急変時に判断時間を作りたい場面で活用できます。
一方で、XMの複数口座を使った両建てや、XMと他のFX業者をまたいだ両建て、複数人で示し合わせるような両建ては、規約違反と判断される可能性があります。
この記事では、XMの両建てが禁止されるケース、ばれる可能性、口座凍結や利益取消のリスク、証拠金0の条件、両建てのやり方・解除方法、EAやKIWAMI極口座での注意点まで詳しく解説します。
XMの両建てルール早見表
| 取引パターン | 可否 | 注意点 |
| 同一口座内で同じ銘柄を両建て | XMで認められている基本的な両建て | |
| FX・ゴールド・シルバーを同ロットで両建て | 必要証拠金がゼロになる | |
| FX・ゴールド・シルバー以外を両建て | 両建てポジションの証拠金は50%必要 | |
| XMの複数口座で両建て | 異なる口座間の両建ては禁止されている | |
| XMと他業者で両建て | ゼロカットやボーナス悪用と 判断される可能性がある |
|
| 家族・知人・グループで示し合わせて両建て | 組織的なヘッジ取引と見なされる可能性あり | |
| 違う通貨ペアでリスクを相殺 | 実質的なヘッジと判断される場合がある | |
| EAで複数口座を運用する | 意図せず禁止される両建てになる可能性あり | |
| XMポイント目的で両建てを繰り返す | ポイント・ボーナス目的の 不自然な取引はNG |
| 同一口座内で同じ銘柄を両建て | |
| 注意点 |
XMで認められている
基本的な両建てです。 |
| FX・ゴールド・シルバーを同ロットで両建て | |
| 注意点 | 必要証拠金がゼロになります。 |
| FX・ゴールド・シルバー以外を両建て | |
| 注意点 |
両建てポジションの
証拠金は50%必要です。 |
| XMの複数口座で両建て | |
| 注意点 |
異なる口座間の両建ては
禁止されています。 |
| XMと他業者で両建て | |
| 注意点 |
ゼロカットやボーナス悪用と
判断される可能性があります。 |
| 家族・知人・グループで示し合わせて両建て | |
| 注意点 |
組織的なヘッジ取引と
見なされる可能性があります。 |
| 違う通貨ペアでリスクを相殺 | |
| 注意点 |
実質的なヘッジと判断される
場合があります。 |
| EAで複数口座を運用 | |
| 注意点 |
意図せず禁止される両建てに
なる可能性があります。 |
| XMポイント目的で両建てを繰り返す | |
| 注意点 |
ポイント・ボーナス目的の
不自然な取引はNGです。 |
この記事の目次
XMの両建ては同一口座なら可能

XMTrading(エックスエム)では、すべての取引口座で両建て取引が認められています。ただし、認められているのは原則として同一口座内での両建てです。
たとえば、XMのスタンダード口座でUSDJPYの買いポジションを1ロット保有し、同じスタンダード口座内でUSDJPYの売りポジションを1ロット保有する取引は両建てにあたります。このように、1つの口座内で同じ銘柄の買いと売りを同時に持つ取引は、XMで禁止されていません。
ただし、「A口座でUSDJPYを買い、B口座でUSDJPYを売る」といったように、口座をまたいだ両建てを行うと、同じXM内であっても禁止される両建てに該当します。
両建てとは買いと売りを同時に持つ取引
両建てとは、同じ銘柄で買いポジションと売りポジションを同時に保有する取引方法です。たとえば、USDJPYの買いポジションを持っている状態で、同じ口座内にUSDJPYの売りポジションを建てると、買いと売りの損益が反対方向に動くため、損益の変動を一時的に抑えやすくなります。
具体的には、USDJPYの買いポジションを保有している状態で相場が下落すると、買いポジションには含み損が発生します。そこで同じ口座内にUSDJPYの売りポジションを建てると、その後さらに下落した場合、買いポジションの含み損は増えますが、売りポジションには含み益が発生します。その結果、口座全体の損益変動を一時的に固定しやすくなります。
ただし、両建ては損失を消す方法ではありません。買いと売りを同時に持つことで、損益の動きを止めるだけです。すでに発生している含み損は残りますし、スプレッドやスワップなどのコストも発生します。
両建ては「損失をなかったことにする取引」ではなく、「判断を先送りする取引」に近いです。便利な場面はありますが、最終的にはどちらのポジションを残すか、どこで決済するかを決める必要があります。
FX・ゴールド・シルバーは同ロットなら必要証拠金がゼロ
XM(エックスエム)では、FX通貨ペア・ゴールド・シルバーを同一口座内で同じロット数だけ両建てした場合、両建てポジションの必要証拠金がゼロになります。
たとえば、USDJPYの買い1ロットと売り1ロットを同じ口座内で保有する場合、同ロットの両建てとして必要証拠金は相殺されます。同じように、XAUUSDの買い1ロットと売り1ロットを同一口座内で保有する場合も、条件を満たせば必要証拠金はゼロです。
ただし、ロット数が異なる場合は差額分に証拠金が必要です。USDJPYの買い1ロットに対して売り0.6ロットを持つ場合、0.4ロット分は買いポジションとして残っているのと同じ状態になるため、その差額分に必要証拠金が発生します。
また、FX通貨ペア・ゴールド・シルバー以外の銘柄では、同ロットで両建てしても必要証拠金はゼロになりません。その他の銘柄の両建てについては、必要証拠金が50%に設定されています。
証拠金ゼロになる条件
XMで両建ての必要証拠金がゼロになるのは、基本的に「同一口座内」「同じ銘柄」「同じロット数」「FX・ゴールド・シルバー」の条件を満たす場合です。USDJPYの買いとEURJPYの売り、XAUUSDの買いとUSDJPYの売りのように、違う銘柄を組み合わせた取引は証拠金ゼロの両建てとは扱われません。
両建てはすべての口座タイプで可能
XM(エックスエム)では、スタンダード口座、マイクロ口座、KIWAMI極口座、ゼロ口座など、主要な口座タイプで両建て取引が可能です。
ただし、どの口座タイプでも「同一口座内で行うこと」が前提です。スタンダード口座で買い、KIWAMI極口座で売りのように、口座タイプを分けて反対売買を行うと、複数口座間の両建てに該当する可能性があります。
また、口座タイプごとにスプレッド、スワップ、ボーナス、取引手数料が異なるため、両建てのしやすさやコストは変わります。単に両建てできるかどうかだけでなく、どの口座で両建てするとコストを抑えやすいかまで確認しておきましょう。
XMの両建ては禁止?ペナルティを受ける可能性が高い取引例
XMTrading(エックスエム)の両建ては、同一口座内で行う限り禁止されていません。しかし、複数口座、他業者、複数人を使ってリスクを相殺するような両建ては、禁止行為と判断される可能性があります。
特に注意したいのは、ゼロカットやボーナスを利用して、実質的にリスクを取らずに利益を狙うような取引です。XMの規約では、リスクフリーの利益獲得、他者と連携した内部ヘッジ、ノー・ネガティブ・バランス方針の悪用、詐欺的・操作的な取引が疑われる場合、取引や損益を無効とし、口座を停止・閉鎖する権利があるとされています。
XMの複数口座・別口座を使った両建ては禁止
XM(エックスエム)では、同じアカウント内で複数の取引口座を保有できます。しかし、複数口座をまたいで両建てすることは認められていません。
たとえば、以下のような取引は避けるべきです。
避けたほうがいい両建て取引
- XMのA口座でUSDJPYを買い、B口座でUSDJPYを売る
- スタンダード口座でゴールドを買い、KIWAMI極口座でゴールドを売る
- 裁量取引用口座でEURUSDを買い、EA口座でEURUSDを売る
- ボーナス口座で買い、ボーナス対象外口座で売る
- 複数口座を使って片方だけゼロカットを狙う
同じXM内の口座であっても、口座を分けて買いと売りを持つと、不自然な取引と判断される可能性があります。特に、ボーナスやゼロカットを利用して片方の口座だけに損失を集め、もう片方の口座で利益を残すような取引は非常に危険です。
XMと他のFX業者を使った両建ても避ける
XM(エックスエム)の口座と他のFX業者の口座を使って両建てすることも避けましょう。たとえば、XMでEURUSDを買い、別の海外FX業者でEURUSDを売るような取引です。
この取引は、XMの取引口座内だけを見ると通常のポジションに見えます。しかし、実際には他業者側で反対ポジションを持っているため、相場がどちらに動いても片方に利益、片方に損失が出る構造になります。
そこにゼロカットやボーナスを組み合わせると、XMに悪質な取引と判断され、利益取消や口座凍結など厳しいペナルティを受ける可能性があります。
複数人で示し合わせる両建ては禁止
家族、知人、グループ、コミュニティ内で示し合わせて反対ポジションを持つ両建ても危険です。たとえば、AさんがXM(エックスエム)でUSDJPYを買い、Bさんが同じタイミングでUSDJPYを売るようなケースです。
偶然、他人と反対方向の取引をしただけで問題になるようなことは殆どありません。しかし、同じタイミング、同じ銘柄、同じロット、同じような入出金パターンで不自然な利益が発生している場合、組織的な両建て取引と疑われる可能性があります。
ボーナスを使った両建ては特に注意
同一口座内で通常のリスク管理として両建てする場合は問題になりにくいですが、ボーナスを利用してリスクフリーの利益を狙うような両建ては避けるべきです。XMの規約では、リスクフリー利益やボーナス・制度の悪用が疑われる取引は規約違反と判断され、利益取消や口座凍結などの厳しい措置が取られる可能性があります。
違う通貨ペアでも実質的な両建てになるケースもある
「同じ通貨ペアでなければ大丈夫」と考えるのも危険です。違う通貨ペアであっても、実質的に同じ通貨のリスクを相殺している場合、両建てに近い取引と見なされる可能性があります。
たとえば、A口座でEURUSDを買い、B口座でEURJPYを売るケースで考えてみましょう。通貨ペアは違いますが、片方ではユーロを買い、もう片方ではユーロを売っているため、ユーロの方向性に対するリスクを口座間で相殺している構造になります。
もちろん、通貨ペアの相関やリスクは完全に一致するわけではありません。しかし、複数口座や他業者を使って、特定通貨のリスクを意図的に固定するような取引は避けるべきです。
判断基準は「通貨ペア名が同じかどうか」だけではありません。複数口座や他業者を使って、同じ通貨・同じ銘柄・同じリスクを反対方向に持っていないかを確認しましょう。
EA利用時に注意したい複数口座間の両建て
XM(エックスエム)ではEA(自動売買)を使うこと自体は禁止されていません。しかし、複数口座でEAを運用している場合は注意が必要です。
たとえば、A口座のEAがUSDJPYを買い、B口座のEAがUSDJPYを売ると、本人に禁止取引の意図がなくても、結果的に複数口座間の両建てになってしまう可能性があります。特に、複数のEAを同時に動かしている方や、裁量口座とEA口座を分けている方は注意が必要です。
EAのロジックが別々でも、取引結果として同じ銘柄の反対ポジションが複数口座に分かれていると、規約違反と判断されるリスクがあります。EAを使う場合は、口座ごとのポジションを定期的に確認し、同じ銘柄や強く相関する通貨ペアで反対ポジションが発生していないか確認しましょう。
XMの両建てに必勝法はある?

XMTrading(エックスエム)の両建てに必勝法はありません。両建ては相場の方向を当てる手法ではなく、損益の変動を一時的に抑えるための取引です。
買いと売りの両方を持つと、相場が上がっても下がっても損益の動きは小さくなります。しかし、その状態で利益が自動的に増えるわけではありません。むしろ、スプレッドやスワップが積み上がるため、出口を決めずに両建てを続けると、コスト負けしやすくなります。
両建ては利益を増やす手法ではなく損益を固定する手法
両建ての本質は、利益を増やすことではなく、損益を一時的に固定することです。
たとえば、USDJPYの買いポジションで2万円の含み損が出ている状態で、同じ口座内に売りポジションを建てたとします。その後、USDJPYがさらに下落すると、買いポジションの含み損は増えますが、売りポジションには含み益が出ます。結果として、口座全体の損益変動は小さくなります。
しかし、最初に発生していた2万円の含み損が消えるわけではありません。両建てを解除するタイミングを間違えれば、再び損失が広がる可能性もあります。
両建てで勝つには解除の判断が最も重要
両建てで難しいのは、ポジションを建てることではなく、解除することです。
買いと売りを同時に持つだけなら、MT4 / MT5で反対注文を出せば完了します。しかし、その後にどちらのポジションを残すのか、どちらを決済するのか、どの価格で解除するのかを判断できなければ、両建ては単なる損切りの先送りになってしまいます。
両建てを使う前には、少なくとも以下を決めておきましょう。
両建て前のチェックポイント
- どの価格まで動いたら片側を外すか
- どちらのポジションを残す可能性が高いか
- いつまでに判断するか
- 証拠金維持率がどこまで下がったら両方決済するか
- スプレッドが広い時間帯は解除しないか
この出口戦略がないまま両建てすると、損益は固定できても、次の行動が決められずにコストだけが増えていきます。
「両建て=安全」ではない
両建てはリスクを一時的に抑えるための手段ですが、安全な取引ではありません。特にXM(エックスエム)のようにレバレッジが高い環境では、ロットが大きすぎると、少しのスプレッド拡大や相場変動でも証拠金維持率に影響が出ます。
また、両建て中にスワップコストが発生する場合、時間が経つほど有効証拠金が減っていきます。証拠金維持率に余裕がない状態で長期間放置すると、両建てしているにもかかわらずロスカットに近づくこともあります。
両建ては「安全策」ではなく、「一時停止ボタン」のようなものです。相場判断を立て直すために使うものであり、ずっと押しっぱなしにするものではありません。
XMで両建てしてしまったときの対処法
XMTrading(エックスエム)で両建てしてしまった場合は、まず慌てずに取引状況を確認しましょう。すべての両建てが禁止されているわけではありません。同一口座内で同じ銘柄の買いと売りを持っているだけなら、XMで認められている両建てです。
一方で、複数口座や他業者をまたいで反対ポジションを持っている場合は、早めにポジションを整理する必要があります。
同一口座内の両建てなら基本的に問題なし
同じXM(エックスエム)の口座内で、同じ銘柄の買いと売りを同時に保有しているだけであれば、基本的に問題ありません。
たとえば、スタンダード口座内でUSDJPYの買い1ロットと売り1ロットを持っている状態です。この場合は、禁止取引ではなく、XMで認められている両建て取引にあたります。
ただし、同一口座内の両建てでも、長期放置はおすすめできません。スプレッドやスワップの負担が増え、いつ解除するべきかわからなくなるためです。両建てにした理由を整理し、相場が落ち着いたら出口を決めましょう。
複数口座や他業者をまたいでいる場合は早めに整理する
XM(エックスエム)で複数口座や他業者をまたいで両建てしてしまった場合は、放置せずに早めにポジションを整理しましょう。特に、EAが自動的に建てたポジションや、複数口座を使った裁量取引で意図せず反対ポジションになっている場合は注意が必要です。
まずは、以下を確認してください。
両建ての注意点
- どの口座でどの銘柄を保有しているか
- 買いと売りが複数口座に分かれていないか
- 他業者の口座で反対ポジションを持っていないか
- EAが同じ銘柄を反対方向に売買していないか
意図せず禁止される両建てになっている可能性がある場合は、まず新規注文を止め、ポジションを整理しましょう。すでに取引制限や警告が出ている場合は、取引履歴や状況をまとめたうえでXMサポートへ相談するのが無難です。
悪意がなくても規約違反と判断される可能性がある
「知らなかった」「EAが勝手にやった」という場合でも、取引結果として禁止される両建てに該当すれば、XM(エックスエム)から規約違反と判断される可能性があります。
特に、複数口座や他業者をまたいで同じ銘柄の反対ポジションを持ち、ゼロカットやボーナスの悪用が疑われる場合は注意が必要です。
ポイントとなるのは、トレーダー自身に悪意があるかどうかよりも、取引パターンとしてXMからどう見えるかです。複数口座や他業者を併用している方は、ポジション管理を徹底しましょう。
XMの両建てはばれる?口座凍結・利益取消のリスク
XMTrading(エックスエム)で禁止されている両建ては、ばれる可能性があります。基本的に「ばれない方法」を探すのではなく、禁止される取引を避けることが大前提です。
XMの規約では、アービトラージや不正利用が疑われる場合、取引や損益を無効化し、口座を停止・閉鎖する可能性があるとされています。
禁止されている両建ては取引パターンから疑われる可能性がある
XM(エックスエム)で禁止されている両建ては、取引パターンから疑われる可能性があります。たとえば、以下のような取引です。
疑われる可能性の高い取引
これらは、通常のリスク管理ではなく、制度の盲点を突く取引と見なされる可能性があります。
口座凍結や利益取消になる可能性がある
XM(エックスエム)の規約では、アービトラージ、リスクフリー利益、ノー・ネガティブ・バランス方針の悪用、詐欺的・操作的な取引などが疑われる場合、取引や利益・損失を無効とし、すべての取引口座を一時的または永久に停止できるとされています。
つまり、禁止される両建てで利益が出たとしても、その利益が必ず出金できるとは限りません。場合によっては、利益取消、取引無効、出金制限、口座凍結、口座閉鎖などにつながる可能性があります。
XMで問題になるのは、単に「両建てをしたかどうか」ではありません。ボーナス、ゼロカット、複数口座、他業者、複数人を使い、実質的にリスクを取らずに利益を狙うような取引が規約違反として扱われる可能性があります。
ボーナスやゼロカットを悪用する両建ては特に危険
XM(エックスエム)はボーナスやゼロカットが魅力の海外FX業者ですが、ボーナスやゼロカットを利用してリスクを片方の口座に押し付けるような取引は非常に危険です。
たとえば、ボーナスを使った口座でハイリスクなポジションを持ち、別口座や他業者で反対ポジションを持つような取引です。相場が大きく動いた場合、片方ではゼロカット、もう片方では利益が残る構造になります。
このような取引は、XMにボーナスやゼロカットの悪用と判断され、利益取消や口座凍結、強制退会となる可能性があります。
XMで両建てしたときの証拠金とロスカット
XMTrading(エックスエム)の両建てで最も誤解されやすいのが、証拠金とロスカットの関係です。
FX・ゴールド・シルバーの同ロット両建てでは必要証拠金がゼロになりますが、これは「ロスカットされない」という意味ではありません。スプレッド拡大、スワップの蓄積、片側決済後の証拠金増加などによって、両建て中でもロスカットに近づく可能性があります。
FX・ゴールド・シルバーは同ロットなら必要証拠金がゼロ
XM(エックスエム)では、FX通貨ペア・ゴールド・シルバーで同じ銘柄を同じロット数で両建てした場合、必要証拠金がゼロになります。また、必要証拠金がゼロであるため、証拠金維持率が100%未満でも両建てポジションを建てられます。
XMでの両建て例
| 例 | 状態 | 必要証拠金 |
| USDJPY 買い1ロット・売り1ロット | 同一口座・同銘柄・同ロット | 0 |
| XAUUSD 買い1ロット・売り1ロット | 同一口座・同銘柄・同ロット | 0 |
| USDJPY 買い1ロット・売り0.5ロット | ロット差あり | 差額分に必要 |
| USDJPY 買い・EURJPY 売り | 銘柄が異なる | 通常証拠金 |
| 株式CFDなどその他銘柄の両建て | FX・金・銀以外 | 50% |
| USDJPY 買い1ロット・売り1ロット | |
| 状態 |
同一口座
同銘柄 同ロット |
| 必要証拠金 | 0 |
| XAUUSD 買い1ロット・売り1ロット | |
| 原因 |
同一口座
同銘柄 同ロット |
| 必要証拠金 | 0 |
| USDJPY 買い1ロット・売り0.5ロット | |
| 状態 |
ロット差あり
|
| 必要証拠金 | 差額分に必要 |
| USDJPY 買い・EURJPY 売り | |
| 状態 |
銘柄が異なる
|
| 必要証拠金 | 通常証拠金 |
| 株式CFDなどその他銘柄の両建て | |
| 状態 |
FX
金 銀以外 |
| 必要証拠金 | 50% |
証拠金がゼロになると、証拠金維持率を保ちやすくなるため、含み損を抱えている場面では便利です。ただし、損失そのものが消えるわけではありません。
ロット数が違う場合は差額分の証拠金が必要
同じ銘柄でも、買いと売りのロット数が違う場合は、差額分に証拠金が必要です。
たとえば、USDJPYの買い1ロットと売り0.7ロットを持っている場合、0.7ロット分は両建てとして相殺されますが、残り0.3ロット分は買いポジションとして残ります。そのため、完全に証拠金がゼロになるわけではありません。
初心者がやりがちなミスは、「両建てだから証拠金は全部ゼロ」と思い込むことです。実際には、銘柄、ロット数、口座、取引商品によって必要証拠金の扱いは変わります。両建て前後でMT4 / MT5の証拠金維持率を確認しましょう。
XMのロスカット水準は20%
XM(エックスエム)では、証拠金維持率が必要証拠金の20%まで低下すると、ポジションが自動的に決済されます。また、証拠金維持率が50%を下回ると、MT4 / MT5上でマージンコールが表示されます。
両建て中は必要証拠金が抑えられていても、有効証拠金が減ればロスカットのリスクは残ります。特に、スプレッドが急拡大した場合や、スワップコストが積み上がった場合、証拠金維持率が低下する可能性があります。
両建てポジションであっても、口座の有効証拠金がマイナスになった場合は、ロスカットの対象になるので注意してください。
片側だけ決済すると証拠金維持率が急低下する場合がある
XM(エックスエム)の両建てで最も注意したいのが、片側だけ決済するケースです。
同じ銘柄・同じロット数で両建てしている間は必要証拠金がゼロでも、片方のポジションを決済すると、残ったポジションは通常の単独ポジションになります。その瞬間、残ったポジションに対して通常の必要証拠金が発生します。
たとえば、USDJPYの買い1ロットと売り1ロットを保有している状態で、売りポジションだけを決済すると、買い1ロット分の証拠金が必要になります。口座資金に余裕がなければ、証拠金維持率が急低下し、ロスカットに近づく可能性があります。
両建てを片側だけ解除する前に、有効証拠金、必要証拠金、証拠金維持率、残すポジションのロット数、スプレッドの広がりを確認しましょう。証拠金に余裕がない場合は、片側決済ではなく両方決済や一部決済も検討が必要です。
XMの両建てのやり方と解除方法
XMTrading(エックスエム)で両建てする方法はシンプルです。同じ口座内で、すでに保有しているポジションと反対方向の注文を出すだけです。
ただし、やり方自体は簡単でも、解除の判断は難しいです。両建ては「建てるとき」よりも「外すとき」に失敗しやすい取引です。
両建てのやり方は同じ口座で反対注文を出すだけ
XM(エックスエム)で両建てする基本的な流れは以下の通りです。
XMでの両建てのやり方
- MT4またはMT5にログインする
- 現在保有しているポジションの銘柄を確認する
- ロット数を確認する
- 同じ口座内で同じ銘柄の反対方向に注文する
- 買いと売りのポジションが同時に表示されているか確認する
- 証拠金維持率、スプレッド、スワップを確認しながら管理する
たとえば、USDJPYの買い1ロットを持っている場合、同じ口座内でUSDJPYの売り1ロットを注文すれば、同ロットの両建てになります。
注意点は、必ず同じ口座で行うことです。複数口座を持っている場合、ログインしている口座を間違えて反対注文を出すと、複数口座間の両建てになってしまう可能性があります。
PC版MT4 / MT5で両建てする方法
PC版MT4 / MT5で両建てする場合は、通常の新規注文とほぼ同じ手順です。
PC版MT4 / MT5での両建て方法
- 取引したい銘柄のチャートを開く
- 新規注文画面を開く
- 保有中のポジションと反対方向を選ぶ
- ロット数を入力する
- 注文を実行する
- ターミナルで買いと売りの両方が表示されているか確認する
両建て目的で注文する場合は、ロット数の入力ミスに注意しましょう。同ロットにしたつもりでも、0.1ロットと1ロットを間違えると、証拠金や損益の動きが大きく変わります。
スマホ版MT4 / MT5で両建てする方法
スマホ版MT4 / MT5でも両建ては可能です。基本的な流れはPC版と同じですが、画面が小さいため、口座番号や銘柄、ロット数の確認ミスが起きやすくなります。
スマホ版MT4 / MT5での両建て方法
- MT4 / MT5アプリにログインする
- 保有中のポジション一覧を確認する
- 同じ銘柄を選択する
- 反対方向の注文を出す
- 保有ポジション一覧で買いと売りが並んでいるか確認する
複数口座を持っている方は、現在ログインしている口座が正しいかを必ず確認してください。A口座のポジションを見ながら、B口座で反対注文を出してしまうと、意図せず禁止される両建てになる可能性があります。
両建て解除は片側決済・両方決済・同時決済の3パターン
XM(エックスエム)の両建て解除には、主に3つの方法があります。
両建ての解除方法
| 解除方法 | 内容 | 注意点 |
| 片側決済 | 買いまたは売りの片方だけを決済 | 残ったポジションに通常の証拠金が必要 |
| 両方決済 | 買いと売りをそれぞれ決済 | 両方の損益が確定する |
| 同時決済 | MT4 / MT5の両建て解除機能を使う | 操作前に対象ポジションを確認 |
| 片側決済 | |
| 内容 | 買いまたは売りの片方だけ決済 |
| 注意点 | 残ったポジションに 通常の証拠金が必要 |
| 両方決済 | |
| 内容 | 買いと売りをそれぞれ決済 |
| 注意点 | 両方の損益が確定 |
| 同時決済 | |
| 内容 | MT4 / MT5の両建て 解除機能を使う |
| 注意点 | 操作前に対象ポジションを確認 |
両建てポジションの片側だけを決済する場合、残ったポジションの必要証拠金が復活します。証拠金維持率が低い状態では危険なので、解除前に必ず証拠金状況を確認してください。
MT4 / MT5の両建て解除機能を使う方法
MT4 / MT5では、両建てポジションを同時に決済する機能を使える場合があります。XM(エックスエム)のMT4 / MT5で両建てポジションを右クリックし、「注文変更または取り消し」から注文種別で「両建て解除」を選択することで、一括決済が可能です。


同時決済を使うメリットは、買いと売りをまとめて整理しやすいことです。片側だけを決済するよりも、意図しないポジションが残るリスクを抑えやすくなります。
ただし、操作画面や端末によって表示が異なる場合があります。対象ポジションを間違えると、残したくないポジションが残ってしまったり、残したいポジションが決済されてしまう可能性があるため、決済前に銘柄、ロット数、損益を確認しましょう。
スプレッド拡大時の解除は避ける
XM(エックスエム)で両建てを解除するタイミングは、スプレッドにも注意が必要です。経済指標発表時、早朝、週明け、年末年始、流動性が低い時間帯はスプレッドが広がりやすくなります。
スプレッドが大きく広がっている時に片側を決済すると、想定より不利な価格で約定し、残ったポジションの損益も急変する可能性があります。
特に、含み損を抱えている状態で両建てしている場合、解除タイミングを間違えると、損失が再び拡大します。両建ては、建てた瞬間ではなく、解除した瞬間に本当の判断力が問われる取引です。
XMの両建てに向いている口座タイプ
XMTrading(エックスエム)で両建てを使う場合は、口座タイプごとの取引コストを確認しましょう。両建てでは買いと売りの両方を持つため、スプレッド、スワップ、取引手数料の影響を受けやすくなります。
結論から言うと、コスト重視ならKIWAMI極口座、ボーナス重視ならスタンダード口座・マイクロ口座、低スプレッド重視ならゼロ口座が候補になります。
KIWAMI極口座はコストを抑えやすい
XM(エックスエム)のKIWAMI極口座は、低スプレッド、取引手数料無料、スワップフリーが特徴の口座です。
両建てでは、買いと売りの両方を持つため、取引コストが積み上がりやすくなります。そのため、スプレッドやスワップを抑えやすいKIWAMI極口座は、両建てと相性が良い口座タイプです。
ただし、KIWAMI極口座は入金ボーナスの対象外です。ボーナスを活用したい方には向きません。コストを抑えたいのか、ボーナスを重視したいのかで選びましょう。
スタンダード口座・マイクロ口座はボーナス重視向け
XM(エックスエム)のスタンダード口座とマイクロ口座は、ボーナスを活用できる口座タイプです。両建てを試したい初心者や、少額から取引したい方にも扱いやすい口座です。特にマイクロ口座は取引サイズが小さいため、両建ての仕組みを理解する練習にも向いています。
一方で、KIWAMI極口座と比べると、スプレッドやスワップの負担が大きくなります。長期で両建てを保有するよりも、短期的なリスク管理として使う方が現実的です。
ゼロ口座は手数料込みで判断する
XM(エックスエム)のゼロ口座はスプレッドが狭い一方で、取引手数料が発生する口座です。また、XMの特徴であるボーナスも利用できません。
両建てでは買いと売りの両方を持つため、取引手数料の影響を受けやすくなります。短期売買でスプレッドを重視する場合には選択肢になりますが、手数料込みの総コストで判断しましょう。
XMポイント目的の両建ては避ける
XMポイント(XMP)を目的に両建てを繰り返すのは避けるべきです。スタンダード口座ではXMPを獲得できる仕組みがありますが、ポイント獲得だけを目的に不自然な両建てを繰り返すと、制度の悪用と判断される可能性があります。
両建ては、相場リスクを一時的に管理するための手段です。ポイントやボーナスを増やす目的で使うのではなく、必要な場面だけに限定しましょう。
XMで両建てを活用しやすい場面
XMTrading(エックスエム)の両建ては、正しく使えばリスク管理に役立ちます。ただし、利益を保証する手法ではありません。両建てを使う場合は、目的と出口を決めてから行いましょう。
含み損を一時的に固定したいとき
保有中のポジションが急に逆行した場合、同一口座内で反対ポジションを建てることで、含み損の拡大を一時的に抑えることができます。
たとえば、USDJPYの買いポジションを持っている状態で、急に円高方向へ動いた場合、同じ口座内で売りポジションを建てると、それ以上の損益変動を抑えやすくなります。
ただし、両建てしただけでは損失は解消されません。相場が落ち着いた後に、買いを残すのか、売りを残すのか、両方決済するのかを判断する必要があります。
長期ポジションを残しながら短期売買したいとき
両建ては、長期的には上昇を見込んで買いポジションを持っているものの、短期的に下落しそうな場面でも有効な戦略です。このような場合、同じ口座内で短期の売りポジションを持つことで、長期ポジションを残したまま短期的な下落リスクを調整できます。
ただし、短期売買のつもりで建てた反対ポジションを長期で放置すると、スプレッドやスワップの負担が増えます。両建てを始める前に、どの価格で解除するか、どの時間までに判断するかを決めておきましょう。
相場急変時に判断時間を作りたいとき
経済指標発表や要人発言、地政学リスク、週明けの窓開けなどでは、相場が急変することがあります。すぐに損切りすべきか判断できない場合、同一口座内で反対ポジションを持ち、一時的に損益を固定することが可能です。
ただし、急変時はスプレッドが広がりやすく、約定価格も想定から大きくずれる可能性があります。両建てを使えば安全というわけではないため、ロットを抑え、証拠金に余裕を持って取引しましょう。
XMで両建てをするデメリット・注意点

XMTrading(エックスエム)の両建てにはメリットがありますが、デメリットもあります。特に初心者は、両建てを「安全な逃げ道」と考えすぎないように注意してください。
スプレッドが買いと売りの両方で発生する
両建てでは、買いポジションと売りポジションの両方を持つため、スプレッドコストを意識する必要があります。特に短時間で何度も両建てを繰り返すと、スプレッド負担が積み上がりやすくなります。
スプレッドが広がる時間帯に両建てを建てたり解除したりすると、想定以上にコストがかかることがあります。両建ては、取引回数が増えるほどコスト負けしやすい取引でもあります。
長期保有ではスワップポイントの負担が大きくなる
両建てを長期保有すると、スワップポイントの影響を受けます。買いと売りの両方を持っていても、スワップが完全に相殺されるとは限りません。基本的には、合計でマイナスになるようにスワップポイントは設計されています。
通貨ペアによっては、買いと売りのどちらもマイナススワップになる場合ありますので、長期で両建てを保有する場合は、日々のスワップコストを必ず確認しましょう。
損切り判断を先送りしやすい
両建ての大きなデメリットは、損切り判断を先送りしやすいことです。
含み損が出たときに反対ポジションを建てると、損益の動きはいったん落ち着きます。しかし、その後の方針を決めていなければ、結局どちらも決済できず、スプレッドやスワップだけが増えていく可能性があります。
両建てを使う場合は、以下を事前に決めておくことが大切です。
両建て前に決めておきたいポイント
- いつ解除するか
- どちらのポジションを残すか
- 損失がどこまで広がったら両方決済するか
- どの時間帯では解除しないか
- 証拠金維持率が何%を下回ったら撤退するか
両建て中でもロスカットされる可能性がある
両建て中でも、ロスカットされる可能性はあります。特に、証拠金維持率が低い状態でスプレッドが急拡大した場合や、片側だけ決済して必要証拠金が復活した場合は注意が必要です。
XM(エックスエム)のロスカット水準は20%です。証拠金維持率が20%まで低下すると、ポジションが自動的に決済されます。
両建てはロスカットを一時的に避ける助けになることがありますが、ロスカットを完全に防ぐ方法ではありません。
XMの両建てはルールを守ってリスク管理に活用しよう
XMTrading(エックスエム)では、同一口座内での両建てが認められています。FX通貨ペア・ゴールド・シルバーで同ロットの両建てを行う場合、必要証拠金はゼロになるため、含み損を一時的に固定したい場面や、相場急変時に判断時間を作りたい場面で活用できます。
一方で、複数口座、他業者、複数人、EAによる意図しない別口座間の両建てには注意が必要です。XMの規約では、リスクフリー利益、他者と連携した内部ヘッジ、ノー・ネガティブ・バランス方針の悪用などが疑われる場合、取引や損益を無効化し、口座を停止・閉鎖する可能性があるとされています。
XMの両建ては必勝法ではありません。証拠金、スプレッド、スワップ、解除時のロスカットリスクを確認しながら、ルールを守ったリスク管理の一部として活用しましょう。
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